2010-01-25

お部屋2026/瀬戸弘幸著『ソースネクストの重大疑惑』の疑惑 2

思い切り、間があきましたが、前回の続きです。

瀬戸弘幸が、「自称ジャーナリスト」「詐称ジャーナリスト」と言われた時の反論として、たいして意味のない読売人名録を出すのであれば、「ソースネクストを告発した本を出している。アマゾンのレビューを見ろ。その気になればオレだってできるのだ」とでも言えばいいのに、なぜ代表作とも言える『ソースネクストの重大疑惑』というタイトルをこうも出そうとしないのでしょう。

瀬戸弘幸がブログのエントリー内で『ソースネクストの重大疑惑』というタイトルを出したのはたったの一回だけですが、「日本よ何処へ」のコメント欄ではこんなやりとりもありました。

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瀬戸様著の下記の本もご紹介いただけないでしょうか。

ソースネクストの重大疑惑
日米友好時代は終った
東南アジアの反日感情を煽る″味の素″
Posted by ケン at 2006年11月17日 11:24

ケンさんへ
有り難う御座います。それらの本はもう在庫がありません。申し訳御座いません。
Posted by 瀬戸弘幸 at 2006年11月17日 12:08

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このエントリーは『外国人犯罪』の在庫を安く処分するという内容なので、ケンさんは「売ってくれ」という意味を込めているのでしょうが、私もどんな経緯で作られ、そして、どんな事情で世に出なくなったのかのを「ご紹介」していただきたいです。

『ソースネクストの重大疑惑』の奥付によると、著者は瀬戸弘幸。発行所は日刊中央通信社。発売は雷韻出版。編集協力は岩崎企画。

発行所は瀬戸弘幸自身の「会社」ですし、編集協力は同じ住所の岩崎定夢の会社です。岩崎定夢は、怪しげな募金をやったり、瀬戸弘幸が中国製品を批判する裏で、中国製の食品を推奨したり競馬占いの本を1万円で販売したり瀬戸弘幸とともに怪しげな健康食品を売ったりしてきた「稲川会系ジャーナリスト」です。

また、コードを借りただけではなく、瀬戸弘幸とこの雷韻出版には深いつながりがあります。

雷韻出版については、2ちゃんに転載された「赤旗」の記事が参考になります。

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自民党が活用指示した謀略本
出版社社長は右翼団体の代表
ナチスの旗を掲げ行動
2000年 6月 21日 (水)「しんぶん赤旗」

 一面所報、自民党本部が謀略ビラのために大量に買い取り、選挙で活用するよう全国に通達していた反共謀略本『誰も知らない日本共産党のホンネ』の出版社雷韻出版(東京・目黒)の山田一成社長は、反共右翼団体の代表をつとめていたことが、本紙の調査で明らかになりました。
 この団体は国家社会主義日本労働者党。自治省が編さんした『政治団体名簿』によれば、団体の設立は八八年四月。『名簿』に登場したのは八九年版が最初で、九五年版まで掲載されていました。
 代表者名が山田一成氏。九〇年までの事務所の住所は「世田谷区玉川田園調布」で、雷韻出版の山田社長宅と同一住所です。
 また、九三年に同団体の会計責任者をつとめた森田誠氏は、雷韻出版の監査役として名前を連ねています。
 同党のホームページによると、綱領として「日本民族の優秀性を確認し血の純潔を保持し全世界の指導国家として世界平和に貢献する」「日本国體(こくたい)に反する国際主義を排斥し民族利益優先の指導者的一党独裁政権を要求する」など、四項目を掲げています。さらに、「民族浄化の推進」「単一民族国家化を維持・推進」などを基本理念としています。
 昨年十二月五日には、「大東亜戦争開戦記念日」を前にナチスドイツのカギ十字の旗を掲げて米国大使館に抗議行動を実施。また、「外国人不法労働者排撃」「国外での軍事訓練」などを誇示する写真をホームページに掲載しています。

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「阿修羅」に転載された「日刊ゲンダイ」の記事にはこうあります。

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一時、オウムに肩入れしていたというこの出版社の社長は、超国家主義の政治団体の代表でもある。
「日本民族の優位性、一党独裁政権を目指すこの団体は、昨年暮れ、ナチスドイツのカギ十字の旗を掲げて米国大使館に押しかけています」(事情通)

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「超国家主義の政治団体」というのは、国家社会主義日本労働者党のことです。この団体と瀬戸弘幸の世界戦略研究所などが結成したのが国家社会主義同盟です。

この団体の代表者は篠原節という人物で、副代表は瀬戸弘幸。この二人は『ヒトラー思想のススメ—自然と人類を救済するナチス・ヒトラー世界観の120%肯定論』(展転社)という共著を出しています。

検索すると、オウムとの関わりについてもいろいろ出てきます。興味のある方は調べてみていただきたい。

続きます。

このエントリへの反応

  1. [...] それでやっと、「瀬戸弘幸著『ソースネクストの重大疑惑』の疑惑 2」を書いたってわけです。 [...]