2005-10-04
秋休み
息子の秋休みが始りました。それにしても、ギムナジウムは勉強が他の学校より厳しいと聞いていたのですが、息子が家で真面目に勉強している姿を見たことがありませんし、お休みばかり！今度も、秋休みということで、なんと10月1日から16日まで学校がありません！（週末を入れたのでそうなります）息子はすっかりお休みモードでリラックスして、ベッドの脇に漫画をたくさん置いて、ごろごろしながら読んでいますし、そうかと思えば友達が来て遊び、その後はその友だちに家に行って遊んでいるようです。朝から晩まで遊んでおります・・・。ドイツでは、休みの日にしっかり勉強している子供はいません。塾に通っている子供は、学校の補習として行くので、さらに優秀になりたいために行くというニュアンスではないようですし（全ての子供がそうだという訳ではありませんが）、本当にどの子供も遊び呆けております・・・嗚呼。
でも、そういう時こそ親子の会話ができるチャンス！そう思って、私は食べもしないブランチを息子用にセッティングし、一緒にテーブルについておしゃべり。「マクシィのママがね、パパに内緒で馬を買ってしまったんだって。そうしたらパパが猛烈に怒って、ものすごい夫婦喧嘩になったらしいよ。」・・・汗。馬！！ なんでも、５００万円くらいしたとか・・維持費だけでも月にものすごくかかるそうで、あまりに我が家と次元の違う話にびっくり。「でも、そんなお金があるんだったら、他のことに使えばいいと思うんだけれどもなぁ。」と息子。・・・私も息子に一票！笑
昨晩は、マクシィも泊まりたいと言っていたのですが、マックスもいるし、なにより、あの問題発言したママですから（笑）、こちらはどうしても慎重にならざるを得ません。「マクシィ、君はとにかくママの許可をもらわないと駄目よ。私が勝手に了解って言えないの。もうそう決まっているのだからね、悪く思わないでね。これはあなたのママの教育なのだから、私がとやかく言うことではないのよ。」と同じことを繰り返しましたけれど、マクシィは納得できない様子。マックスも、ママのズザンネを無視して、3泊目をお願いと言ってきたので、ぴしゃりとお小言。「マックス。君のことは私は好きだけれど、ママを無視しては駄目よ。ママは2泊と言ったでしょ、今日は用事があるって言っていたのだから、帰らないとね。」こういう話はしょっちゅうです。ましてや秋休み。友達の数も半端ではありませんので、こちらものまれないように注意しなければなりません。親って本当に多くの課題をしょっているものです・・。でも、あと5年もすれば子供は離れていくのですし、この時期を、大変でも楽しみたいと思っています。
とりあえず、火曜日はブルーノ宅に泊まり、日曜日はラファエル宅に泊まりだそうで、まぁ泊まりに行ってくれると楽ですね。（笑）でも、土曜日は息子と一緒に、初めての会員チケットでのコンサートに、フィルハーモニーまで行ってきます。「何、クラシック？え、誰、シューベルト？俺、寝ちゃいそうだなぁ。どうしよ。」と言うので、「フィルハーモニーの雰囲気を楽しむだけでもいいんだから、とにかく一緒に行きましょうよね。子供の頃からそういうことに親しめるのは、とても幸せなことなのよ。」と私は言いました（ちょっと恩着せがましいかも・・）。10月29日は、ラトル指揮のドミンゴによるワーグナーのワルキューレ。・・・これは・・・息子には、どう考えてみても「豚に真珠（新約聖書マタイ伝より）」ですので、ペトラと行きます・・・汗。
そんなことをつらつら考えていましたら、再び息子がブルーノ＆マクシィと帰宅しました。すでに夕方6時。「どうなってんの？」と聞くと、「今日はここで少し遊んだ後、マクシィの家に泊まることになったよ。夕飯もマクシィのママが作ってくれるんだって。」と言うのでびっくり！！「マクシィ、本当に君のママはいいって言ったの？本当に夕飯も？」と何度も聞く私！「うん、本当。だから大丈夫。」とマクシィ。何が大丈夫なのでしょうか・・・？わからないですが、まだ久しぶりのマクシィ宅へのお泊り。どうなりますことやら・・・。馬の話でも聞いてくるのでしょうか？また食卓でいろんな話を息子から聞くのが楽しみです。
ということで、夕飯を作る必要もなくなったので、ドイツ統一の日である今日は、もう何もせずにお風呂にゆっくり入って、そしてのんびりとします。静かで気持ちの良い1日です。
本日のオーガニック・ライフ・イン・ジャーマニィは：
