伏見 憲明

作家。 1963年生まれ。 著書に『魔女の息子』(第40回文藝賞受賞/河出書房新社)、『さびしさの授業』(理論社)、『ゲイという[経験]増補版』(ポット出版)ほか多数。 編集長として『クィア・ジャパン vol.1〜5』(勁草書房)、『クィア・ジャパン・リターンズ』(ポット出版)を刊行。 詳細なプロフィールへ→

発売まであと8日

事前に配ったプルーフ版を読んでくれた友人が感想をくれた。今回の本は親しい人たちにもどう受け取られるのか不安だったのだけど、彼はちゃんとぼくの意図を汲み取り、論旨を正確に読み解いてくれた。少しほっとした。一人でもちゃんと理 [...]

発売まであと9日

担当のナースゆかりが慌てて電話をかけてきた。
「伏見さん、大変です! 『欲望問題』を朝晩読んでいたら、体重がどんどん減りました。体脂肪も中性脂肪も減少傾向にあります。どうやら、『欲望問題』に含まれているイソフラボンが影響 [...]

発売まであと10日

毎日のように、担当のナースゆかりから、「伏見さん、○○先生も参戦してくれることになりました!」「作家の○□さんも参戦決定です!」と報告が上がってきます。「欲望問題プロジェクト」のリストにビッグネームの名前が上がる度に、「 [...]

発売まであと12日

今年になって荒川の橋を渡って東京に出向いたのは、まだ二度目です。本日はポット出版に寄って、事前予約分の本のサインをしてきました。まあ、サインするほどの物書きではないのですが、下手な字に感謝の思いをこめて。サインだけじゃ芸 [...]

発売まであと13日

「欲望問題プロジェクト」の全容を友人に話したら、こう驚かれました。
「あんた、ホモじゃなくてマゾに転向したの?!」
たしかにそうかもしれない……。でもマゾは体力が命。ということで、今日は午前中に仕事のノルマが終わったので [...]

発売まであと14日

駄目もとで企画した「欲望問題プロジェクト」ですが、なんだかおおごとになってきて、2月は大変だなあと、からだのほうが焦っています。メタボリック症候群やら胃のポリープやら高血圧やら、人生最低の体調の中、人生最大のテンションで [...]

発売まであと15日

書店に並ぶまでにはまだ日がありますが、本日、『欲望問題』の見本が届きました。すごい、装丁の文字が光ってる!
いやあ、ていねいな本作りをしていただいて本当にポット出版の方々には感謝です。それにこれからはじまるプロモーション [...]

発売まであと16日

「一日一答インタビュー」は都合によりちょっとアップを先延ばしすることになりました。すみません。
しかし…今回の『欲望問題』はテンションが高い! すでにプルーフ版をお送りした方々が少なからずいて、近くできる「欲望問題プロジ [...]

いただいたご本『優男たち』

「アレナス、ロルカ、ブレイグ、そして私」と副題にある本書は、「四人のヒスパニックのゲイ作家たちをめぐる回想を軸とした『オカマの偉い人の話』」で、「あるときは鮮烈なフラッシュバックとして、あるときは丹念な文学講義として、ま [...]

いただいたご本『男子のための人生ルール』

よりみちパン!セの最新刊『男子のための人生ルール』。著者はお笑いコンビ「浅草キッド」の玉袋筋太郎で、パンチの効いたメッセージを男子たちに送っている。
「挨拶は世間へのパスポート」
「ココロの包茎こそ、根元までむけ!」
「 [...]

謹賀新年

新年おめでとうございます
昨年中はご支援、ご声援ありがとうございました。
本年もよろしくお願い申し上げます。
07年はしょっぱなから、『欲望問題』(ポット出版)で一石を投じます。近くこのサイトでも「欲望問題プロジェクト」 [...]

いただいたご本『よろしく青空』

年も押し詰まり、中野翠さんから単行本が送られてきました。サンデー毎日で二十年以上も続いている連載コラムの06年分が収録された一冊です。
伏見は毎年この時期、中野さんのコラムをたどりながら一年を振り返ります。いつもながらい [...]

養子を迎えました。

といっても猫ちゃんですが。里親募集のサイトにアクセスして新しい家族を得ることにしたのです。
我が家は余命いくばくもない老婆と、更年期障害の中年男の二人暮らしなので、最近どうも死臭が漂っていて(笑)このままじゃあヤバいとい [...]

いただいたご本『高齢化社会と日本人の生き方』

以前にもこのサイトで紹介したことがある社会学者の小倉康嗣さんの博士論文が単行本として出版された。
「〈生き方としての学問へ〉ーー。老いの季節を迎えんとする『団塊の世代前後の現代中年と、30代でゲイでもある研究者が、それぞ [...]

岸田今日子さん、ありがとうございました

女優の岸田今日子さんがお亡くなりになった。突然の訃報だったのでとても驚いている。
伏見は「クィア・ジャパン VOL.5ーー夢見る老後!」(勁草書房)の表紙を岸田さんにお願いしたことがあって、撮影と打ち合わせのときの2度ば [...]

いただいたご本『ものしり英語塾』

作家の松本侑子さんがNHKのラジオ講座で講師をされるとのことで、テキストを送ってくれました。『赤毛のアン』の翻訳者、研究者として評価の高いユウコ・マツモトですから、当然と言えば当然でもありますが、さすが才女ですね。怠け者 [...]

いただいたご本『世界を信じるためのメソッド』

最近、やたら耳にする「メディア・リテラシー」。本書によると「メディアを批判的に読み解く」とか「メディアを主体的に受け取る」という意味だ。テレビメディアが圧倒的な影響力を持ち、ネットが玉石混合の情報を垂れ流すこの時代、これ [...]

いただいたご本『死にたくないが、生きたくもない』

幻冬舎もいよいよ新書を創刊ということです。もはや有名出版社で新書をもたないところはないといって過言ではない時代です。きっと書店での書棚争いは熾烈をきわめているのでしょうね。
さて、その幻冬舎新書の第一弾に含まれている小浜 [...]

田亀源五郎、村上隆、そしてポット出版

先日(11/23)にアップリンクで行われた『日本のゲイ・エロティック・アートvol.2』の刊行イベント「原画展+トークショー+フィルム上映」に行ってきました。本当は、仕事が片付かない上に体調が悪くて、ギリギリまで布団 [...]

菅沼勝彦さんの論文

メルボルンの大学の博士課程で学んでいる菅沼勝彦さんが、ウェブジャーナル「Intersection」で、伏見の『プライベート・ゲイ・ライフ』(1991)と掛札悠子さんの『「レズビアン」である、ということ』(1992)につい [...]