2010-10-06

新人33日目 イベントに行く

今日は、私がお手伝いできることがほとんどない状態で、
「雑用仕事」を探すものの、これがなかなか難しい。

「仕事は自分でつくるもの」
社長が言っていた印象深いことばの中のひとつ。
自分のために仕事をするのはもちろんだが、
誰かの役に立つこととか、自分が所属する会社の利益につながることとか、
具体的に何が出来るだろうと、ぼんやり考える時間があるほど、
何をしたらいいのかわからない半日だった。
結局、洗濯や整理整頓しか出来なかった。家事か。会社は家か。

夕方からは『お前の1960年代を、死ぬ前にしゃべっとけ!』刊行記念イベントに客として参加すべくジュンク堂新宿店に行ってきた。
1981年生まれの批評家・荻上チキさんと元東大全共闘・駒場共闘会議のリーダー加納明弘さんの対談イベント
感想はというと、予備知識まったくないしバカなので案の定、よくわからなかった。
ただ、私が通っていた大学の校舎は大学闘争の基地だったらしく、語り草にされていた。
文芸棟には開かずの間があって、紛争で命を落とした学生の幽霊が閉じ込められているとか、
全敷地に張り巡らされた地下通路は、すべての棟を自由に移動するために作られているとか、
レーニンの肖像がどこかに隠されているとか。
現在、かつての校舎は取り壊され、新校舎が完成している。
在学中に取り壊し工事があり、旧校舎のどんよりした雰囲気が好きだった私はとても名残惜しかった。
ある日の休み時間、崩壊していく校舎をいっしょに眺めていた友人が、
骨が出てきたらしいよと冗談を言ったのを思い出した。

私の父親は62歳なので、学生運動真っただ中に大学生だったのかな。
どんな雰囲気だったのか今度聞いてみようかな。
『お前の1960年代を、死ぬ前にしゃべっとけ!』も読もう。