2005-10-18
ライブ・レビュー
みなさん、音楽かと思うでしょうが、どっこい、違います。
「笑い飯全国ツアー・東京公演」。
チケットがとれなかったため、ヤフオクで落札までして、行ってきました。
なにげに彼らのライブは、今年だけで、既に5回目です。
今回は、いつものライブよりネタの数が少なく、写真にコメントしたりするコーナーが間延び気味で(……つまり、あんまりおもしろいこと言えてなかった)、全体としては、ちょっと食い足りない感じでした(あれ、写真用意した人のセンスが悪いな、芸人ゴロシ)。
ゲストには、トータルテンボスが来てました。彼らのネタは、好きじゃないし、全然おもしろいと思いませんが、彼ら(特に左側)のフリートークは、よかったです。多分、頭の回転が早い人なんでしょう。が、私は、笑い飯+トータルテンボスという組み合わせも本年2回目。これは、もう食いあきた。
と、全体の構成としては、いまいちだったんですが、(笑い飯の)ネタは、さすがでした。今回も新ネタのみで、ネタのストーリー(内容)もわりと練られていて、満足。手をたたいて大笑いしてきました。
ただ、ライブに行ってきての実感ですが、今年のM-1でも、笑い飯は優勝できない、ことを確信。ネタでコアなところ、新たらしいところ(何がおもしろいかわからないけどおもしろい、みたいなところ)を狙うのはいいが、ちょっと、あれでは大衆は巻き込めない、と思いました(金払ってライブに来るファンは巻き込めても)。笑い飯の狙いと大衆が受ける幅のゆがみが、おもしろいのに「超メジャー」になりきれないゆえんかと。
でも、きっと、それは、ネタが悪いとかじゃなく、人間の器の問題、な気がしてきました。ダウンタウンだって、何がおもしろいかわからないけどおもしろいみたいなことはやってたと思うんです。つまり、笑い飯は、「超メジャー」になりきれない器なんじゃないかと……。あ、でも大ファンですよ。
今後もライブに通い、定点観測を続けようと思います。