2005-04-18
休日の過ごし方[木村の場合]
土曜日、高校時代の友人宅に不幸話を聞きに行く。
大筋の話は電話で聞いていた上に、中途半端な不幸具合だったので、話の途中で「ごめん、ちょっと寝ていい?」と言って、ベッドを借りて仮眠を取る。起きたら、彼女が夕飯を準備してくれている。まったく手伝わずにベッドから「コショウ、入れすぎないでねー」とかぐだぐだ言って、出来上がったら、会話もせず、一気に食す。食後も「いやー、人んちはいいねぇ。片付けしなきゃとか洗濯しなきゃとか思わなくていいから」とか言いながらうだうだ。共通の友人に電話をして、「あんた、今何してんの? あ、ついに就職したおめでとう」とか、「誰それは、結婚したよ」とか、「誰それは、どこで何してるか」とか、うだうだ続行。高校時代の友人だけに、高校時代に自分が好きだった人にしばし思いを馳せ、きゅんとする(一人の世界)。
もう帰らなきゃ、と突然、帰り支度をする私に友人は一言、「今日は来てくれてありがとう」。そうやって、こんな私に「ありがとう」とか言っちゃうから、抱えなくていい不幸まで抱え込むんだこの子は、とか思う一方、不幸話を早々に打ち切り、放漫の限りを尽くした自分に、ちょっとだけ反省。ごめんなさい。