2004-10-26

ピナ・バウシュ・フェスティバル

行って参りました! ヴッパータールという街を拠点にして、世界的に活躍している振付師、ピナ・バウシュ率いるタンツテアター(舞踏団)を観に行きました。前にもお話しましたように、そこで私の友だちのナイヨンが踊っているのです。前にも登場しましたけれど、彼女のママがとっても美味しいキムチを作ってくれましたっけ・・・。

ピナ・バウシュのタンツテアターが、今年で30周年を迎え、大掛かりな祭典を行ったのですけれども、実は25周年記念は私も取材しましたが、世界各国のピナの友人であるアーティストがお祝いに駆けつけ、それはそれは素晴らしい祭典でした。今回も素晴らしかったのですけれども、残念なことにヴッパータール市の予算があまりなく、隣の大きな都市であるエッセンやデュッセルドルフでも公演をし、3つの市にまたがって計3週間のお祭りを展開したのでした。そんなこともあって、5年前よりは海外のアーティストを招待することはできなかったようです。

メインはタンツテアターによる作品の公演で、3週間のうちになんと16作品も公演したのです!! その他、例えば日本からは京都のアート集団「ダムタイプ」などが客演し、盛り上がったようです。私はラスト3作品を観に行っただけなのですが、それはそれは、夢見るような素晴らしいひとときでした・・・。それに、ナイヨンのすまいに泊まって、時間の許す限りおしゃべりをして、さらなる友情も深めることができました。

最終日には、金魚が泳いでいるシーンを映し出す舞台上のスクリーンの前で、ピナがソロの踊りを披露しました。うっとり・・・・。もう、ピナの踊りには、彼女しか達成しえない卓越した芸術の香りが漂っていました。優雅な動きの中の、優しさと激しさ、光と影・・・・。その場の空気をも変えてしまう、マジカルで天才的な、それはそれは深みのある踊りなのでした・・・。
ナイヨンも、3作品のうち2つに出演し、身内同然の私は嬉しい嬉しい! もっちろん素晴らしい踊りでした。ナイヨンのダンスは、なんともエレガントなのです。手足が長いし美しい顔立ちをしているので、なんだか見ていてこちらがふうわりとした気持ちになって、やっぱりうっとり・・・。私にとっては、本当に最高の3日間でした。ナイヨンは、パリで会った時より耳の聞こえが良くなっている、と言ってくれました。それも嬉しい言葉でした! さらに前向きに生菜食Bを極めようという気持ちになりました。

さて、コーティングした補聴器ですが、残念なことにまた激しく鳴り出しました。耳の形がどうにかなっているのでしょうか・・・。よくわかりませんけれども、とにかく鳴るので、これでは仕方がありません。
覚悟を決めて、今週中にでも補聴器のショップに行って、新しい耳栓を作ってもらうことにしました。お値段を聞いてみたら、やはり日本よりドイツの方が高いです。しかも本当にちゃんとした耳栓ができるのでしょうか・・・などと、ちょっぴり心配・・・。でも、大丈夫だと信じて、明日にでも補聴器のショップに行ってきます。

3日間の食事ですが、ナイヨンが気遣ってくれたので、大脱線にはなりませんでした。ルコッタ・ペーストのペンネとサラダ、ナイヨンお手製のキムチ、ナイヨンのママの手作り漬物など、あっさりした野菜の食事
がメインでした。一度は私が野菜カレーを作り、ご飯で食べました。(最終日にパリからAさんもやって来たので、3人で食べたのです。)
朝食は私は抜いて、ナイヨンは小ぶりのトーストを1枚、はちみつをつけて食べていましたが、ダンサーって本当に過酷な職業だと思うので、それくらい大丈夫な気すらしました・・・。(わかりませんけれども・・・)
打ち上げパーティにも参加させてもらえて、Aさんや、デュッセルから来た友だちのTちゃんも大喜び! ナイヨンの優しさに、みんなで感激し、感謝したのでした。ありがとう〜〜ナイヨ〜〜ン!
来年の6月には、東京公演があります。ナイヨンも踊るので、ご興味のある方はぜひご覧くださいね。

ベルリンに戻って来て、早速青汁の野菜を買いにマーケットに走りました。美味しかった〜〜〜!! やっぱり青汁はいいですね!! 飲むと気持ちがしゃきっとします。
息子も3日間野菜の少ない食生活だったようなので、文句も言わずに一気飲みしていました。

このエントリへの反応

  1. お疲れ様でした。日本でもピナ・バウシュさんの公演があるそうですが、楽しみにしています。生菜食頑張ってくださいね!