2004-08-27

バロメーター

少食は順調に進んでおります。私の場合、大脱線をした後よりも、小脱線をした後の方が気持ちに揺らぎが多く出ます。大脱線ですと、よし、翌日は断食だ! とか、少食しないと体調が崩れるな、とか、いろいろ身体がはっきりと反応している分、楽に少食に入っていかれるのです。
でも、小脱線の時はあいまいな雰囲気が残るので、これくらいは大丈夫よね、などという気持ちを引きずることも多々あります。
そういう意味では、潔さが少食には必要な時があるのかもしれません。心の中で中途半端な気持ちがあると、少食への切り替えが難しくなります。
それでも、前向きに取り組んでいるのであれば、まだ大丈夫なのですが、これはかなりマズイ! と思うこともあります。この程度なら大丈夫、でもこうなってしまったらちゃんと頑張らないと、といったような、少食メソッドのバロメーターになるのは、私の場合は、やはり何といっても「排便」です。

ちょっと変なお話になってしまいますけれども、お許しくださいね。(お食事中の方は後でお読みくださいませ)甲田療法では、排便がとても重要です。そして宿便を排出することがキーポイントのひとつでもあるわけですけれども、宿便だけに限らず、食べたら食べた回数分だけの排便が本来の形である、と甲田先生はおっしゃっています。でもそれがなかなか難しいのですね。
メソッドを厳格に進めている時は、問題ありません。けれども、脱線をしてしまい、それがずるずる長引くと、これはもう排便が厳しくなってくるわけです。一般の場合は、1日に1回あれば良しとされますが、生菜食Bなどしていますと、いつでもお腹はごろごろ鳴っています。つまり、宿便が排出されやすい状態になっているのでしょう。けれども、脱線などしますと、難しいのです。いきなりストップしてしまうこともあります。

1度の脱線の場合は、まだ大丈夫です。排出もそれなりに行えますし、お腹もすっきりしています。けれども脱線が連続になりますと、徐々に排便ができなくなってくるのです。そこで絶対に必要なのがスイマグというわけです。甲田先生は、私には朝にキャップ2杯を飲むように指示されました。私はそれを毎日ちゃんと守って飲んでいますが、よく気をつけていますと、脱線が続いて飽食状態になった時は、徐々に排便ができなくなってくるのです。つまり、沢山食べて、出て行くべきものが、出て行ってくれない状態になるのですね。お腹は張りますし、何か気分も優れず、疲れやすくなります。そこで断食状態にして、お腹への負担を和らげると、翌日からは再びすっきりとします。この時にいい気になって再び脱線などすると、今度は元に戻るのに時間がかかってしまいます。私の場合はそんな感じです。ですから、どんな時でも必ずスイマグ(あるいはマリンマグ)を朝に服用し、できるだけ排出をしてしまい、後は少食を心がける、という気持ちでいます。
青汁を飲んだ後も、排便は比較的良くできると思います。でも、もちろん人それぞれで同じ症状になるとは限りませんので、個人で注意する必要があると思いますけれども・・・。ついでに言いますと、食べてしまった翌日は、早朝からお腹が空きます。
いわゆる「偽腹」状態になるわけですね。これが厳しい。だから、なるべく台所に食べ物を置かないように心がけています。この空腹時が過ぎると、かなりお腹も良い感じになって、徐々に少食モードができ、排便も楽になって、そして気分も明るくなるのです。
お腹がすっきりとしている日は、やはり心もすっきりとして気持ちがいいです。それがわかっているのに、脱線をしてしまうのですよね……。
楽しい脱線があってもいいと自分では思っていますが、排便がスムーズにできなくなるほどの脱線になったらかなり注意が必要だと思っています。夜もまっすぐには眠れなくなり、まるまって寝ることもあります。これでは背中もまっすぐにはなりません。

ということで、私の場合は、バロメーターは排便ということになります。あまりにうまくできない場合は、これは少食メソッドの赤信号。つまり私の場合ですと、脱線が激しい可能性があります。
だから、気を引き締めて少食モードを実践するのです。
そうやって、よたよた状態ではありますが、なんとかひどすぎる脱落をせずにここまできています。脱線の翌日の排便の具合で、しっかりと少食モードに切り換えるのです。

もうすぐ9月です。日本からベルリンに戻って早や4ヶ月近くが過ぎました。あっという間に1年の3分の1が過ぎてしまったというわけです。9月からは少し落ち着いて甲田メソッドに集中したいと思っています。最近心がけていることは、「私は病気だから、甲田メソッドをして治すんだ!」という考えを捨てるということです。そうではなくて、「私はすでに健康だ!もう元気いっぱいで大丈夫!それで、甲田療法でさらに健康になる!」という自己暗示を試みています。つまり、すでに治っている、というところから進めるのです。気持ちだけでも、もう治っている、元気だ、と思っていれば、相当気分が違います。なにより気持ちが良いですし、時々自分が病気であることを忘れてしまいます。
それくらいまで、病気にとらわれないようになれば、病気の方が私の体から逃げて行ってしまうようにも思うのです。

生菜食B。続けております!