2004-08-06

南仏編 1

やって参りました、南仏! でも、到着するまでには、いろいろ大変なことがありました。
8月1日、朝8時出発と言っていたので、夜中の1時から蚊に悩まされていた私は起きてしまい、そのまま待機していたのですが……。
誰も起きて来ない……。そう、アンゲリカも刺されて眠れず、その後明け方に私の息子のように眠ってしまったとのこと。
結局10時半に出発しました。でも、それは何を意味するのかと言いますと……、休憩を入れて、南仏までは南ドイツからおよそ12時間かかるのです!!スローライフ派のアンゲリカだったら、休憩も長いし、それに寝不足なので、休まないと危険です。計算するとやっぱり14時間はかかるでしょう。
つまり、到着はうまくいっても夜中の12時半ってことになるのです。う~~ん、そこまで私は眠らずにナビができるのでしょうか??
ちょっぴり心配でしたけれども、ストレスになるような思考はやめることにしたので、どうにかなるって考えて、出発しました。

途中の景色がどんどん変化して、とっても素敵。最初は山が多く、だんだんフラットになってくるのです。息子も最初はブツブツ言っていたものの、ぼそっと「ふ~~ん、EUになって、ユーロになって、物価が高くなっただけでそんなに良いことってわからなかったけれども、こうして見ると、ユーロになったのってありがたいことなんだね。」と言っていました。そう、ドイツ、イタリア、モナコ、そしてフランスの順番に通ったのですが、モナコでは休憩しませんでしたが、通貨が統一されているので、ドライブインでも簡単に買い物ができるし、なにより検問がないのです!! す、すごい!これは知りませんでした。パスポートを一度も見せずに他国に通過できるのです。これには驚きました。究極を言えば、パスポートをドイツに忘れて来ても、イタリアやフランスに入国できるってわけです。
随分変わったものです。
喜んでいたのですが、そう、最後に道を間違えてしまい、ロスタイムおよそ1時間、さらにアンゲリカが、自分で運転して南仏の別荘に来るのは久しぶりということで、別荘の場所がわからなくなり(?)、さらにそこで時間がかかってしまい、結局到着したのは夜中の2時。ベッドに入ったのは2時半でした……。もう、ぼろぼろ状態で、どうなるのでしょうか……。
でも、食事は今のところかなり控えています。アンゲリカは、疲れを貯めないようにするために、沢山の甘い物を食べていました。特にチョコレート。私はドイツで作ったサンドイッチをひとつ食べ、そしてナチュラルハウスで売っている大豆の皮を剥いた状態のものを食べておしまい。途中のドライブインでは、みんないろいろ食べていましたけれども、私はフレッシュオレンジジュースだけ。われながら、ちゃんとできるじゃないの、と思ったりして……。というか、食事より、南仏に無事到着できるか、ということの方に心が集中していたので、食事に気をとられることがなかったのでした。初日は、食に関しては上々の出来といえるでしょう。