2018-10-19

ちょっと前に観た映画『判決、ふたつの希望』

公開前から、Yahoo! JAPANのおすすめ記事で紹介されていたのを読んで、面白そうだなと思っていていた『判決、ふたつの希望』という映画をちょっと前に観に行ってきました。公開日をすぎて劇場を調べたら東京では有楽町しかやっているところがありませんでした。。
ジアド・ドゥエイリ監督は、レバノン出身です。レバノンの内戦やパレスチナ難民の問題を背景に、キリスト教徒で右派政党支持のレバノン人の住民と、パレスチナ難民で違法建築補修工事の現場監督が、ベランダから水をかけた、立ち去り際に悪態をついた、といった小さな諍いおこって話がこじれて裁判になり、それがマスコミに取り上げられて右派と難民の対立を煽利、国中を巻き込んだ騒動になります。裁判は加熱して、当事者二人の気持ちに反してお互いに公にしたくないこと思い出したくないことを晒されてしまったりしながら、いよいよ判決の日を迎える、といったようなストーリーです。
どちらかが一方的に善でどちらかが一方的に悪ということではない、お互いに相容れない背景を持っていても個人として認めあうことができるかというようなお話なのかなと思います。
英題はThe Insult、直訳すると「侮辱」。裁判のもととなる諍いは侮辱が発端になりました。邦題の「ふたつの希望」が結局なにを指しているかはちょっとピンと来ませんでした。判決後二人に和解の気持ちが見えたよってことなのかな??
10月になって都内の上映館も増えたみたいです。
今度気になっている映画は『運命は踊る』。なんか中東の作品ばかりですが。これも有楽町か新宿しか上映していない。。