2005-02-19

チュニジア旅行、元セックスワーカーのパリ市議、予約投票

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 2/21(月)から一週間ばかし、チュニジアに旅行しに行って来ますので当ブログはその間、休載します。無事帰って来られましたら、再開します。イスラム圏の国は初めてです。パリへの帰還は2/27(日)になります。

 2月18日(金)、予約者が100人集まれば刊行されるかもしれない『PHOTOエッセイ Gay @ Paris』のために、元セックスワーカーでTGのパリ市議・Camille Cabralさん(緑の党)に取材してきました(写真は筆者撮影)。ブラジルからの移民で、エコロジストであり医師でもあるCabralさんの写真は「こちら」にも出ています。虹の旗をもった女性がCabralさんです。

 取材内容については後日、改めて触れます。

 Cabralさんはセックスワーカー、TG/TSのため精力的に活動しておりまして、セックスワーカーとの交流・意見交換のため、一月下旬から二月上旬までフランス全土を行脚してきたそうです。二月半ばには米国に調査・交流に行っていました。私が取材したのは、米国から帰国した翌日でした。

 世界中飛び回っておりまして、南米はすべての国に足を運んだそうですし、日本にも何度か来られたとか。横浜で開かれた国際エイズ会議にも参加されたそうです。昨年の国際エイズ会議@バンコクでは、セックスワーカープログラムで「ヨーロッパにおけるセックスワーカーの移動の権利」について講演されたようです。
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 東京都と同様に、フランスでも性風俗に対する規制強化が実施され(次期大統領と目されるサルコジが内相だったときに法規制強化したのですが)、セックスワーカーは地下に潜りつつあるようです。Cabralさんは市議になる前までセックスワークをしていた体験から、法規制強化にたいして強い懸念を持っています。

  さて、「予約投票」本について松沢呉一さんから次のような御指摘をいただきました。
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「仮予約特典」に「サービス原稿」あるいは「サービス・フォト」とあるじゃないですか。あれって、「予約特典」とした方がいいのではないでしょうか。
というのは、私の場合、仮予約をしてくれた段階で原稿を送ってまして、「仮予約特典」というのは、本が出ようと出まいと、仮予約自体に発生する特典だと解釈しているのですよ。
今までそれを受け取ってきた人たちの中には、及川君の特典も同様のものだと思っているのがいるんじゃないかな。私自身、最初、そう誤解してまして、写真もメールされるんだとばかり思ってました。すぐに気づきましたけど。
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 「仮予約特典」というのは、本の刊行時に送るものだと誤解しておりました。私の企画では予約された方に「予約特典」としてサービス原稿などをお送りしますので、訂正いたします。松沢さんの「仮予約投票」本で予約しまくっている高健一さんは、今すぐに松沢さんの「サービス原稿」が読みたいがために、予約しまくっていたのでしょうね。今頃、ナットクです。以下も、松沢さんからの御指摘。

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 実はもうひとつ大きな誤解をしてまして、今の今までブログに書いたことがそのまま本になるんだと思っていたんですよ。「これが本になるのか?」と日に日に不安になっていたのですが、別物なのね。
でも、出し惜しみしないで、ここで公開して、読者の批判に晒された方が、本のクォリティが高まるでしょう(批判するにもエネルギーがいるので、わざわざ批判するのは私を含めて2人か3人でしょうが)。今の内容よりも、ストレートに予約を喚起すると思うがな。
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 刊行される本がWebですべて読めるのであれば予約する必要なんてないじゃん……といわれる恐れがありますので、本に収録されるものを全文するのは、控えています。本のクォリティ向上という点では、編集者との議論のなかで高めていく……というのが通常なのでしょうが、ポット出版では社員一同、多忙のため著者にそこまでかまっていられません。
 ブログでは、パスワード機能がありますので、原稿の一部を松沢さんなど、限定された何人かには読めるようにするというのは、一つの手だとは思います。原稿が溜まり始めたら、検討します。
  
 予約投票の利点の一つは、宣伝が刊行のだいぶ前から、始められることです。予約投票企画『PHOTOエッセイ Gay @ Paris』の告知がいくつかのサイト/メルマガでなされまして、話題づくりになっています。