2006-10-04
少食 イン バイエルン 1
週末のことを少し書かせていただきます。
バイエルンは、ドイツの中でもグルメと言われていますから、美味しい物が沢山あります。息子はそれを目当てにしていたところもあったのですが・・・。
日曜日、アンゲリカは10時からの教会の礼拝に行きたいと言いました。子供たちもヴィリーも気乗りせず・・・というか、子供は起きる気配もなし・・・。なので、私たち二人で教会へ。私は神様を信じていますけれども、特定の宗教に属してはいません。ですが、時々教会に行くのは好きなのです。そこはプロテスタントの教会でした。厳粛な空気の中、1時間のミサが終わり、さわやかな気分になって祈りをささげてアンゲリカの家に戻ったのが11時半。それからみんなでブランチをしました。クロワッサン、ブレッツェル、黒パンなどがあって、チーズ数種類、サラミ、ハム、はちみつ、ゆで卵、グレープフルーツ・・・。お茶はルイボスティでした。私は黒パンをひとつ、何もつけずにいただきました。あとはグレープフルーツを半分。その後、アンゲリカ達と月曜日の仕事の打ち合わせをして、夕方に小説家のウリの家に行くことに。彼女はアンゲリカの友達で、チベット関連のスペシャリストでもあります。丁度日曜日は彼女のお誕生日だったので、みんなで行くことにしたのでした。アンゲリカはプレゼントと、さらにお手製のプラムケーキを作り、出来上がったらすぐに車で出発。本来ならば1時間半くらいで到着するらしいのですが、なぜか道に迷ってしまって5時半にやっと着きました。7時半には、アンゲリカのご両親とレストランで食事をすることになっているので、う〜〜ん、30分くらいお邪魔して、それからすぐに出るようです・・・。
いろんな人がパーティに来ていました。でもアジア人は息子と私だけでしたが・・・・。「淑子、あなたのことはアンゲリカからい〜っつも聞いていたのよ、知り合えて嬉しいわ!」ウリはとっても気さくな感じの女性でした。彼女の小説の話を少しして、そこでオーガニックのプラムケーキを少しだけいただきました。飲み物はお水。うん、少食もいい感じです。
そうこうしているうちにもう6時過ぎ。息子とヴィンツェント、それにウリの孫の14歳の少年は、小雨の降る外でサッカーをして遊んでいます。さぁそろそろおいとましないと・・・・。するとアンゲリカが突然「やっぱり最後までいましょうよ。ママにはキャンセルするって言うから。だってウリが7時から、ここの近くの教会で朗読をするそうなのよ、興味あるでしょ?」
ヴィリーはしぶしぶオーケー、私はどのみちレストランに行ってもあまり食べないので喜んでオーケー、息子たちはがっかり、という状態で教会へ。それは、豊作を祝う会で、カトリックの教会でした。1日にふたつの教会、しかもプロテスタントとカトリックの教会に行くことになろうとは・・・!! とても興味深かったです。
教会は人でいっぱいになりました。座るところがなくて、立って見ている人もいたほどです。1時間の会でしたが、ウリの朗読だけでなく、ハープ演奏や古楽器のデュオによる演奏、小話、詩などがあり、盛りだくさんでした。あっという間に時間が過ぎて、8時半になりました。
つづく