2003-10-30
青汁のカス・再利用狂想曲
寒くなってきました。先日、ガスの種火の部分がおかしくなり、修理をすぐに頼んで直してもらいました。ガスのヒーターなので、故障すると全ての部屋が暖房なしとなり、寒くてたまりません。甲田療法をしている私としては、それくらいの方が身体を鍛えるためにも良いのかもしれませんが、ケイビーのラッキー+クッキーも寒そうだし、息子も朝起きると、「お母さん寒いよ、ケチらないで暖房くらい入れてよ。」などと誤解するので、やはりこの時期は部屋があったか〜〜いのがいいですね。
さて、あれから大きな脱線はしていません。なかなか良い調子ではないかな、と自分では思っていますが、まだ量をしっかりと守ることができていません。
玄米、お豆腐に黒パン、蜂蜜以外は、あまり食べたいと思わなくなってきて、小食の意味や、世界への愛と慈悲という、大切なテーマを前以上に真剣に考えるようになりました。でも、そういうことを考えていると、目の前にある「青汁のカス」を捨てるというのが、どうもしても気になってしまうのです。もったいないというか、なんだかバチが当たりそうで・・・。青汁のカスって、とっても美味しそうで、健康的な食べ物のような気がするのです。我が家のバルコニーのエリカの花の肥料にとも思いますが、土がすでにたっぷり状態になっているので、それももうできず・・。私はまだ、青泥のままで食べてはいけなくて、絞って飲んでいるわけですが、健常者はカスもOKなのです。あぁ、捨てたくない。どう考えてみても、カスにはまだまだ栄養があるし、繊維もあるから再利用できそうな気がするのです。そこで、私は食べてはいけないけれども、息子のために青汁のカスを使った何かとっておきの料理ができないかな、といろいろ試してみることにしました。すでに、青汁のカス入りクッキーはご存知の通り。
では写真をご覧ください!
まず、以前に予告(?)した、青汁のカス入りパウンドケーキを作ってみました。
日高さん(担当の編集者さんです)のご指摘通り、小麦粉、砂糖、バターをそれぞれ1パウンドずつ使って作るケーキのことを本来パウンドケーキと言うのですが、昨今は、写真のようなケーキ型で作るケーキのことを、総称して言っているようです。それに、ケーキの本を見てみても、1パウンドではなくて微妙な計量をしているものが多く、様々なバリエーションがあります。なので、私も気軽に挑戦してみました。ケーキが緑色っていうのは、抹茶以外だと少々変な感じもしますが、これ、試食してみると(ほんの少しだけ・・・)なかなか美味しいのです。全粒粉、サラダ油、卵1個に豆乳少々、そして黒砂糖に青汁のカス2回分とオート麦のフレーク(ハーファーフロッケン)を入れて、焼いてみました。息子とつよしくん、そしてつよしくんのパートナーのドイツ人、ハーディに試食してもらいましたが、みんな美味しいって言ってくれました。つよしくんなど、またまた「淑子さん! これ、本当にしっとりしていて甘みをおさえていてほど良いお味で、すんごく美味しい! 絶対に売れるよ!」と絶賛してくれました。
つよしくんは、私のつよ〜〜い味方です。感謝感謝。
あ、みなさん、唐突にハーディが登場しましたけれども、実は息子と私、つよしくんとハーディは、「擬似家族」なのです。つよしくんとハーディは、ゲイのカップル。つよしくんは37歳、ハーディは彼より20も年上のオジサンで、すでに仕事はリタイアしています。私たち4人はとっても仲がよく、私が病院に入院していた時は、彼らが息子の世話をしてくれました。遠い親戚より深い絆で結ばれています。断食日記のベルリン編では、この二人がちょくちょく登場しますので、よろしくお願いします。
さて、お次はキッシュ。これ、よくほうれん草のキッシュなどで緑色のはお馴染みですね。なので、みんなほとんど違和感なく食べてくれます。市販のパイシートを使えばとても簡単。卵2個に生クリーム、チーズ、ズッキーニ、トマトに青汁のかす、塩・こしょう。これは大好評で、すでに何度も作りました。先日など、オーガニックのマーケットに行って、全粉粒の茶色のバイオ・パイ・シートなるものを購入し、使ってみましたが、パイ皮がすんごく香ばしくて美味しかったです!(←脱線の日に食べたのです・・・)この流れで作ったのが、青汁のカス・パイ(カスとチーズ入り、塩味)と、カスのアップルパイ。特にアップルパイは、りんごの甘みに青汁のカスがまろやかにクロスオーバーし、上品な味でおもてなしにぴったりだと思いました。同じように、青汁のカス入りハンバークにも挑戦。お豆腐も入れてみましたが、息子のドイツ人の友達が来た時に出したら、二人でとっても喜んで沢山食べていました。良かった〜〜!
今度はつよしくんと脱線の日に、青汁のカスでスパゲティのペーストを作ってみようと話しています。
でも・・・・調子に乗ってどんどん作っていたのですが、やりすぎは禁物。息子は最近ぐちっぽく言います。「お母さん、僕は頑張って青汁飲んでいるんだよ。どこも悪くないのにさ、お母さんと一緒に飲んでいるじゃない。お菓子もほとんどなくなって、お母さんが作ってくれるお菓子を食べているよ。
それは嬉しいし、美味しいよ。でも、ぜ〜〜んぶに青汁のカスが入っているのは、僕、いやだよ。それだけはやめてよ。時々はパイの中にチョコレートを入れてよ。」
・・・ですね、やっぱり・・・。
さて、今日は男性の読者の方からのメールをご紹介します。Tさん、お便りをありがとうございます。:
年齢は30歳で、幼少からアトピーを持っています。
アトピーの方は同じように言われてる方が多いのですが、大人になったら自然
に治る、根治は無理だから上手く付き合っていくしかないなど、子供ながらに
ショックを受けたのを覚えています。そして何をやっても無駄なのだと思い、
副作用の恐さも知らずにステロイドを使い続けてきました。
僕の場合、仕事の関係、また日常生活に支障が出るほど酷くないこともあり、
実際に甲田先生に診て頂く事は難しいのですが、先生の御本を参考に出来る範
囲で実践し、本に書かれてあるような様々な事を体験しますます『本物であ
る』と感じております。
そうですね。本当に、甲田療法は、実践してみないとその凄さ、素晴らしさはわかりません。実際に小食にしてみると、とても身体が喜んでいるのがわかりますし、「本物」だと感じますね。
今までは症状が出たら酷くなる前にステロイドを塗るぐらいしかやってきませ
んでした。ですが今はステロイドを極力使わないようにしておりますから、
放っておくといくら食事に気をつけても、なかなか症状が快方に向かってくれ
ませんし、酷くなる一方という事も多々あります。こういう時が一番辛いんで
すね。実際に通院や入院している訳ではありませんから、本当に自分がやって
る事は正しいのか、これで治るのかな?ととても不安になりますし、投げやり
になり今まで押さえていた食に対して欲求が爆発した事もありました。
一度も甲田先生に診ていただいてないのですね。どんなに軽症でも、先生は快く診てくださると思います。私と同じ時期に入院していた、ナイスバディのM野さんも、やはり軽症のアトピーでした。私たちから見ると、どこも悪くないように思いました。でも、軽いうちに、しっかりと治した方が良いに決まっています。ですから、一度甲田先生に診ていただき、毎日の小食メニューを教えていただく、というのもひとつの方法かもしれませんね。私のように、通うことができない患者もいるのですから。先生からいただいた自分用のメニュー通りに小食をすれば、きっと迷いなく進めることができるのではないでしょうか?
少し心配なのはもともと痩せ形でしたが、173cm/56〜7kg玄米菜食、
少食を自分なりにやってきまして約10か月ほど経ちます。
体重が8kgほど減りました。甲田先生風に言えば骨皮筋衛門です。
最近は徐々に断食をするペースも上げており、週1で出来るように頑張って
おります。(1日断食ですけれども)
すごい!! 私など、たった一度のすまし汁断食を成功させただけで、自分をホメゴロシ状態にしているのに・・・。ご立派です!
こんなに痩せましたが、体調は以前より格段に良いのです。
この間1日断食したときには、お腹もぺちゃんこで空だと思ったら、黒い便
が沢山出ました。
それは、ひょっとして「宿便」かも・・・・。
断食って、本当に効果がありますね!!
それからは食後にお腹がぐるぐる鳴るようになったんです。腸が元気に
なってきたのかもしれません。
でも、食事をしても3時間ぐらいするともうお腹が空いてきて困っており
ます。太って理想体重になれば本物なのでしょうね。
理想体重というのは、いわゆる、甲田カーブの後ということですね。小食をしていて、最初はすご〜〜く体重が減るのですけれど、そのうち少量の栄養だけでも胃腸が反応して、どんどん吸収してくれる。そうなると体重も増えると、と言われています。私もそれを待っているのですが、その前に脱線で体重が増えてしまい、困っています。でも、まだ1〜2kgにおさえていますが・・・。私の場合は、前にも書きましたけれども、お腹は空かないのに、目が欲しがるのです。これには本当に困ってしまいます。少しずつ克服してはいるのですが・・・・。
あと、青汁に関してなのですが、甲田先生は朝に飲むようにご指導されて
いるのですか?患者さんによって違うのでしょうか?
先生の本や指導書などには、朝と夕方に飲むように、となっていますが、入院している時は、朝のみでした。先生の診察の後、8時半くらいから作ってみんなで飲んでいました。その後10時に玄米粥とお豆腐をいただいていました。青汁を飲むというのは、たぶんほとんどの患者さんにおっしゃっていると思います。
もちろん、断食の日は別ですが。私の場合は、朝と夕方に青汁と赤汁を飲むようにとのことでした。
あと、先生の本にも青泥は胃腸に刺激が強過ぎるので青汁の方が良いとの
ことでしたが、搾りかすも食べる青泥をされてる方はいましたでしょうか?
これは、患者さんによって違うようなのですが、私が聞いた範囲では、ほとんどの患者さんは、まずは青汁を飲むように指導されるようです。徐々にカスも摂取する、ということのようですが、そこに至るまでは時間がかかると聞いています。
理想的なのは、健康体で青汁をカスのまま食べることのようです。宿直のA子さんが、甲田先生のご指導で、時々ほんの少しだけ生玄米の粒に混ぜて食べていたことがありました。
でも、これは青泥の状態ではありませんね。
青木さんが入院されていた頃は皆さん青汁でしたか?
はい、全員青汁でした。
前にも書きましたが、2度目の先生の診察を受ける前に、療法が今ひとつしっかりとは理解できず、青泥のまま食べていたんですね。それでも、甲田先生に再び診察していただいた時には、先生は「すごくよくなっている」と褒めてくださいました。それでも、「良くなっているけれども、まだまだ青泥では刺激が強いから、青汁になさい。」と言われたのです。実際に青汁にしてみると、家でもすんなり飲めるし、飲んだ後も気分が良い。ですから、ちょっと面倒でも絞って飲むようにしています。
早く、青泥のままで摂取できる身体になりたいものです。そうすれば、
カスのことを気にしないですむし!!??