2012-03-15

久々の美術館

先週末まで原美術館でやっていた
ジャン=ミシェル・オトニエルの「マイウェイ」展に行ってきました。

オトニエルは、フランスの現代美術家です。
クリスマスのオーナメントみたいな、ビビッドな色のまるいガラスを
たくさん組み合わせて、ちょっと宇宙的な不思議世界を展開します。
単体で見ると乙女チックでドリーミーなのに、
引きで眺めると幽玄な雰囲気になる作品群がすてきです。
中でも、展覧会のポスターになった「涙」の美しさは感動モノ。
水とガラスの相性って本当にいいです。
屈折という現象が自然界に存在していて、本当によかった…!

ガラスを使った作品以外に、
蜜蝋を丸めて壁に投げつけて、つけまつ毛や義眼を埋めてみたよ!とか
アルミで輪っかをつくって、蜜蝋の乳首と組み合わせてみたよ!
みたいなシリーズもあるのですが、
あまりにも深遠過ぎて私には理解できませんでした…。
あ、乳首シリーズは一見お花畑みたいでかわいいのですが。
修業が足りませんね。

会場は最終日ということもあって激混み。
子ども向けワークショップを開催していたからか、
幼稚園前くらいの小さい子が多かったのが印象的でした。

ちなみに、原美術館には大好きな木彫家・須田悦弘の作品が
常設されていて、私にとっては一粒で二度おいしい美術館です。

ゆっくり美術館に行くのは久々で、
天気も良かったし、いい週末でした。