2005-11-17

マーロンの気持ち

昨日、学校で問題を起こしたマーロンと、彼の真似をして先生にひどく叱られた我が息子は、30分ほど外で話をしていたようなのですが、戻って来て、「お母さん、実はマーロンが母親と喧嘩したんだって。なので、少し家にいてもいい? できたら泊まらせてもいい? 事件のことでいろいろあったんだよ・・かわいそうだし・・・。」と言うので、「うちに泊めても何の解決にはならないの。だから、7時までいてもいいけれども、夕飯も出すけれど、7時になったら帰ってもらうわよ。平日の泊まりは、なしって言ったでしょ。お母さんもまだ本調子ではないし、インフルエンザの予防接種前で、体調を整えないとならないしね。」と伝えたところ、まぁ普段ならブツブツと文句を言うのですが、愚かなことをした後ですから、しぶしぶではありましたが頷いていました。

7時になって、マーロンに、「さぁ、そろそろ君は家に戻りなさいね。お母さんが心配しているはずよ。どこのうちでもそういうものなのよ、子供のことは心配なんだからね。」と言ったら、素直に帰りました。その後、食卓に息子とふたりでついて、お茶を飲みながら話をしました。マーロンは、クラス会議の後、学校会議にかけられて、母親と2人、担任の先生他、校長先生、クラスの他の教科の先生方全員(!)、クラス委員、そしてさらにクラスの父母会の委員長2名(は、2人ともお父さん)が出席し、かなり長い間話し合ったのだそうです。「それで、その話し合いはどうなったの?」と私は息子に聞きました。「うん、マーロンね、かなり落ち込んでいるんだけれどね、その理由は、いろんな科目の先生がね、全員<マーロンは悪い子です、どうしようもない。>というようなことを言ったらしいんだよ。しかも父母会の委員長のお父さん2人も・・・。それでショック受けてしまって・・・。つまり、誰ひとりマーロンをかばう人がいなかったってことなんだね。」そうですか・・・・。

「それで?」「うん、それでね、マーロンとお母さんが外に出ているようにって言われて、30分教室の外で待たされたんだって。そうしたらその後、お母さんだけ入ってくださいって言われて、また30分。マーロンは結局、1時間も待たされたんだよね。」ほう、本当に随分重い会議だったようです・・・。「そうしたら、その待っている間に、クラス委員のパウラが、少しマーロンをかばう発言をしてくれたらしいんだよ。」パウラというのは、息子とも仲良しの女の子です。1度だけ我が家にも来たことがあります。とってもいい子。「でね、そのパウラの言葉に多少動かされた、教科の先生が3人くらいいて、その先生達が、そうだね、確かにマーロンは言うほど悪い子じゃないね、っていうことで、今回はギリギリだけれども、学校に残ることが許されたんだよ。」わ〜良かったです!! それにしても・・・。もちろん、今回の事件だけで退学させられるということではなく、日ごろの態度や言動もかなり問題だったわけですが・・・。退学になる可能性も充分あったのだと思うと、いろいろ考えさせられました。「でもね、修学旅行は行ってはいけないことになったんだよ。それはもう駄目なんだって。」まぁ、退学せずに済んだのですから、それは仕方がないですね。マーロンは、小学校の時からトラブルを起こして、担任の先生がとても大変な思いをしていたのを覚えていますので、マーロンの母親も同意したのでしょう。でも・・・オリバーはもう退学になるようです・・・。

体調もあまり優れないので、今日も少食がある意味、うまくいっております・・・。

本日の「オーガニック・ライフ・イン・ジャーマニィ」は、

そろそろ・・・