2007-04-21

昨日書けなかったので

今書いてます。

いい天気ですねー。かれこれ25時間外の空気に触れてない僕ですが、やはりぽかぽかと天気がいいと気分がいいですね。今日はこの後人間学アカデミーでの講義の準備や受付の仕事が控えておりますので、どちらにしろ外には出るのですが。

<復活プチ用語?集>※間違っていることがあればドシドシご指摘お願いします!

本の問屋さんである取次さん。よく名前の知られるような取次さんは様々なジャンルの本を広く総合的に集めて管理し、書店さんの注文を受けて本を出します(ちょっと表現としてはおかしいというか若干違う気もしますが…この辺りもいずれ書きます)。しかし、取次さんの中には理工系や医療系など、専門に特化した本を中心に集めている「専門的取次」とでも言うべき取次さんもあります。

書店さんの多くは一つの取次さんとしかお付き合いがないことが多い、というより総合的に本を集めている取次さんの一つと契約していれば大概の本は手に入りますし、取次さんとお付き合いをするには契約保証金というものを支払う必要があり、複数の取次さんとお付き合いすることにあまりメリットがないのです。

とはいえ複数の取次さんとお付き合いをする書店さんも中にはあって、その多くは「総合的取次」と「専門的取次」を組み合わせて利用しています。「専門的取次」のメリットは、専門的すぎて総合的な取次では扱っていなかったり、取次在庫に存在せず、版元に注文しなければならない書籍でも常に取次在庫として押さえているので、早く確実に書店に届く可能性が高まる訳です。例えば医大の近くにあれば単純に医療書籍は充実させたいなどと考えるでしょう。頻繁に医療書籍を入れたいのでそれ専門の取次さんとお付き合いしておけば、売りたい商品をより確実にゲットすることが出来る訳です。もちろん契約保証金が「専門的取次」にも支払われる訳ですが、なかなか手に入らない専門的な本を充実させることが売り上げにつながる立地であったり、ポリシー、方針がある書店さんにとってはメリットの方が大きいのです。

さて、そういった「総合的取次」と「専門的取次」を組み合わせて利用している書店さんから版元へまとめて注文が来た時に、「●●の本はこっちの取次に搬入してください、▲▲の本はあっちの取次にお願いします」、といった形で受ける場合があります。これはどちらの取次でも扱っている本だとしても、掛け率(仕入れ値)が違うことがあるので、もちろんよりお安く手に入るところを利用したいという理由からなのです。