2011-09-08

トーハンの返品可否登録

いよいよ「ジュン」シリーズ完全復刻第一弾『ジュン 0─石ノ森章太郎とジュン』
『ジュン 1─章太郎のファンタジーワールド ジュン』が来週発売です。
たくさんご予約いただいて嬉しいです。

新刊委託配本をしていないので、通常の新刊よりも書店着にバラつきが出てしまいますが、
事故がなければ遅くても16日(金)くらいにはご注文いただいた書店さんに届くと思います。
カッコイイ装丁なので、書店に並ぶのが楽しみ。

『子供がケータイを持ってはいけないか?』も9/14(水)発売です。
子供とケータイにまつわる最新事情を取材。
こちらも類書がない本なので、さりげなく期待の一冊。
小学生が5人に1人、中学生が2人に1人、
高校生はほぼ全員がケータイを持っているそうです。
私は思ったより持ってないんだなと思いました。
お子様がいらっしゃる方は本書を参考にしていただければ。

今回、トーハンさんへの新刊見本出しの時に
ひとつ今まで誤解していたことに気が付きました。

それはトーハンの返品可否登録。

トーハンさんは新刊見本を提出する際に返品可否登録用紙というものを提出します。
個別の本に対して「返品可」「委託期限終了後返品否」
「返品条件付(返品可能期間を設定できる)」「返品否」の選択肢が選べます。
(報奨金の有無やセット品の分売についての項目もあります。一応。)

で、私はこれはあくまでもトーハン→出版社への返品取り決めだと
ずっと思っていたのですが、書店さんからの返品についての設定みたいです。

まっすぐに考えればそりゃそうなのですが、
返品は原則委託期間のみ・注文品は買切で返品不可が基本ルールなので、
本一冊ごとに返品受けるかどうかというのは
建前からして聞きはしないだろうと思い込んでいました。

取次すべてがそうではないのですが、トーハンさんの場合は、
書誌マスタに返品の可否項目があるそうで、新刊だろうと注文のみだろうと、
返品可否登録用紙に登録された返品条件を単品ごとに設定してフラグを立てているそう。
こりゃすごいぜ。

そうすると、弊社の場合はいつも返品可ですから
トーハンさんでは逆送は起こらないはずなのですが、
実態はどうなんだろうか。その辺りも知ってみたいところです。

このエントリへの反応

  1. こんにちは!
    先日の「相生の里」での映画と本のイベントではお世話になりました。
    某チェーン栃木店舗の書店員です。

    ポット出版さんといえば最近ではトロさんとマグロさんの本。
    あれはわたしが発注したですよ!

    今後も良きあつきあいを、お願いいたします~♪

  2. コメントありがとうございます。ポットの尹です。
    過日はお世話になりました。

    『朗読者』、面白いです。
    最初の「衝撃の事実」までは読みました。
    続きが楽しみです。

    直接発注もいただいていたのですね。
    面白い本なので、貴店でも売れてくれているといいのですが。

    ぜひ今後とも宜しくお願いします!!