2003-07-23
好転反応
今日も快調! おかみさんは5日間の断食を終了しましたが、断食中よりはいいものの、毎日だるくて調子が優れません。Mさんも以前に断食をしたことがあるので、先生のお考えで3日が突然5日になってただ今断食中です。他の3人(Kさん、M野さん、Tさん)も昨日から断食に入りました。つまり、私とおかみさんだけが粥食なので、みんなと食事を別にしています。断食の人が多い所で食事するのは気が引けますしね・・・。
で、私だけがハイテンションで元気ってことが、断食入院で良いことなんだと、それなりに喜んでいたのですが、そうとも限らないってことがわかりました。つまり好転反応と言って、断食や少食によって起きる反応についてです。
これは、身体が良い方向に向っている時に、逆の悪い反応を起こすことなので、身体から毒素とか、悪い物、廃棄物などが吹き出てくる現象です。
おかみさんのだるさはそこからきています。甲田先生はおかみさんに、「大丈夫、好転反応だから、だるさはそのうち嘘のようになくなります。
そして、そのだるいような症状が出れば、その間にかなりの量の宿便が出るのです。とってもたくさんの宿便が今回出ましたね。5日続けての断食が効果ありましたよ。」とおっしゃったそうです。がーん! 私は元気ゆえ、宿便も出てなくて、好転反応まで達していないってことだったんですね・・・。
先生は出ているっておっしゃるけれども、それほどではなさそうです。少し前進くらいでしょう。でも、おかみさんは今回かなり良い成績(?)をあげているようです。私は自分の成績不良にちょっぴりしゅんとしてしまっていたのですが、おかみさんは「あらー青木さん大丈夫よ! 元気なのはそれはそれでいいことよ! あぁたは初めての断食をしたんだから、そんなにあせっちゃだめ! 私なんぞ、もう10年も甲田療法とお付き合いして、やっとここまで来たんだからね。」と言って慰めてくださいました。ありがたいこと! そうですよね、まだ始めたばかりですものね。焦ってはいけません。先生も、私が元気だからといってすぐにそれでは5日断食ってわけにはいかないでしょう。慎重に、ちゃんとそれぞれの患者のコンディションや状況を見ながら判断してくださっているのです。だから入院患者が多いと大変なのでしょうね。5〜6人の入院患者で精一杯なのだと思います。助手なしで、全て先生ご自身が診察してくださるのですから・・・・。本当に頭が下がります。
でも、そんなことを話していたら、ついについに!! 私にも好転反応が少し出たのです! それは、皮膚。お腹と首まわりの肌が、このところすごくむず痒く、また虫に刺されたのかなって思っていたら、これは好転反応だったようです。
先生は、それはいいこと、数日したら治るから、その前の後退するような症状だと考えて様子を見なさいっておっしゃいました。Mさんもお尻あたりにぼつぼつができて、痒いそうで、先生に好転反応と言われたのだそうです。「ダニとかの虫じゃなければいいんだけれどもね・・・。」とMさんは少し不安な様子。私は前向きに、やっときた好転反応だ〜〜!! って喜ぶことにしました。
でも、すごく痒いし、ぼつぼつは気になりますが・・。あれ、今見ると、顔にもできている!! さて、これからどうなるんでしょうねぇ。
今日はもうひとつ、甲田先生の偉大さについてお話させていただきます。このお話は、カナダから来ているKさんから聞きました。Kさんによると、(もちろんKさんも、確かなことは知らないそうですが、いろいろ小耳にはさんだ内容を教えてくださいました。)甲田先生はなんと! 2001年にスウェーデン・アカデミーからアウォードを受けていらっしゃるのだそうです。つまり、「ノーベル賞」も夢ではないポジションをゲットしていたってことです。その際、アカデミー側は、甲田先生に論文を提出するように言ったのだそうです。その論文によって、ノーベル賞受賞候補というか、エントリーになるってことなのでしょうね。その関係で、イギリスとアメリカの名門大学から学者がやって来て、(おそらく共同研究とかいうことだと思われますが)先生とノーベル賞関係の話し合いを持ったらしいのです。甲田先生が行っていることは、世界的にも興味を持たれる内容なのです。ところが甲田先生は論文を提出されなかったし、また誰とも共同研究をしなかったのだそうです!
何故か!? そうした研究というのは、非常に時間のかかることであり、山にでもこもってしっかり集中するとか、海外に出てそれだけに没頭しなければ不可能なことのようです。論文ももちろんそうです。けれども先生は、「そんなことをしたら患者はどうなる」と悩み、患者を放っておけなかったらしいのです。
名誉より、目の前にいる患者を助けたい。
理由はそれだけではなかったのかもしれません。何か別の事情もからんでいたのかもしれません。けれども、先生がいつも患者のことを心から考えてくださっていることは確かです。
甲田先生は、そういう先生なのです。
本当に素晴らしい先生だと思います。
ご無沙汰しています。
お元気ですか。
お話したいことがあり、Emailのほうに、メールをいただければ
有り難く存じます。
いつか、お会いできますことを楽しみにしております。