2005-03-30
姪 イン ベルリン 5
昨日、姪は元気に飛行機に乗って帰国しました。10日間の姪の冒険・・・。「あっという間だったなぁ。楽しかった! ありがとう!」と言ってくれたので、私もほっとしました。息子と私のバトルは何度かありましたが、姪と息子はとても仲良し。というか、息子は姪に頭が上がりませんでしたね。その分私に憤りをぶつけていたとも考えられますが(笑)。姪が帰国したとたん、たがが外れたように、友達と外で遊びまわり、夕飯になるまで戻って来ませんでした。でも、息子もNちゃんとのひとときを楽しんだようです。
少し姪とのベルリンでの最後の日々を書きますと、27日はブランチをしに老舗のカフェ・アインシュタインに行きました。軽くて美味しいお食事があるのに、息子はアインシュタインに行くと、必ずウィーン風シュニッツェルという、カツレツのような大きなお肉を注文します。確かに肉好きな人には最高のメインメニューですが、茹でたじゃがいも、大きなボウルに入ったサラダ、そして美味しいバゲットにバター・・・もう、相当のボリュームです。ですので、姪と息子に、「まだ先もあるし、ここでは小さなサイズを注文したら?」と言ったのですが、どうしても「目」が沢山食べたい二人・・・。ということで、2人とも普通サイズを注文し、そして予想通りお肉を残しました。私は息子のサラダを食べて、前菜用のニョッキを少しいただくだけにとどめました。(2人の残ったお肉は、テイクアウトにして翌日の朝食にしました。2人はパンにはさんで食べていました。私はもちろんいただきません!)
その後、姪を中心にして過ごしていたために、少しストレス気味だった息子の提案で、(ほとんど仕方がなく)ミニボーリングに行きました。かなりユニークな空間で、レストランになっているのですが、小さなドアを開けて地下に降りると、2レーンだけのミニボーリングスペースがあるのです。2時間1レーンを使いたい放題で15ユーロ。何人で遊んでもオーケー。靴もそのままで、とても簡単。普通のボーリングボールよりこぶりのボールで、指を入れる穴がありません。全部で9本ピンを倒せばストライクというゲームで、まぁちょっと「お子様用ボーリング」という感じですが、他のレーンには誰もいなかったので、すっかり貸切状態となり、息子は大喜び。夜にドイツオペラ座でバレエを鑑賞することになっていたので、きれいにおめかしした姪は、「私はヒール履いているのにぃ」と最初は乗り気ではなさそうでしたが、遊び始めたら楽しくてどんどんエスカレートして、ついに豹柄のヒールを脱ぎ、私のトリッペンのぺったんこ靴を履いて、がんがんボールを投げまくっていました。結果は、自信満々だった息子が負けまして(笑)、Nちゃんが2回ストライクを出して優勝。私はほんの少しだけ投げましたが、ノーガーター賞をもらいました♪
その後、テレビ塔に登ってベルリンの全貌をパノラマで見てから、Nちゃんと私はバレエ鑑賞に。(息子は帰宅して休憩)モダンバレエ界で異彩を放つ振付師、イリ・キリアンによる3作品で、Nちゃんは初めて観るモダンバレエの世界に魅せられていました。私はモダンが大好きですから、もう本当に楽しみました。
28日は最終日。Nちゃんは荷物詰めを午前中に急いでして、午後からシャーロッテンブルク城へお散歩に行きました。快晴でよかったです! その近くのルイーゼンブロイで、ベルリンに来て初めてドイツレストランでドイツ料理を食べたNちゃん(笑)。息子も私も、ちょっとドイツ料理が苦手ですので、なかなかNちゃんにドイツの名物料理を食べさせてあげることができないでいました。(ベルリン名物のカレーソーセージは息子と一度食べに行きましたけれど)Nちゃんだけ注文し、息子と私は飲み物のみ。といっても、その前に息子はすでに小腹が空いて、パンを買って立ち食いしてしまっていたのですが・・・。
バスで動物園駅まで戻り、200番のバスに乗り換えて、ポツダム広場経由でブランデンブルク門のあるウンター・デン・リンデンへ。動物園駅からは、観光名所を通る100番と200番のバスがあり、リーズナブルですし、乗っていて楽しいのです。そうやっていろんな景色を見せてあげたいと思って乗ったのですが、Nちゃんはすっかり疲れたようで、バスに揺られて眠ってしまいました・・・。が〜〜ん。
まぁ仕方がないので、私はその間しっかりビデオを回し、バスからのいろんな風景を、解説付きで撮りました。
その後少しだけウンター・デン・リンデンの名所を歩き、オペラ座カフェでカフェタイム。Nちゃんも息子も、嬉しそうにケーキを頬張っていました。やっぱり疲労がたまると、どうしても甘い物が欲しくなりますね。私も、食事は少なくできるのですが、なかなか甘い物の誘惑を回避することができませんでした・・・。一番軽そうな、プラムのトルテを注文してしまいました・・・。でも・・・美味しかったです!
その後、タクシーでユダヤ博物館に行って外観だけ見て、夕方6時半には帰宅しました。最後のお夕飯は家でラクレット。これは、専用のプレートに、茹でたじゃがいも、ハム、ラクレットチーズなどを自分でお好みで乗せて焼き、チーズが溶けたらお皿に移していただくものなのですが、とてもシンプルなのにすごく美味しいのです。我が家では、いつもズッキーニやマッシュルームを切って一緒に焼いていただいています。私は、ズッキーニとマッシュルームにチーズを乗せたものだけ少しいただいて、後はお茶を飲んで過ごしました。
こうして無事に姪との日々を終えました! 過ぎてみれば、やっぱり少しは脱線してしまいましたね・・。玄米を炊いておにぎりにして持ち歩こうと思っていましたが、それどころかほとんど家で食事を作る時間がありませんでした。でも、まぁまぁ少食が守られていたのではないかな、と思います。
なんだかほっとして、昨日は9時半には爆睡状態に陥りました・・・。
本日のオーガニック・ライフ・イン・ジャーマニィは: