スタッフの募集に際して
今日、スタッフ募集を公開します。
募集の内容は、「スタッフ募集」のページを見てください。
この募集要項はいつも悩みます。その悩みについて書いておこうと思います。
なぜ、アルバイト採用としたのかというと、会社の一員になるのに、もって「いい加減」なきっかけでいいとおもっているからです。なので、今回のようなアルバイト採用という方法を選んでみました。
ポットの50代のスタッフは、僕をはじめみんないい加減な経過で、今のポットの仕事にたどり着いています。
大学を卒業してまあ普通と言われる会社に就職。突然弱小編集プロダクションに転職して、その後フリーやバイト的な働き方を、声かけられるままふらふらとさまよって、今、ポットにいるものとかみたいにです。僕自身も、デザインや編集の仕事をしたくてはじめたわけでもなく、出版をやりたかったわけでもなく、目の前にある選択肢を、その都度選んでたら今にいきついた、って感じです。
だから、なんか今の就職の話をきくと、そりゃやり過ぎだろう、と思ってしまいます。夢とかやりたい仕事とか大仰なもんじゃなく、なんとなくこんなことならやってみようかな?くらいでもいいとおもう。
まして、ポットのような零細企業なんて終身雇用を展望してもらえるわけ無いでしょ。
今回の募集を「アルバイト募集(社員採用制あり)」としたのは、すこしいい加減に仕事を体験するほうがいいと思ったからです。
ポットは基本的に「正社員主義」です。現在アルバイトは一人もいません。
ただ、アルバイトやパートタイムという働き方はありだとおもってます。今回、アルバイト募集としたのは、「まあそれでも縁ができればいいかな?」と考えたからです。
本当にアルバイトがいいのだ、という理由があればアリだと思う。
たとえば学生だからとか、腰掛け的に仕事したいとかという理由。
今回の応募では、そういう人でもいいです。
また途中で考えが替わるかもしれないので、そんときに本人と会社の意思が合えば社員になってもらえばいいのです。
ポットという会社の、社員とアルバイトへの「対応の違い」は、社員は責任をもってもらうということです。
締切を守るためには残業を「しなければならい」ことがあります。そうせざる得なかった責任も含めて、社員であれば残業してやり終えてもらいます。
アルバイトなら協力の要請はしますが、自分の意思や都合を優先して当然だと思っています。
だから、ポットもアルバイトの雇用の責任を社員よりは少なくしか持ちません。
どんな仕事をやるかも、ポットにある仕事をやる、というしかありません。
とはいっても、あまりに漠然としてるし、すべてのことを一人でやれるともおもってません。
だから一応、編集・デザイン・プログラム、としましたが、これもまた便宜的。
あーあ、とってもちゃらんぽらんな文章になってしまいました。
スタッフ募集というのは、僕のアタマのなかにぐあん・ぐあんといろんな考えが巡っていて、整理できていません。
整理するためには、もっともっと多くの時間が必要です。ところが、募集は早く始めたい。
ならば、とりとめくとも、少しポットというものを仕事場として考えてもらう時のヒントになるほうがいい、と思ってこのとりとめないまま公開することにしました。
恥かいても、理解の巾が少しひろがるほうがいい、と思いました、というのはいいわけです、ゴメン。