2004-07-13
ジミーのファミリー
夏休みなので、息子はいろんな友達と遊んでいます。
毎日遊んでばかりで、大丈夫かな、と思うほどです。
一応、日本語補習校の宿題はありますが、この6月でドイツの小学校を終了しましたので、次のギムナジウムのスタートの8月9日までは、ドイツの宿題はありません。そもそも、小学校に行っていた時も、ドイツの学校からは宿題が全くありませんでした。なんだか信じられないですが、本当にそうなんです。
いいんだか悪いんだか・・・複雑な親心・・・。
ということで、今日はジミーが遊びに来ました。ジミーのパパとママはチェコ人で、ドイツに亡命して来たのです。まずはパパの方が、そしてその後ママがベルリンに入り、ジミーはベルリンで生まれました。チェコ語、ドイツ語、日本語、そして英語ができる秀才で、おとなしくて優しい少年です。息子より1つ年上ですが、おとなしくない我が息子とは、なぜか気が合っていて仲が良く、休みになると時々会って遊ぶのです。共通会話は全て日本語。ジミーにとって勉強になるので、徹底してそうしています。何を隠そう、ジミーが初めて日本語を勉強することになった時の先生は私でした。7年程前のことですけれども、2001年まで教えていました。ジミーは本当にとっても熱心な生徒で、今ではぺらぺらなのです!!4ヶ国語が流暢っていうのは、本当にすごいことです。私の息子も「ジミーはすごいよ。尊敬しているよ。」と言います。(だったら息子ももうちょっと気合を入れて勉強してくれればいいのですが・・・。)
そのジミーのパパは主夫、そしてママはお医者さんで、いつもパパは家にいるというパターンで暮らしています。
ジミーのパパとママは、大の親日家。だからジミーに日本語を習わせているのですけれど、本当に日本が大好きで、将来は日本で暮らしたいと言っているくらい。そして、こてこての油っぽいチェコの食事を好まず、和食の素晴らしさを私にいつも話してくれます。「ヨシコ、日本食は素晴らしい!美味しいだけでなく、低カロリーでヘルシーで、健康維持にはもってこいだね。」とパパは言うのです。ジミーのパパとママは、徹底した自然派で、ジミーに甘い物はほとんど与えません。パンは黒パンのみで、ご飯は日本と同じように炊飯器で炊きます。肉も魚も食べますが、少食なので3人共とても健康。ベルリンのどこのベーカリーに行ったら、夕方6時以降に黒パンが半額になるか、など、ちょっとユニークなことを知っています。そういう黒パンを沢山買って、冷凍しておくのだそう。
何でも日本的にしたいジミーファミリー。だから、かえって「?」と思うこともしばしば。例えばお土産。日本的にしたいため、家に遊びに来る時は、必ず何か持ってきてくれます。
そんな必要がないんだからね、と言っても、「これは私達の喜び。だからするのです。」と笑って、いろいろ持って来てくれます。なんだか申し訳ない・・・。
それが今回は花でした。で、でも・・・うちの花瓶では、はみ出してしまうほどの、見事な見事なお花だったんです!!
とっても嬉しいけれども、ちょっとオーバーな感じで・・・・。
「あ、ありがと!! で、でも・・・・こんなに素晴らしいお花、我が家のような小さな空間では、置く所も難しいし、なにより花瓶が小さくて(笑)!」と冗談のように話していたら、ジミーのパパ、「そうなんだよね、いただいたもので、うちにも数日飾っていたんだけれど、全く合わないんでね、それで持って来ました~。」え? ええ??
つまり、どこかからいただいたお花を私たちにくださったということなんです。
う~~ん、でも、深いことは考えないで、とにかくとってもきれいで、こんなことがなければうちにやって来ないような豪華なお花ですから、ありがたくいただくことにして、一応今は、いつでも見ていられる台所に置いています。とても大きなお花なので、テーブルに置くことはできません・・・。倒れそうなので、壁に支えてもらっています。なんだか・・・あまりに場違いな、スターのようなお花!
でも、台所に置いてみたら、とってもいい香りがして、楽しくなりました。たまにはこういうのもいいものです。
ジミー、そしてジミーのパパとママ、ありがとうね!!
この家族は、前に私に2度ほどはちみつをプレゼントしてくれました。
時々戻るチェコで仕入れたものだそうで、チェコのさる未踏の山に誰かが入り込み、そこに生息するミツバチの蜜を取ってきたのだそうで、それを分けてもらったとかで、それはそれは信じられないほど美味しいのです!
私はそのハチミツを、大事に大事にいただいています。黒パンにつけて食べるのがほとんどで、少食には欠かせない上質の甘さです。
ジミーを迎えに来たパパ、もう夜の8時を過ぎていたので、パパとジミーにカレーライスを食べてもらいました。サラダはトマトとモッツァレーラ。
とっても美味しいと言ってくれて、あー良かった、簡単なものだったんですけれどもね。日本食が好きでよかった~~。
ちなみに、もちろん私は食べませんでした!! 生菜食B,続いています!!
久しぶりに玄米の粒をいただいたので、顎がとっても痛いです・・。
PS: かぼちゃの種ですが、もちろん皮付きでも食べられます。でも、私にとってはあまり美味しくなかったので、むいて食べているのです。その方が食べる量も減りますし・・・。ところが、我が家に来る人のほとんどは、皮付きのまま食べているのです! ハーディなどは、「淑子、これはね、このまま食べた方が便秘とかにもいいし、体内のバランスを考えると絶対に皮付きだよ。」と言ってむしゃむしゃ食べていました。そうなのかな、と思って私も食べてみましたが・・・やっぱり口の中に沢山繊維が残るようで、ちょっと厳しいです。でも、ハーディはガムだと思えばいいんだよ、と言って美味しそうに続けて食べていました。息子の友達のママ(日本人)も、皮付きで食べていました。もちろん、ジミーもジミーのパパも・・・。そうなんですねぇ。でもまぁ、私の場合は、少食をするためのかぼちゃの種ですから、皮をむくという作業は良いことだと思って続けます。なかなか減りません。良いことです!!