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私が鉄のめやにをティッシュで取っていたら
それを見ていた大原が「テッちゃんがちょっとうらやましいです」と言った。
何がうらやましいのかさっぱりわからなかったのだけど、こういうことだった。
大原は子どもの頃、母親から
「あんた、目やについてるわよ。とんなさい」
と言われるだけで、とってもらった記憶がないのだそうだ。
だから、やさしく美しい（言ってない？）母に
目やにをとってもらっている鉄がうらやましかったのだそうだ。
そのときは、不覚にも納得してしまったが、
母親が子どもの目やにを取ってあげるのは、だいたい小学校入学前までじゃないか。
私だって母親に目やにを取ってもらった記憶はないぞ。
「パンへの憧れが強すぎる」大原の母だって
大原がヨチヨチ歩きのときは、きっと取ってくれていただろう。
それに、そもそも犬と比べるのは、間違っていると思うぞ。
星占いによれば、6月に入ると運勢グングンのぼり調子になるはずなのに
気分はすさむばかり。
もしかして、これが更年期障害？
こんなときは、こいつらのまぬけな顔を見て気持ちをなごませるに限る。
…とストック画像を見てみたが、「これ！」といったお間抜け顔が見つからずがっかり。
今回はこれで我慢するとして、
これからはもっとお間抜け顔を撮っておかないといかんな。
鉄は珍しく困り顔。
すずは、お間抜け顔というより、母と同じくすさんだ顔だな。
日曜の夜。
その日、早起きだった父ちゃんは早々にベッドに入り寝ていた。
すずも父ちゃんが寝ているベッドの上でご就寝。
私と鉄は、テニスの男子シングル決勝を見ていた。
私はナダルファンなのだけど、フェデラーが2セット取られたところで、フェデラーを応援していた。
すると、突然「ヒィーン、ヒィーン」と聞いたことのないすずの叫び声が聞こえた。
鉄と私は「何事？」とベッドを見に行くと、
寝返りをうった父ちゃんのぶっとい脚がすずの上に！
すずちゃんは、脚の下から抜け出そうにも抜け出せず、世にも哀れな声を出していたのです。
「脚、どけて！」と父ちゃんに言い、すずを救出。
そのあと、すずはベッドには戻らず、朝までソファで寝てました。
すず「恐かったっす」
連日の咲ちゃん出社によって、慣れてきた三匹。
咲は鉄に吠えられても、ビビリションしなくなりました。
鉄とずすのバトルを観戦する咲の後頭部。
慣れたとは言え、まだちょっと鉄のことが恐い咲。
そんな咲ちゃん、きのう家に帰ってしまいました。
鉄・すず「また遊びに来いよ」
咲「マネージャーに言っといて」（さすがアイドル！）
鉄がポットにやってきたとき、「テッちゃん、可愛い可愛い」と
みんなの愛情を一身に受けていた鉄だったが
すずの登場によって、アイドルの座をすずに明け渡した。
そのすずも、咲の登場によって、あっけなくその座を奪われた。
いつまでもあると思うな、人気と若さ。
いつまでもあると思うな、人気と髪の毛。
すず「こんなへんな顔の仔に負けるなんて……」
現在、人気絶好調の咲ちゃんの秘密を紹介しましょう。
咲ちゃんの「傷なめ防止服」は、Tバッグです。
咲「いやーん、見ないで！」
もうひとつの秘密。
咲ちゃんは、きのうウンコ食いました。
咲「てめぇバラしたな！ ぶっ殺す！！」
あら、恐い。咲ちゃん、もしかしてヤンキー？
咲「ヤンキーじゃありませーん。好きな食べ物はプリンでーす」
咲が昨日・今日と2日連続で出社している。
咲は人なつこい。すずも人なつこくて（本当は違うんだけどね）、
ゲイの知人に「あんた誰専？」と言われたことがある。
でも、真の誰専は、咲でした。
「タカハシ、すきすきー！」
「シャチョー、すきすきすきー！！」
「すず姐さん、大大大すきーーーー！！！！」
ベランダで女子会するすずと咲。何話してんだか。
咲、2度めのポット出社です。
「咲ちゃん、そのオヤジの腹巻きのような変な洋服はどうしたの？」
避妊手術を受けたあとの、傷口をなめないためのものらしい。
鉄は咲をビビらすので、205号へ強制退去。
鉄がいなくなったあと、人間がすずと咲の間をとりもち、親睦をはかってみた。
おしりににおいを嗅ぎ合わせたら、すずは咲の耳のにおいをしつこくチェックする。
いやがらずにちゃんと匂いをかがせる咲ちゃん。偉いぞ。
ポット創業以来、初の産休・育休をとっているコツボが
赤ちゃんを連れてきた。
ジャーン！ 晴（はる）でーす。女子です。
この世に出てきて、まだたったの4カ月。なにもかもピカピカの新品。
まだ人見知りもなく、誰に抱かれてもニコニコしている。キャワイイー。
すずは、晴よりもコツボの足をなめるのに必死。
大好物だもんね、コツボの足。
あっ、鉄はこのとき自宅にいました。時々、出社拒否するんです。
すずの毛がボウボウに伸びている。
私は、すずのショートヘアが好きなのだけど、父ちゃんは伸びてるのが好きらしい。
（「切るなよ！」と言ってたけど、無視しちゃうもんねえ）
五賀と上野もロング派だ。
でも、短くしたほうが3歳くらい若く見える。
頭の中が幼稚なんだから、外見もそれに合わせた方がいいと思うだけど。
と思いながら、すずの頭の毛をいじっていたら、新しいヘアスタイルが。
ノーマルバージョン
ニューバージョン
……と写真をアップしていたら、それを見た上野が
「すずって、写真で見ると間延びした顔になりますね。目が離れているからかなあ？」
目と目の間隔を語るのであれば、咲ちゃんを登場させないわけにはいかない。
たしかに、寄ってる。
（ここからは、メイクアップアーティストの気分で）
咲ちゃんは、アイラインの引き方を失敗しちゃったのね。
特に下のアイラインが問題よ。
これが内側に向かって、強く濃く引かれちゃったから、より目に見えるの。
咲ちゃんの飼い主は、目自体が寄っているからどうしようもないんだけど
咲ちゃんは、目そのものはそんなに寄ってないから、
アイラインの引き方をマスターすれば大丈夫よ！！ テクを身につけてね。
鉄の抜け毛がすごい。
朝と晩の2回、自宅の床のふき掃除をしてみても、それなりに雑巾に毛がつく。
背中を撫でるだけでも、毛がたまる。
白っぽいものは、鉄の抜け毛が目立ち
黒っぽいものは、すずの抜け毛が目立つ。
多頭飼いをするなら、同じ系統の毛色の犬にすると、こういう苦労をしなくて済みます。
鉄と車。
うちにきた当時は、車に乗ると2分くらいで吐いたことがあるくらい
車酔いがひどかったけど
この前GWでは、群馬から自宅までの帰り道、一度も吐かなかった。
何事も慣れって大切なのねーー。
20代のころ、女優の大谷直子のインタビューに行ったとき。
撮影の時間になりカメラマンが下から撮ろうとしたら
「女優を下から撮っちゃダメよ」と大谷直子に言われた。
下から撮ると、偉そうになるもんね。
犬も同じ。
これは、正面からだけど、下顎のたるたるがふてぶてしさを醸し出している。
ところが、上から撮れば…
年齢も若く、性格もよさそうに見えるじゃあ〜りませんか。
被写体が上目づかいをしてくれれば、可愛さもプラスされます。
やっぱりアングルは大切だね。
若く、きれいに撮ってほしいなら、カメラマンだけに任せるのではなく
自分がきれいに見えるアングルを知っておいたほうがいいな。
（ある友人は、カメラを向けられると、細く見えるように瞬時に半身になるという特技をもっている）
でも、アングルより何より、大前提として、写真を撮られるときは
顔の汚れは落としておこう。
「咲ちゃん、早くポットにきてね」と日誌に書いたら、翌日来ました（笑）。
「咲ちゃん、かわいいーー！！」
「脚、ふとーい」
「目、寄ってるー」
と大人気。
ポットのミニモニ。メンバーである鈴木が抱っこすること、仔犬とは思えぬ大きさです。
（ポットのミニモニ。＝五賀、大原、鈴木）
それにしても、こいつらったら…、
母ちゃんは情けないっす。
6カ月の咲にむかって、鉄は本気吠えするし、すずもテリトリー意識丸出し。
仔犬に対する接し方というのをお前たちは、知らんのか？
知らないのかもしれないねー。
仲良くしなくていいけど、もう少し鷹揚に構えていられないのか？
こんな犬になったのは、飼い主の責任と思うが、何をどう変えればいいのかわからない。
もうやるっきゃないか？
何をって？ それは内緒。やり始めたら報告しますー。
人気のない散歩道をダッシュするとノドが乾く。
溶けずに残っている雪を発見した二匹は、ガシガシガシガシかじって水分補給。
シャーベットのような触感でうまいのかもしれないが、見た目は汚そう。腹こわすなよー。
すずは、それでも足りないらしく、母ちゃんの手から水を飲む。
「うまいっす！」
鉄は、脱糞。目がじいちゃんのようになっている。
「自然の中での排便は、気持ちいいっす」
前回のお見合いでは、相手にふられてしまった点。
GW中に二回目のお見合いをした。
相手はこの仔。
咲ちゃん。メス。まだ仔犬です。でもでかいです。
目、寄ってます。
点との相性も上々。というか、この仔に限らず、慣れればたいていの犬と大丈夫なのだと思う。
それにしても、咲ちゃん、すこぶるいい仔。
早くポットに遊びにきてねーー！！！
4/29（金）〜5/6（金）まで、群馬の山小屋に泊まって、
散歩を満喫したわが家の犬たち。
普段の散歩不足を一気に挽回しようと、かあちゃんは新しいスニーカーまで購入し
朝、夕、犬たちと歩き回ったのでした。
点がお見合いをした。
手前がロゼ、後ろがホイップ。どちらも雌。どちらもかわいい！
点は途中まで、ちょっと般若顔したが、慣れてきてからは
ロゼとホイップが部屋の中をウロウロ探検しても、ソファの上からおとなしく見ていた。
どちらがいいのかいろいろ考え、ロゼを希望した。
GWは、仔犬の世話に集中するぞぉと気合いを入れていたところ
なんと、断られました！ ガハハハハハ。
点と飼い主である自分を否定されたようで、落ち込むナース。ガハハハハハハ。
私も、ドッグランで鉄すずがジャックラッセルをしつこく追いかけ、ちょっかいを出していたら
その飼い主のおっさんから「ここから出ていきなさーい！！」と言われて
落ち込み、次に怒りがわいてきたことがある。
ナースもそのステップを踏んでいた。ガハハハハ。これって法則なのか。
ふられてロンリーな点。しょうがねぇなー。
ナースが買い物に行くついでに、鉄・すずを散歩に連れて行ったら
タバコ屋のおばさんに、犬用のバンダナをもらった。
すずは、なぜか自慢顔。
そもそも小型犬用なんだろう。鉄には小さくて、結ぶのがやっと。
キツいものは体によくない。
母ちゃんはキツいGパンをムリしてはいていたら、腹が痛くなったことがあった。
父ちゃんもキツッキツのウエットスーツを着て、溺れそうになった。
ムリはいかんね。
誰かかごはんやおやつを食べていると、鉄が「くれくれモード」全開で迫る。
迫られた相手は、ひく。
一方、すずは控えめに、おめめをウルウルさせて「ちょうだいモード」を相手に送る。
（すずは、もともと体内水分量が多いのが、目や鼻がいつもぬれぬれしている）
その結果、人間は、すずの方に「あげたいなー」という気持ちを抱くようです。
ベランダでごはんを食べていた高橋も、この通り。
写真に向かって右手方向をうかがっている高橋の盗人のような表情は
鉄が来ていないかを確かめています。
かわいそうな鉄……。いつか死ぬ程食べさせてあげたい、と母は思うのであった。
週１で行われている出版チームの会議が始まると
そそくさと輪に加わる鉄。
鉄は、会議が好きで、必ず近くに寄ってくる。
人間たちは、何やら難しそうな顔をしている。
鉄、ここでパシッといいアイデアを出してやれ。ムリか……。
