2010-01-19
Perfume DVD をプレゼント!
アイドルとは何か? ある社会学者の方からもらった年賀状のなかに、年末にアイドルのコンサートへ出かけて、そこには社会学的に考察すべき事柄がたくさんあったと記されていた。たしかにジャニーズをはじめ日本のアイドルってもっと論じられるべき、まさにジェンダーとセクシュアリティの交叉する現象だと思った。
考えてみれば、これまでエフメゾの音楽特集でアイドルというのはやったことがなかった。伏見ママはもともとそんなにそっち方面が好きではなかったのと、やはり音楽としてバカにしているところがあったので考えもしなかった。なので、1/20(水)のエフメゾはひばりから Perfume まで日本の歌謡史を飾ったアイドルたちの音源を集めて、勉強してみることに。
だけど、iPODにそれを入れている間、「でもこの人ってアイドルかなあ」とその線引きに首を傾げることしばし。例えばグループサウンズ。タイガースとかテンプターズ(←古い)っていまでいうところのジャニーズみたいなものだろうか、とか、初期の和田アキ子や竹内まりあはアイドル枠だったのかとか、尾崎豊は社会派ヤンキーのアイドルだったのかもとか、あるいは高峰秀子(←知っている人自体いないかも)などは当時どうだったのか……とか。
伏見はあまり歌謡曲や芸能界に興味を持たずに生きてきたので、謎がいっぱいで関心が尽きない。最近のPerfumeもなんであんなに若いゲイたちに人気なのかよくわからなくて、昨日なんか寒い中、新宿の街頭で上映されていたライブDVDを30分を見て過ごしてしまった(笑)。あとで若い子に聞いたら、彼女たちのライブってもう口パクであることは織り込み済みで楽しみに行くんだってね。つまり観客も「アイドル現象」の一部になることを再帰的に楽しむ空間なのだと。うーん、すごい、そういう時代なのか!
ここ数日聴いていてわかったのは、アイドルが数年で消費されてしまう存在であることはたしかだが、時代を超える大スターは大抵、若いときにアイドル的な存在でもあったという事実。石原裕次郎しかり美空ひばりしかり、ビートルズしかり。アイドルって奥が相当深い……。みなさんのご意見もお店で伺いたいです。
というわけで、1/20(水)のエフメゾのアイドル特集をお楽しみに! そして、今回、伏見の研究用に購入したPerfumeのライブDVD『直角二等辺三角形TOUR』を一名にプレゼントします(太っ腹!←ただのデブではない伏見ママ)。終電前までのどこかで、お客様とママのジャンケン大会で決めますー。
営業はカフェタイム(17:00-19:00)からです。今週もハヤシライス、カレー、おでんを用意してお待ちしております!
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