2014-10-27

東京国際映画祭、開催中

昨年は行けなくて残念だったので
今年は発売日にチケットをゲット!

24日に
エドモンド・ヨウ監督の「破裂するドリアンの河の記憶」(マレーシア)
ケヴィン監督の「壊れた心」(フィリピン=ドイツ)

25日に
キム・ドンフ監督の「メイド・イン・チャイナ」(韓国)
コンデート・ジャトゥランラッサミー監督の「タン・ウォン~願掛けのダンス」(タイ)

を鑑賞した。
映画祭のいいところは、観賞後に監督や出演者が出てきて
Q&Aをやってくれるところ。
その国の社会的背景や、監督の思惑、意図なんかがわかっておもしろい。

24日の「壊れた心」では、上映前に監督はじめ、
撮影、俳優、プロデューサーが出てきてあいさつ。
映画の内容もぶっとんでたが、製作陣もかなりすごかった。
特に、名前だけで見ようかと思える巨匠の撮影監督/クリストファー・ドイルさん。
登場したとたんに客席にお菓子を配り歩き、なくなったら
ティッシューケースからティッシュを配り歩くなど、
私のイメージに相反して、おちゃめな方で、驚きました。
映画は、浅野忠信さん主演の逃避行形ラブストーリーなんだけど
全編ほぼセリフがないので、考えるより、感じる映画でした。

25日は、これまた韓国の巨匠、キム・ギドク監督が
「メイド・イン・チャイナ」の脚本を担当したということで
Q&Aに登場し、めちゃくちゃ感激。
映画は、「養殖うなぎをめぐって食の安全を問う」という社会派映画なのに、
年上女性と年下男性の同情愛がサブストーリーとして描かれ
エンターテイメントとしておもしろかったです。
監督のキム・ドンフさんが、
「脚本を書いたキム・ギドクさんの見ている世界と、私が見ている世界は違う。
映画を撮るときは、そのズレをどう近づけようかということが大変だった」という
ようなことを言っていたのが印象に残りました。
この映画、ぜひ公開してほしいです。