2008-10-26

東京駅構内で。

夕方、東京駅の構内を歩いていた。
東京駅の混雑は、いつも、いい感じに腑に落ちてくる。
並ぶ土産物屋を眺めるのもいいし、食堂のサンプルメニューを流すのもいい。
そして絶え間ない人の流れにわが身を置いていると、なんともいえない気分になる。

この具合のよさって何だろう。
駅だから、というのは絶対ある。
街中と違って、駅では、あまりあてどなくしていることがない。
皆がそれぞれの目的があって、動いている。だから、一定のリズムが保たれている。もちろん、そのリズムの消化の仕方は人それぞれだけど。
各々のリズムが混じりあって絶妙なグルーヴを醸し出していて、そのグルーヴに身を浸すことといったらこれがまたもう…

なんてことを考えつつトコトコ歩いていたら、背後から声をかけられる。
制服警官2名。
で、荷物検査。
で、「学生さん?」なんて俺を微妙な気分にさせる問いかけ。
最近、警戒週間なもので~的な。え?でもそれが俺に何の関係が…的な。

そのときは待ち合わせの時間が迫っていたので、もう自分からカバンの中身を出して「これは~。これは…」と説明していく協力っぷりでささっと切り抜けた。

待ち合わせ場所について、いまあったことをさっそく話すと、「え?何?素直にカバンの中身見せたの?」と、情けなさそうに言われてしまった。
だって・・・
…でも、やっぱり、どうして、
何で俺なんだよ~

大丸東京店10Fの大丸ミュージアムで、『印象派の巨匠 ピサロ展』を観て、大丸の地下で買い物して、帰った。