2003-09-22
先生からの手紙
ベルリンは、寒くなったかと思うと、またまたすっきりと晴れ渡って、でも、秋を感じさせる風が吹く今日この頃です。
なんとか大きな脱線もせずに、ゆるりゆるりと食事療法を続けていますが、どうしても、自分に強いることが多いのが、ちょっとつらいところ。凡人なんだからそれは仕方がない、と思って頑張っていますけれども、「頑張る」ということが本当に良いのかは、いろいろ意見が分かれるようです。でも、とにかく今の私は、やはり「頑張らないと挫折しそう」なわけで、本断食に向けて必死に自分をコントロールしています。でも、そうやって懸命に努力していると、少しずつ食に対する感覚が変化しているのに気がつきます。例えば、チョコレートなどは、食べたいと思わなくなりました。それに、いろんな種類の食の欲求はなく、もうちょっと玄米を多めにいただきたいなぁ、とか、その程度になってきたのです。なかなか良い感じ??? でも、まだまだ量をしっかりとは守っていないんですよね・・・・。それに、青汁に入れるりんごの量もまだ多いし・・・。
そんな時に、甲田先生からお手紙をいただきました!
私が先生へのお礼を書き、それから無事にベルリンに着いたこと、危なっかしく脱線しそうになりながらも、できるだけ頑張っていることなどを手紙でお知らせしましたら、お返事をくださったのです。
先生は、とっても優しいお手紙をくださいました:
…愈々これからが本番ですね。「小食療法」は大変厳しいもので、失敗することは覚悟の上で頑張って下さい。
要するに、最後の勝利を確信し、七転八起の精神でやり抜くことです。ご成功を心からお祈り申し上げます。
…では、ドイツではこれから寒くなってきますが、裸療法と温冷浴で身体を鍛え、益々お元気でご活躍ください。
先生のお書きになる、限りなく優しく力強い文字。文章だけでなく、その文字からも、たくさんのエネルギーをいただいています。感激して、出かける時に先生のお手紙をバッグに入れました。私にとって、お守りのようなものです!
そうです、確かに「温冷浴」の効き目をとても感じています。最近は、水に入ると頭の中が、ひゅ〜〜〜っと動いて、ざわざわして、血液がぐるぐるまわっている感じがするのです。
裸療法は、なかなか思うようにできていませんが、他はなんとかやっています。
先生も、「頑張って!」とおっしゃるじゃないですか!! やり抜くことが大切だと!! プロセスが理想的でなくても、結果が出れば、自ずといろんなことが見えたりするのではないかな、と思います。
とにかくやってみる! 頑張ってみる!
これからです!!
読者の方から優しいメールをいただいております。ありがとうございます!
そして、Yさんという方から、このようなメールをいただきました:
…「世にも美しいダイエット」って御存知ですか?
これを一年半、自己流で実践しています。
*うーん、「世にも美しいダイエット」! 知りませんでした!
私はもともと、ダイエットをしたことがないのです。甘い物を食べても太らなかったのですが、甲田先生いわく、胃腸が悪くなっていたために、反応しなくなっていたってことのようです。私は病気を治すために食餌療法をしているので、ダイエットで、というのは考えたことがなかったんです。でも、健康な方がダイエットを目的にして食餌療法に取り組むのは、悪いことじゃないと思います! 美しくなって、スリムになって、身も心も健康になり、慈悲の心も芽生える・・・・。成功すれば、最高のシナリオですよね!
…周りの普通の人たちとはかけ離れた食事なので、
つきあいの面では本当に苦労するし、一緒に食事をすることができません。
*そうですね、それは私も困っています。友達だったら、理解してくれるし、別にみんなが食べている時に、小食になってもかまわないと思うのですけれども、(そういう時は、目的が食事ではなくて、おしゃべりだったりしますから)仕事で人に会ったりして、場が白けたりしたらいやだなぁって思うのです。私は、頻繁でないのであれば、楽しく一緒にいただくことにしています。甲田先生も、その方がずっといいっておっしゃいます。それで、続いてしまって厳しいようでしたら、胃腸が悪いからあまり食べることができない、と言って(実際そうなのですから)ほんの少しだけいただくっていうのでも良いのではないでしょうか?
… 困るのは実家に帰ったときの親との関係や、夫の親、親戚とか、
子供の保育園の会、そういった場面で皆と同じものを食べないので、
一人浮いてしまい、いろいろ、言い訳するのですが、疲れてしまい、
それが一番困ります。
*疲れてしまうのが、最も良くないですよね。でも、Yさんの場合は、食べたくないのに、まわりと合わないから悩んでいらっしゃるのですよね。それは、すでに私より上のステージにいらっしゃいますよ。
私の場合は、やはりそういう状況に自分がいたら、食べたくなると思います。食べたい自分と、食べてはいけない自分とのせめぎ合い・・・・。Yさんは、食べたくないのですから、もう、ひとつはクリアしていますよ! 言い訳だと思わないで、「これは本当のことだから」と思って(実際本当にそうなんですから!)、胃腸を休めているの、そうすると健康になるので、しばらくこの療法をやらせて欲しい、見守っていてください、と言ってみるのもひとつの方法では? 私の両親も、特に母ですが、ものすごく反対していました。でも、実際に退院後に耳の調子が少し良くなったのを見て、とてもびっくりしたようで、今は見守ってくれます。とはいえ、では両親も小食をするか、というと、全くしないんですけれどもね。良いとわかっていても、なかなかできないのが、この食餌療法なのです。私の母の場合は、自分でも小食にした方がいいとわかっていても、(母は太っています。ダイエットが必要です。)できないために、自分に対して腹立たしくなっていて、それで最初のうちは過剰反応して、反対していたのだと思います。もう、食べろ食べろ、食べないと頭がおかしくなる、と、それはそれは大変でした。でも、結果が少し見えると、まわりの人は安心するようです。私の場合は、今は励ましてくれます。
ストレスをためずに、まわりに理解してもらいながら、小食療法をする・・・・。難しいかもしれませんが、甲田先生のお言葉のように、
「最後の勝利を確信し、七転八起の精神」でやり抜きたいと、私も思います!!
それからもうひとつ。Nさんからのメールです:
…家庭で青汁療法を続けるなんて青木さんは“本気”がもう完全に出てきて
いるから凄いですが私が継続できるかというと、意思が弱いので危ないです。
これはですね、私の場合は意外に簡単だったのです。一度しっかりと青汁を家で作って飲むと、その効果をすぐに身体で感じることができます。本当にすごくいいんです!!
だから、毎日作ることも、飲むことも、全く苦にならないし、それどころか、体調が良くなるので、絶対に飲みたいって思うんです。息子が野菜嫌いで困っていましたが、風邪を引いた時に無理やり飲ませたところ(ジュースで割って、ですけれども)、すぐに風邪が治りました。それ以来、息子はいやいやながらも、毎日飲みます。息子も、口には出さないけれども、その抜群の効果を感じているからだと思います。(そうじゃなかったら、思春期なので、抵抗して飲まないはず)
肌もつるつるするんです!! それに、慣れてくると、まずくない! 人参を多めに入れると、甘くなって飲みやすくなります。少し工夫して、無理のない青汁作りをしてみてはいかがでしょうか? そうそう、甲田医院では、水の代わりに100%のみかんジュースを少し入れていました。ビタミンなど、水よりも破壊されにくいそうなのです。なので、私も家ではオレンジジュースを少し入れてミキサーで青汁を作っています。
そのせいか、とても飲みやすくなりました。
ぜひお試しくださいね。