2004-07-12

生菜食B 再び!

日本は暑いと聞いていますが、ベルリンにいると寒いくらいの日があるので、日本のあのじとっとした夏もいいなぁ、と思う時もあります。もう少し良いお天気になってくれれば、ベルリンの夏は最高だといえるのですけれども・・・。でも、どこにいても、元気で過ごせることをありがたいと思い、自然の恵みに感謝し、ベルリンのこの涼しさも良いものだ、と思った方がずっと前向きですねぇ。ですので、毎日朝起きると、今日もありがとうございます!と空に向かって祈っています。

さて、のろのろと脱線を続けながら養生していましたが、きっぱりと生菜食Bを始めることにしました!!
なんと、甲田医院に入院させていただいてから、2ヶ月以上も過ぎてしまいましたが、その間に起こったいろいろなことを考えると、紆余曲折もまたひとつの学びと思い、無駄ではなかったと感じています。
なにより、どんな時に自分がストレスを感じて過食をしたくなってしまうのか、などが少しずつわかるようになってきました。自分の中にある、いわゆる悪癖とも向かい合って、どうするのがいいか考えています。ベルリンの夏が暑くないことは、私には幸いしているかもしれません。なぜなら、私はアイスが大好きだからです!! アイスに生クリームをのせて食べるのが最高のご馳走!! でも、甲田メソッドでは、食べてはいけない物です。前はとてもつらかったのですけれども、暑くないので食べたいとも思わなくなりました。
それだけでなく、心身がメソッドを学び始めているのかもしれません。机の上でのお勉強ではなく、心身がちゃんと養生によって反応しているようです。前のような禁断症状めいたものもなくなりました。これは本当に進歩です!

最もきつかった、息子の食事を作っても自分は食べない、という状況も、だんだん慣れてきて平気になってきました。
最近、ずっと寿司飯が続いていて、息子にいろんなお寿司を作っていましたが、作ることに集中して、食べたいと思わなくなっている自分に気がつき、「これは大進歩!」と自分を褒めてあげました!肉はもちろん、魚もあまり口にしなくなってきています。欲しいと思わなくなってきたのです。
なので、生菜食Bを再スタートしてみました。まだ今日が二日目。
先日1回だけトライしましたが、翌日は続けることができず、玄米を普通に食べていました。でも、今回は本気です!!できそうな気がしています。

というのも、上記の他に理由があります。
7月31日から8月8日まで、南仏に行くことになりました。ミュンヘン近郊に住む友達のアンゲリカの家族と、ミュンヘンから車で彼女の南仏の別荘に行くのです。別荘なんて縁遠い私達母子にとって、一体どんな日々になるか想像できませんけれども、とっても美しい所のようです。ちょっと仕事も兼ねて行くのですが、基本的には私の息子は、毎日海でアンゲリカの息子と遊ぶというパターンになるでしょう。
そうです、南仏!きっと魚介が美味しいでしょうね・・・。いろんな食の誘惑があるはずです・・・。私は大丈夫かな、と考えました。今のところ、脱線したいと思ってはいません。でも、みんなと行動を共にすれば、一人だけ玄米の粒をかじっているのは無粋というものです。
エチケット違反でもあるでしょう。あまり失礼なことにならない程度に、少食を実践してみたいと思っています。
打ち合わせと翻訳があって、みんなが海に入っている時に部屋で過ごすこともあると思います。そういう時は、食に心を向けるのではなく、「こうした時間が持てて幸せだ!」と前向きにその状況を楽しみ、ゆったりと打ち合わせをし、ゆったりと翻訳を進める・・・。楽しみながら仕事をする。そういう、優雅な時間を持ちたいものです。本当にできるか、やってみないとわかりませんけれども・・・。

それで、必ず持って行こうと思っているものがあります。それは、青汁の粉末と、豆乳、そして玄米です。錠剤のスピルリナとビール酵母、スイマグの代わりのマリンマグも持参します。これだけあれば、どうなっても大丈夫!!(だと思うのですけれども・・・)

万が一脱線が続いてしまっても、今から体調と胃腸を整えていれば、あまりひどいことにならないのではないか、と思っています。
なにより今、とても前向きな状態なので、脱線はあまりしないような気がしています。

生菜食Bを再スタートさせてみて、あらためて感じていますけれども、玄米粒のなんと香ばしいこと!! とてもとても味わい深いのです。
本当に美味しい!ただ、量が足りないと感じてしまうのは、ちょっと問題なのですけれども・・・。なにせ、1日一回の食事ですからね。
今のところ、いい感じです! 南仏に照準を合わせ、頑張りたいと思います。どこまでストレスをためずに少食療法を続けられるか!?
少しずつですが、できそうな気分になってきています。(と、何度も書いて自分を奮い立たせているかも?)

今日はもうひとつ別の話題を:

私の知人で、西式療法を実践している女性がいます。彼女はとてもつらい時期を乗り越えて、ポジティブに少食をしており、どんどん身体が良くなってきています。そんな彼女が、少しでも多くの方に自分の体験を知ってもらうことで、何かお役に立てないものか、と少食のススメのウェブサイトを立ち上げたのだそうです。かなりの重病だった彼女が、ここまで元気になった! そうした感動もあり、少食に前向きになれる読み応え充分のサイトです。

ハンドルネーム:Momo さんの少食サイト。もしもご興味があったらぜひぜひご覧ください。