2008-01-29
池袋。ストイックということについて考えた。
さて、と。
こちらに文章を一気に2本アップして、10日以上が過ぎた。
そしていま。ポット出版HPの横っちょに、「読みもの」一覧がズラーっと並んでいるんだけど、俺がいるのは一番下。最底辺に、俺は鎮座ましましている。
ま、それはいいのだが、て、よくはないんだけど、いやホントによくないんだよ。常套句ってやつ。分かるよね?
気になるのは、一覧にはそれぞれアクセス数らしき数字があるのだが、俺のとこがアクセス数ゼロのままだということだ(2008年1月29日現在)。
ゼロだ。ゼロなのだ。こうやって繰り返すことで傷口がどんどん拡がっていくのを自覚しつつ、あえてそうゆうこと言ってただ自虐ナルシスズムに浸っているだけだろって責められればその通りだと即答しつつ、あえて強調しますよ。ゼロだ。
だけど冷静に考えてみるに、アクセス数ゼロって、幾らなんでもそりゃねえだろうと思うんだけど。余りに少なすぎてカウントするまでもないってコトか。鳴かぬなら殺してしまおう的思考っつうか。それで0にしとくかみたいな。武士の情け?…何だよそれ。別に武士じゃなくていいよ。どうせ勝ったのは農民たちなんだし。
人生なんて100か0。オール・オア・ナッシングさ!とかなんとか見栄を張って言い切るにはかなりの気恥ずかしさが伴うし、恥ずかしさを払拭して声高に叫んでみたところで、ただ痛々しいだけだ。俺だってもう若者とは呼んでもらえない年齢だ。それくらいの慎みは覚えた。
100か0より、平均点が欲しい。
自分の安さを身に染みて思い知らされたけど、その上で、100か0より平均点くらい欲しがってもいいんじゃないかと、思うんですけど。如何でしょうか。と、最後はやっぱり低姿勢。
「ストイックに生きる生き様に、どこか甘えを求めちゃいませんか?」
そんなフレーズが印象的な『TAKE US THERE』て曲のシングル盤を、文庫本くらいの値段、といっても講談社文芸文庫やちくま学芸文庫の値段ではなく、岩波文庫の薄いやつくらいの値段で、買った。
『TAKE US THERE』。JAZZ調のシンプルなトラックの上で、タカツキのラップがのっかっていく曲。
タカツキという人は、ウッド・ベースを弾きながらラップするっていう、かなりユニークなスタイルのアーティストで。自身のソロ以外にも幾つかのユニットに所属していて、マイク握って普通にラップするときもあれば、トラック作りにプロデューサーもするという、何とも多才な人なのである。
で、この『TAKE US THERE』は、SINDBADというユニットと共に出したアルバムからシングル・カットされた1曲だ。
ちなみに俺が買った『TAKE US THERE』のシングル盤、CDではなくてアナログである。塩ビである。念のため。
このレコードを買ったのは渋谷のレコ屋。この曲を初めて聴いたのは、渋谷のライブハウスだった。
なのにこの曲を聴くと頭ん中に浮かんでくる街の風景は、渋谷じゃないのだ。
じゃあどこかっつうと、これが、池袋なのだ。
「ストイックに生きる生き様に、どこか甘えを求めちゃいませんか?」
池袋の、東口でも西口でもいい。どの風景にもしっくりきてしまう。
そしてそんな風景にいるかつての自分自身もまた、やたらとこの曲にしっくりくる。
何だろう。池袋が発する何か、なのかな。それとも自分自身の行動か。
渋谷には、ある種のストイックさが蔓延しているような気がする。
そのストイックさっていうのも、ま、別に嫌いじゃないんだけども。
この曲を、池袋で聴いたのは、いまから1年ちょっと前のこと。
ライブでもCDショップの試聴でもなく、有線か何かで、不意に流れてきた。
池袋の、ちょっとここでは書けないような場所で、ちょっとここでは書けないようなヒトと、ちょっとここでは書けないようなコトをしていたら、この曲が流れてきたのだ。
池袋。2001年に亡くなった古今亭志ん朝が最後にトリをとって寄席出演をした街。名画座のメッカがあった街。うまい24時間営業の立ち食いそば屋がある街。
ある人と明け方の歩道橋で大喧嘩をした。別の人とは土砂降りのこれまた明け方の駅前で大喧嘩した。また別の人とは回転寿司の支払いを巡って、これまた大喧嘩した。
そういえば、これまたちょっとここでは書けないような場所で、ちょっとここでは書けないようなヒトと、ちょっとここでは書けないようなコトをしていたら、ちょっとここでは書けないようなヒトが、こんなことを言いだした。
「よくブクロって言うじゃん?違うから。もうそんな言い方終わるから!いまは、イケブーだから!…まだ私しか言ってないんだけどね!」
もう4,5年前のことだけど、いまでもイケブーという呼び方が定着するきざしはないようだ。
どうも~。普通にブログ感覚でコメントしちゃってるんですけどあんまり仕組みは変わらないんですかね??コメントするにはメアド必要って出てきたんでちょっと気になって。
街。良い響きっすね、好きな言葉です。
タカツキも好きそうな言葉ですよね、僕頭痛癖なもんで人多すぎて渋谷好きじゃないんですけど池袋はよく出没します、おっしゃることなんかわかる気がします。
愛読させていただきますですm(_ _)m
うわ~まさかこっちにコメントがくるとは思わずに、今日まで気づきませんでした!!
失礼しました!!
池袋、好きなんですよ。ユルくて、
ちょっとコワいんだけど、新宿のコワさとも違くて。
でも池袋にディスクユニオンができたときは感動したなぁ。。