2004-12-31
良いお年を!
29日は夕方から息子の友だちの家族と一緒に外食しました。といっても、私はあまり食べませんでした。前回の串かつもそうでしたが、ほとんど野菜をいただいていました。そして30日。待ちに待ったフィルハーモニーでのコンサートです。この耳になってからというもの、お金を払ってコンサートに行くということは、よっぽどのことがない限りしていません。どこかで躊躇している自分がいました。でも、少しずつそうしたコンプレックスから解放されたいと思うようになりました。そう思うことも、病が治る大事なプロセスなのだと感じます。
ペトラと7時に待ち合わせ、8時からのコンサートへ。ベルリンの名所、フィルハーモニーです。世界的に著名な建築家で、少ない予算で個性的に、そして音響効果も考えた設計をしたハンス・シャローンによる建物は、とてもユニークな形をしています。隣の国立図書館も同様で、ヴィム・ヴェンダース監督作品「ベルリン天使の詩」でも登場していますね。ペトラはベルリンでずっと暮らしている画家ですが、音楽も大好きで、この日をすごく楽しみにしていてくれました。なんと、フィルハーモニーの会場に入るのも、ベルリンフィルを聞くのも初めてなのだそうです! 実は日ごろ仕事面でもお世話になっているので、私が今回ペトラをコンサートに招待したのですが、彼女が最高に喜んでくれたので、私もとっても嬉しいです。二人でうきうきしながら早めに入りました。フィルハーモニーはとても音響が良く、私の耳でも十分感じることができました。まず最初は、サー・サイモン・ラトル指揮による、ベートーベンの「オペラ、Leonoreの序曲 Nr.3 C-Dur op.72a。ものすごく素晴らしく、感激して鳥肌が立ちました。続けてCarl Orffの「カルミラ・ブラーナ」!合唱の素晴らしさ、そしてソロの歌手のこの上もなく美しい声。もう、うっとりとし、しばし現実を忘れました。なんてドラマチックな音楽なのでしょう! ラトルも途中で汗を拭っていましたけれど、私も額や首筋から汗が流れました。聞いているだけでものすごいエネルギーの集中があったのです。ああ、本当に良かった! そしてアンコールはこの時期にぴったりの「ハレルヤ」。とても有名な曲ですが、初めて通しで聞きました。これもダイナミックで素敵! もう、最後は総立ちで観客は惜しみない拍手を送っていました。
息子は友だちの家に泊まりに行ってしまったので、音楽の余韻を楽しむために、ペトラと二人でハンス・シャローン設計のバーへ行きました。ペトラが2005年の5月に個展を予定している、ベルリンで一番古いギャラリー「ギャラリー・ブレーマー」の奥にあるバーがそれです。オーナーのルディは私達の友達。彼は高齢だけれど、バーにいつもいて元気にお客さんと愉しんでいます。私達もルディに挨拶をしていろんなおしゃべりをしました。気分がとてもよかったので、さらにはしごしてパリス・バーへ行こう、などとちょっとやりすぎモードに。ここは、俳優のオットー・ザンダーが常連のパー。レストランの方にはたくさんの現代美術作品が壁に飾られていて、ミニ美術館のよう。気持ちはとっても行きたかったのですが、ペトラも私もお酒は飲めないので(ペトラはたしなむ程度)、ミネラルウォーターを注文し、ナチュラルハイになっておしゃべりをするだけですし(安上がりですね)、遅くなったこともあって、パリス・バーは次回にということで、帰宅しました。23時に到着。
今年最後の仕事の原稿も29日にはアップしましたし、あとはゆっくりするだけです。もうすぐ新しい年が始まるのですね。2005年は素晴らしい1年になるという予感がしています。甲田療法も極めて耳が良くなり、仕事も今よりずっと広がりが出て、息子も少し落ち着いて良い母子関係になり・・・良いことばっかりに違いない! とイメージし、世界もいろんなことがあるれども、きっともっともっと平和になると信じて、日々大事に過ごしていこうと思います。
皆様、どうぞ良いお年を!!
新年は、3日頃に更新させていただきます。その後は週に2〜3回を目標に更新させていただきます。読者の皆様にとっても、2005年が最高に幸せで、きらきらした1年となりますように!
そして、世界中が平和でありますように!
誰のどんな病気も、み〜んな宇宙の彼方に飛んで行ってしまいますように!!
あけましておめでとうございます。
音楽都市ベルリンですね。
うらやましい限りです。
あけましておめでとうございます。
素敵な年末ですね!
2005年が良い年になりますように!