2006-04-04

本日、フランスでゼネスト

大統領が公布を宣言したCPE(初期雇用契約)に反発して4月4日、フランス全土でゼネラル・ストライキが行われる。当初の案で示された試用期間2年を1年に短縮し、解雇の際には理由を明示する……という改正で一件落着するのか、全面撤回まで労働者・学生は戦い続けるのかが本日のデモ・ストの成否で見えてくるだろう。

学生側の闘いは続くだろうが、労働者の動きは徐々に静まっていくのではないかと私は予想する。つまり、全面撤回まで断続的なストライキが続くとは思っていない。

ここで一時退却するのも悪くないだろう。来年は下院に当たる国民議会の総選挙と大統領選挙が予定されている。議会制民主主義の国なのだからここで勝負をすればよいのだ。

日本と違って、政権交代の可能性が少なからずある国は望みがあっていいなぁー、と羨ましく思う。