2006-06-14
日々営業
『男子のための恋愛検定』の書店営業に行ってまいりました。新宿、池袋、渋谷と、編集者と営業の女史二人と回り、書店員さんにポップを渡し、サイン本をつくり、現場の声を聴かせていただきました。本というのはあくまでも商品なので、誰がどういう動機で購入しているのか、書店でどんなふうに手に取られているのか、それを知ることは書き手にとっても勉強になることです。独りで書いていると、どうしても作業が自己満足に陥りがちですから、こういう機会は非常に大事だと思っています。
意外なほど書店員さんたちが拙著を読んでくださっていて、恐縮しました。本当に彼ら、彼女たちは本を売ることに真摯です。中には学生時代から伏見の本を読んでくれていたという担当の方もいて、感動しました。伏見のように細々と出版活動をしていると、自分の書いたものが誰かに読まれているという実感を持ちづらいのですが、たまにこうした声を聴くと、あぁ、ちゃんと届くところには届いているのだなあ、と安心します。おかげさまで充実した一日を過ごすことができました。