2003-10-03

電話での会話

今日は、ドイツ統一の日。全国的に、お休みです。息子の小学校は、今日から秋休みに入ります。なんと、18日まで!! そんなに休んで大丈夫なのでしょうか? 日本は勉強勉強と大変なのに・・・。と、つらつら考えながら、青汁を作って息子にも飲ませます。最近は、「う〜ん、青汁も、なかなか美味しいよねー。すっごく美味しいってわけじゃないけど・・・。」などと言うようになってきました! 大進歩!!

昨日、私は甲田先生に初めて国際電話をしました。近況報告と、先生からの叱咤激励をいただきたくて。遠くに住む患者の場合、先生のご迷惑にならない程度に、お電話をさせていただくことが可能なのです。
お仕事の邪魔にならないか、と心配しましたが、大丈夫ですよ、と優しくお話してくださいました! 甲田先生は、とってもお元気そうなお声で、なんだか嬉しかった〜〜! 「石にかじりついてでも、ついてきてくださいよ!途中で諦めることなく、頑張ってください!」と励ましてくださいました。

実は10日くらい前から、おかしな頭痛が続いています。全て左側なのですが、こめかみ、あご、後ろの首筋、肩に痛みがあります。一体どうしたのでしょう? あまりに長く続くので、心配になって先生に伺いました。
「それはね、どうぞ喜んで受け入れてください。身体が変化してきている証拠です。悪いことだと思わず、良い体になる過程と思って、食餌療法も怠らずに頑張ってください。大丈夫ですから! 心配いらない。何も問題ない。これから、もっとしっかりと背腹運動をしなさい。それをやっとると、徐々に頭痛がなくなりますからね。」とおっしゃいました。私、もしかしたら歯痛か、身体のどこかが悪くなったのかも、と思っていて、場合によっては日本に帰って病院に行かなければならないのかな、と不安になっていたので、ドキドキしながら質問したのですが、先生は簡単にさらっと、何でもない、とおっしゃっる。なんだか精神的にすごく楽になったのです。甲田先生の力って素晴らしい!!

私はさらに続けました。「最近、先生のご指示通りの食事しか口にしていないのですが、どうしても量が多くなってしまって・・・それと、甘い物が、やはり猛烈に食べたくなり、誘惑に負けそうだったりするのです。」と言いましたら、「あーそう? 食事の量は、しっかり守ってないと自分を責めるのではなくて、少しくらい量が増えても、気にせずに、あまり神経質にならないようにして、頑張って続けてください。大丈夫だから! 続けていれば、そのうち量も安定してきて、ちゃんとできるようになりますよ。青木さんは大丈夫や! それと、甘い物はそんなに食べたいの? チョコレートとか食べたいんでしょ?」とおっしゃるので、「いえ、そういう時期もありましたけれども、もうその段階はどうやら過ぎて、チョコなどの既成の食品はほとんど食べたいとは思わなくなりました。」と答えたところ、「それは進歩や! 素晴らしいよ! その調子だね。」とお褒めの言葉をいただき、ちょっと嬉しい気分。「先生、でも私は、息子用に自分で作ったお菓子を猛烈に食べたくなるのです。つまり、黒砂糖や蜂蜜、全粒粉で作るケーキなどなんです。」「そうですか、少しくらいなら大丈夫なんだから、気にせずに前を向いて頑張ってください。そのうちそうした欲望も消えていきますよ。益々養生して、健康になってくださいよ〜!! 来春、本断食のためにいらっしゃるのを、待ってますからね! どうか頑張って!!」 わ〜〜! とっても嬉しかったです〜〜! 先生、本当にありがとうございました! 短い会話でしたけれども、すごく励まされました。

毎日、せっせと生菜食をしているのですが、量の問題以外は、少しずつ落ち着いてきています。モーレツにこれを食べたい! という物は今のところ少なく、甘い物への欲望は減ってきているようです。先日、前によく食べていた、既成のメキシコ風パンケーキをちょっと口にしたのですが、苦く感じて不味かった! やはり、相当舌が敏感になっているようです。

最近のテクニック(というほどのことでもないですが)は、家に食べ物のストックを、できるだけ沢山置かない、ということです。例えば、黒パンで少し脱線してしまうとわかっていたら、黒パンも1日分のみ少量買っておくのです。あー何か食べたい! と思っても、何も家にない状態だと、はっと我に返って、あ、そうだ、小食やっているんだから、もうちょっとこのままでいよう、と思ったりするわけです。情けない方法かもしれませんけれども、作家の森茉莉さんも書いていらっしゃいましたよね。大好きなチョコレートを、毎日1枚だけ買いに行く。そうしないと、あればあるだけ一度に食べてしまうからって。本当にそうだと思います。抑制がきかなくなってしまう。胃じゃなくて、目が食べたくなる。
そういうのを防ぐには、この方法はバツグンです。

それから、上記にあるように、甘い物は自分で作る。頻繁に作ってみると、いかに既成のお菓子に大量の白砂糖が入っているのかがわかります。なので、自分の納得いく量の黒砂糖を入れて作ってみるのです。そうすると、ちっとも甘くない。あんなに糖分を入れたのに、これだけなの? と怖くなってくる。グミでも、作ってみると、レシピには、ジュースに砂糖を混ぜます。ジュースだけでもとても甘いのに、これには驚きました。だから砂糖を入れずに作ってみました。それに慣れてくると、息子も十分甘く感じるようになる。私も息子も、徐々に甘い物から離れてきているように思います。

私の場合は、そんなふうに、無理のないように少しずつお菓子離れをしているのですけれども、意思の強い方だったら、もっとスパっとやめられのでしょうね。初めのうちは、本当に毎日毎日甘い物のことばかり考えて、どうしても食べたくて仕方がなかったのです。けれども、少しずつそうした執着が減ってきて、今は完璧ではないけれども、健康を取り戻すために、しばらく食べなくてもやっていけるわ、という気分になってきました! そういう気持ちがいつまで続くのかわかりませんし、突然脱線してしまうこともあるでしょう。でも、めげずにトライを続ける。とにかく頑張ってみます!
おかげさまで、肌の調子はものすごくいいのです。

今日、Sさんという方からお便りをいただきました。ありがとうございます。彼女は、ちょっとした湿疹で皮膚科を受診した後、ステロイド外用薬を処方され、その結果ステロイド皮膚炎になってしまったのだそうです。それを治すために、食餌療法を始めるとのこと。健康でいらっしゃるということなので、たぶん甲田先生は、生菜食とはおっしゃらないと思います。玄米と青汁、そしてお豆腐のメニューにすると、本当に驚くほど肌が変化します。その変化が毎日感じられるようになるので、きっと嬉しくなりますよ! 玄米ってとっても香ばしいし、青汁は飲めばやみつきになるし、良いお豆腐(防腐剤など入っていないもの)は、塩をつけていただくだけでも美味しい! 私の場合は、青汁を毎日かかさず飲んでいることが、肌の状態をよくしているように思います。

以前は、どんな食べ物を食べても、自分の身体がちゃんと反応して、悪いものは出してくれるだろうし、身体がしっかりとコントロールしてくれるのだろう、だから、そんなに神経質に有機栽培だの、オーガニックだのってするのは、かえって身体を甘やかしてしまって、良くないかもしれないって思っていました。だから、好きな物を好きなだけ、好きな時間に食べていたんですね。時間はそれでも、夜8時以降はほとんど食べたことがありませんし、もともと肉や脂っぽい物は苦手だったし、アルコールもいただかない。野菜が大好きで、自分ではとても健康的な食生活をしているって思っていたのです。けれども、こうやって甲田療法に出会ってみると、いかに私がめちゃくちゃな食生活をしていたかがわかります。新鮮な野菜、有機栽培の素晴らしさ。ただ野菜を食べれば良いというわけではないってことも学びました。私の場合は、特に甘い物による体調不良が病気につながっている部分があるのですけれども、大食じゃない私が、お腹が空いている時に甘い物を摂取していたことが、身体を痛めつけていたんですね。そういうことも、よーくわかりました。

「ぐー」、とお腹が鳴ったら、それは良い食を身体に入れて健康体を形成するチャンスなんですね。そういう時に、すぐさまカロリーの多いお菓子などをつまんではいけないのです。ゆっくり食事の支度をし、いただくことに感謝して、そしてスローフードをする。つまり、時間をかけて、少しずつ胃に入れていきます。今では、そうすると身体がとても喜んでいるってわかります。

朝食を抜く生活を始めて、もう半年が過ぎました。朝、朝食の代わりにいただく1杯の青汁の美味しいことといったら!! 身体中に駆け巡る、青汁パワー!! 毎日そのパワーを感じています。 そして、お昼にいただく玄米とお豆腐。まだまだ量は先生のご指導通りではないけれども、焦らずに徐々に減らして、無理のない食餌療法ができたらいいな、と思っています。

どうやら私、食餌療法を自分に強いるっていう状態から、少し抜けてきたみたいです。

やっと成功した(?)青汁のカス入りクッキー
やっと成功した(?)青汁のカス入りクッキー