2006-06-21

熱い一日

昨日、火曜日はまたまたいろいろありました。アートディレクターでアーティストでもいらっしゃる、戸田正寿さんご夫妻にお会いして、H子さんと4人でプレンツラウアーベルクにある、旧プールを会場にしたワールドカップ・パブリック・ビューでドイツ対エクアドルを観戦。ある意味、その道のスペシャリスト(?)であるH子さんにスペシャル情報を聞いて、楽しいひとときを過ごしました。なんたって私は、サッカー観戦などしたことがありません。家でだって、ほとんど見ていないのですし、楽しめるのかなぁ、とちょっぴり心配だったのですが、これが本当に面白かったんです!ベルリナーは、南ドイツに比べたら、やはり反応がクール。それでも、第一リーグの最終戦で、ドイツが一位で突破するかどうかの大事な一戦でもありましたし、沢山のベルリナーが集まって、わいわいがやがやと雰囲気を盛り上げていました。そして大興奮の大画面!H子さんが先に場所とりをしてくれたおかげで、本当に素晴らしい席で見ることができ、迫力満点、臨場感たっぷりのサッカーを満喫しました。まわりはほとんどドイツ人。その中で、妙に熱くなる日本人4名・・・。特に私は、あまりの迫力にびっくりして、ドイツがゴールを外した時に、思わず「きゃ〜!!!」と雄叫びをあげてしまい、まわりのベルリナーに注目されてしまいました・・・恥+汗・・・。それにしても・・両チームの動きの素晴らしいこと!信じられない技もあり、大画面の醍醐味に魅せられました。大体この試合は、どちらが勝っても16強に入るわけですから、安心して見ることができたし、娯楽性が高かったと思います。ゴールが決まる度に、みんな大拍手、大歓声、そして外してもドンマイ拍手。画面にメルケル女史が映ると、また拍手(笑・意味は違いますが・・・)リラックスムードの中にも、ゲーム観戦を盛り上げるベルリナーの気持ちが伝わってきました。日本戦をこんな場所で真剣に見たら、ゲームの行方が気になって、私などはおそらく楽しめないでしょう。本当に良いカードでパブリック・ビューを体験できてよかったです。H子さん、ありがとう〜〜!!!

戸田ご夫妻も大満足でした。それからちょっとショップをまわり、その後レストランでお食事。私はガスパッチョと、アルザス地方のピザにちょっと似たパリっとした生地にハーブがのったものを頼み、3分の1くらいだけいただきました。みんなでシェアして、H子さんと戸田さんの奥様からはサラダを少しいただき、それで十分でした。

H子さんとはフリードリッヒ通り駅でお別れし、夫妻と3人でベルリン動物園駅まで電車で戻り、ホテルまでの途中の道にあるデパート前でお別れ。そこにはFIFA公式グッズが沢山が売られているので、夫妻はお買い物をすることに。その時すでに夜の10時前。まだまだ明るいベルリン。それに暑い・・・。ここのところ、最高気温は30度にも上がり、本当にただ立っているだけでも汗が流れるほどの暑さです。私は薬のせいなのか、新陳代謝がいいのか、妙に汗だくになってお化粧も落ちてしまいそう・・・。ハンカチで汗をふきふき歩きました。ワールドカップの時期は、ドイツでは普段はお店が閉まってしまう時間も開いています。だから、夜でもショッピングができるというわけです。

お別れしてから、クーダム通りをヴィッテンベルクまで歩きました。いやぁ、夜の10時とは思えない騒ぎよう!!ドイツが大勝したことで、ベルリン中相当盛り上がっています。ちょっとでも酔っ払ったサッカーファンのおじさんと目が合ってしまうと、ニコニコして寄ってきて話しかけられるし(私は少々怯えモード)、大騒ぎで歌を歌ったり叫んだり、全身ドイツ国旗で歩き回ったり・・。夜店もいっぱい出ていましたので、もうお祭り状態ですね。電車もバスも市電も大混雑でしたし、これはもう街中はじけている感じ。楽しそうなのが良いですが、一緒にはじけるにはもう遅いというか、無理というか・・・。でも、その雰囲気は好感が持てました。

やっとヴィッテンベルクに到着! そこから地下鉄で1本で家に着きます。ほっとして駅のホームのベンチに座ってミネラルウォーターを飲んでいたら、イタリア系?のよっぱらいおじさん2人がニコニコして近づいてきました。できるだけ目を逸らしてしらんぷりしていたら、同じベンチに腰掛けてきて、カタコト英語で「君は・・・ドイツ応援?」とか言うのでドギマギしましたが、激しくうんうんと頷きました。残念そうに諦めた様子・・・。ほ!酔っ払ったおじさんと話し込みには、ちょっと遅すぎる時間ですね・・・汗。

帰宅したら、もう本当に汗で体が気持ち悪いので、すぐにお風呂に入りました。すっきりさわやか〜〜!今日もちゃんと少食ができたし、さっぱりとした気分で寝床に入りました。

暑く、熱い一日は、こうして過ぎていったのでした。