2003-07-18
断食2日目・すこぶる元気
断食初日の昨日。お風呂に入って本当にびっくり! 温冷浴の効き目が今まで以上に肌に感じました。ピリピリピリって肌の表面がほどよく刺激されて、何か身体の細胞や毛細血管が喜んでいるような・・・・。
そして耳の奥がむず痒く、中が開いていくような・・・・。以前、カイロの先生がおっしゃっていたのですが、耳が悪い人は、指を耳の中に入れてみるとよくわかると。中が開いていなくて、指が入っていかないのです。
私の耳もそうなのですが、お風呂場で恐る恐る指を入れてみると、ほんの少し中が開いている感じ!! これにはとってもびっくりしました!
普段より水が冷たく感じなかったのも不思議です。水と身体がお友達になったみたい。水が私に優しかったのです。その後1時間以上たってから裸療法をやってみたら、これもすごい! 身体の中から毒素がどんどん抜けていくような感覚がありました。柔らかい空気がふわふわと肌に触れて、気持が良いのです。断食ってすごいなぁ、と心底感心しました。お腹が空いて眠れないのかなって思ったけれども、それもなし!いつもより早く寝てしまいました。翌日の今日、目覚めも良く起きてみると、やはりお腹は空いていない・・・。すこぶる元気です! でも洗面場でおかみさんに会ったら、何やら調子が今イチな雰囲気。「私はすでに何度も断食をしているので、慣れているんだけれども、今回はちょっと眩暈がしたりだるいのよねー。青木さんは元気ね〜〜。若いわねー。」などと言われて驚きました。そうか、眩暈などの症状も出る場合があるんですね。私は何もなく、本当に気分爽快なんです。(若くないけれども・・・・)ここのところ、肌もつるつるしてきているようです。身体の中の毒素が、少しずつ外に出て行っているように感じます。
自分の身体と向かい合って、初めてちゃんと話し合っているような気がしています。生まれてからずっと、身体や内臓に負担をかけて、ねぎらうこともしなかった私。素直に身体に謝って、そして身体全体と、今まで宿便をためながらも頑張って動いてくれていた腸に、心からありがとうって心の中で言い続けました。そうすると、何だか身体が喜んでいるような・・・。対峙するって、大切なことですね。いろんな「気」が出て来ている感じです。そして、それが、本来誰しもが持っている自然治癒力を引き出す力になるのでしょう。
出る・・・といえば、そう、もちろん排出が断食の場合、とても重要です。
甲田先生はおっしゃいます。「人間はみんな宿便を持っています。その宿便が腸に悪い形でたまってしまうと、悪さをする。病気になったり、調子をくずしたりするのです。だから、基本的には宿便を断食や少食でとってしまうのが良いのです。でも、人によっては頑固な宿便があって、7年以上も食餌療法をしてやっと取れる場合もあり、宿便の排出にはいろんなケースがありますな。」入院患者は皆、この宿便を取るためという意味もあって入院しているのですが、毎日多量のマグネシウムを摂取することで、全員最初からピーピードンドン状態なのです。1日に5〜7回もトイレに行くことになります。その際、場合によっては宿便が出るって訳なのです。前に入院されていた方の話によると、5人中入院の間に宿便が出たのは2人のみ。しかも出たのかどうかは本人にはわからなかったそうです。でも、甲田先生はお腹を触るだけでわかる! 私も、この頑強な宿便と対決するのですけれども、さて、どうなりますことやら・・・。なんか、すごい話になってきましたけれども・・・・。汚い話だと思わずに聞いてくださいね。
さて、朝の甲田先生の診察:「顔色もいいし、断食の疲れも何もないですな。これなら3日間の断食はできそうです。身体の調子も良さそうだし、3年間ちゃんと食餌療法を守っていれば、誰もが驚くほどの健康体になりますよ! そして、完全に治ります!」素晴らしい! 毎日の甲田先生のお言葉は、本当に励みになります。実際、多くの患者さんが治っていらっしゃるのだから、ますますやる気になるのです。
そして・・・今日も一つ、素晴らしいことがありました! 甲田医院に設置されている公衆電話は緑色。つまり音量調整がないので、私は聞こえがよくないし、すぐ前が車道のために騒音が激しく、たぶん聞き取れないと思っていたので、今まで息子に電話をかけないでいました。でも、今日ふと、かけてみようかなって思い、テレフォンカードを使って電話してみたのです。すると、すごく聞こえが良かったというのではないけれども、息子の声が聞こえたのです!!
息子も、とってもびっくりし、「お母さん、すごいよ! 公衆電話でもこれだけ聞こえるなんて!! さすが甲田療法だよ!! 僕、嬉しいよ!!」
と叫んでいました。テレフォンカードを使い切ってしまったけれども、あまりに嬉しくて、二人でキャーキャー言いながら話してしまいました。ドイツの自宅にある電話は、音量付きで特別な電話器なのですが、それ以外で電話で息子と話したのは、実に2年ぶりでした。感激!!
甲田先生のおかげで、本当に耳の聞こえが良くなってきています。近くの健康ストア、「山田ストア」のオーナー、山田氏が先日病院にいらしていたのですが、耳鳴りとか難聴の患者さんは、あまり甲田医院には来ないそうです。
なぜなら、断食で治るなどと考えもしないからだとか。「内臓疾患とかなら、なんとか断食と結びつけることができるというか、イメージがある。けれども、耳鳴りとか難聴になると、患者さんははじめっから断食で治るはずがないって思っている。けれども、実際には、ここで治った患者さんはいるんですよ。何でも信じることです。そしてやってみて、やりぬいて、頑張ることですよ。」
本当にそうですね。
私の聞こえは、本当に確かによくなっています!
今日の午後、事務局長の松下さんにさまざまな運動や療法のお手本を見せていただきました。さすがにとってもお上手。私はちょっと間違って動かしていた部分などもあったので、とても勉強になりました。金魚運動をほめていただきました!
そして、興味深いのは触手(手当て)療法と40分行。これ、すごいです。
「手当て」という言葉、つまりは患部に手を当てるってことですね。けれども、どの手でもいいということではないのだそう。40分間の合掌行を行った手が良いのだそうです。これは、何度も行を重ねると良いのだそうですが、特に断食中に行う40分行はとても効果が増すのだそうで、今晩やってみようと思います。
そのご報告は明日にでも・・・・・。