2004-10-22

耳鳴りと補聴器

耳鳴りは相変わらず鳴っていますが、甲田先生がおっしゃったように、運動をし、最後に頭をぶるぶる振動させる機械での動きを終えたすぐ後は、聞こえが少し良くなっています。でも持続しないのですが、先生いわく、それが徐々に聞こえる時間が長くなってきて、最後にはず〜〜と続くとのこと! なので、せっせとマシンで頭をぶらぶらさせています。私が前にディスカウントショップのアルディで購入したマシンは、本当に優れもので、金魚運動と頭ぶらぶらができるので重宝しています。金魚の方は、まずは自分でしっかりやった後、楽をしてマシンを使って15分ほどぼーっとしながら身を任せているという方法。これがなかなかリラックスできていいのです。マシンに感謝して使っています。毎日こなすメニューの中の、ほんの少しの手抜き・・・。これ、私にとっては案外大事かも・・・。(単なる怠け者?)

さて、補聴器のコーティングですが、ベルリンの補聴器ショップは沢山あるのですけれども、どこもみな敷居が高く感じられ、特にクーダムあたりのショップには、入りづらい違和感がありました。以前に入って電池のことを聞いたら、つっけんどんな答えが返ってきて、確かに私はすでに補聴器を買った人間で、しかもそのショップで買ったのではないので、そういう態度をされても文句は言えず・・と、弱気になっていたのがいけなかったと反省。それで、時々行っているショップがツェーレンドルフにあります。ここは、部品をとりかえてもらったりしたので、高額ではないものの、一応は私もお客さんかな、という気分でいられて、入りやすいのです。それでも、いつも混雑しているので、なかなかこちらのリクエストを伝えることができず、もじもじしていました。今日行ってみると、やはり補聴器を購入される老夫妻が熱心に女性の店員さんと話し込んでいて、他の店員さんはいなかったので、声をかける勇気がなく・・・しっかり45分も待ちました。でも、長く待っても、どうしてもコーティングしてもらいたかったのです。

私の番になって、事情を説明しました。若い店員さんは、技術者でもいたようで、すぐに「わかりました、少々お待ちくださいね。」と言って、私の右の補聴器を持って奥に入ってしまいました。10分もしないうちに戻ってきて、「さぁ、試してみてください。たぶんもうピーピー鳴らないと思いますよ。」と言いました。あら! 本当だ!!ちょっと触ったりすると、まだ少し鳴るようなのですが、前に比べたらほとんどといっていいくらい鳴りません! (というか、そう店員さんが言ったのです。動かしても全く鳴っていませんよ、と)感動〜!! 
「でも、これはあくまでも応急処置なので、もしもまた鳴り出したら、耳の形が変わってきているということなので、やはり耳栓の部分を作りなおす必要がありますね。」と、キコエさんの中さんと同じアドバイスをくださいました。しばらく様子をみることになり、お支払いをしようとしたら、無料だったのです!! 「え〜! こんなに親切にしていただいて、無料なのですか!?」 「これはサービスですから、よろこんでさせていただきました。もちろん無料ですよ!」ですって!! そのショップで補聴器を買ったわけでもないのに、ここまで親切にしてくださるとは!
ああ、本当にありがたいことです! 沢山お礼を行って家に帰りました。
雨が降っていたけれども、行きも返りも歩きました。往復およそ1時間!
私は頑張りました。雨の日のお散歩・・・。

そのショップでは、補聴器用の電池もウィンドウに飾ってあり、誰でも簡単に買えるようになっていました・・・。これからは、電池もベルリンで購入できるかな? びくびくしないで、ベルリナーの厚意に感謝して、幸せだな、と感じたひとときでした。