2012-07-06
全面スミベタの罠
先週、春川ナミオさんの『絵物語 ドミナの園』を入稿しました。
この本、中は全面スミベタで、見開きに絵と物語が一つずつ入っているデザインなのですが、入稿後、印刷所の方から連絡があり「マズいです」と。
話を伺うと、全面スミベタなので
・接着剤が紙に浸透しないので、通常の製本では耐久性が確保できない。カガリ製本にする必要がある。
・紙が乾くのに通常よりも時間がかかる。
・インク代も追加でかかる。
とのこと。
ノドの部分をスミベタなしにする手もあったのですが、3mmは確保する必要があるということだったので、
断念。
結局コスト増と工程増=スケジュール遅れが出てしまいました。
反省しています。
事前に「大丈夫かな?」と気づけるようになりたいものです!