2004-12-10

生菜食=断食?

昨日ご紹介したAさんとは、本当にとっても良い形でメル友として励まし合っているのですけれども、彼女はとても若いのに、奥ゆかしく、気配りのできる繊細な女性なのです。勉強になることもたくさんあるし、お互いに情報交換をし、相談しあって、今は生菜食Bを一緒にしているというわけです。さてそのAさん、先日山田健康センターに行って、山田さんと少しお話をさせていただいたそうなのですが、私はその言葉にはっとしました!

「生菜食Bは、食べながらも、ほとんど断食してるような状態なので、とにかく、スピードが早いので、ほんとに最高だよ」と山田さんはゆうてはりました。

・・・

そうなんです!! 生菜食Bは、食事というよりも、限りなく断食に近いのですね。断食をしている、と思えば、とても多い量を摂取していることになりますね。考え方次第だと、目からうろこでした。確かに、生菜食Bというメニューは、食べながらほとんど断食しているような状態なのです。でも、断食よりはずっと楽といえます。普通に玄米をいただきながら養生しているより、基本は断食のようなのですから、スピードが早い、つまり身体の変化が早くやってくるということですね。だから甲田先生は、私に2週間でもいいから、脱線せずに生菜食Bを続けなさい、とおっしゃったのでしょう。本当はベルリンに戻ってからずっと生菜食Bをして、来年の夏まで続けるべきだったのですが、それができずにいました。でも、今からでも遅くないと思っています。

生菜食Bを、断食として考えれば少し心が楽なような気がします。後は、息子の食事の時に心が乱れなければ何とかなるでしょう。昨日、ちょこっと息子とがんの話をしました。息子はどうしても玄米をあまり食べたくない、と言うのです。できれば白米の方がいいと。でも、私は健康のことを考えると、玄米も食べて欲しいと思っています。毎日とは言わないけれども、できれば食べて欲しいと。がんなどの病気を例にして、いろいろと話しました。すると、「甲田療法をすれば、初期段階だったら少食で治るんでしょ。だったらその時までは好きな物をいっぱい食べたいよ。」・・・13歳の情けない息子の発言・・・少々がっくりしましたけれども、正直なところなのでしょう。私も、自分を含め、死んでもいいから美味しい物が食べたい!と言う人をたくさん見てきましたし・・・。

初期で病気に気づくのは稀であること、病気にならない体を作ることこそが、最も健康で幸せに過ごす道であることなどを、一生懸命に説明しました。わかってくれたかどうか、あまり手ごたえを感じてはいませんけれども、少しずつ説明していくことで、親としての私の気持ちを理解してくれると信じています。それに、私は決して肉や魚を出さずにベジタリアン料理ばかりを息子に与えているわけではありません。それどころか、しっかりと息子は毎日何かしらの主食を摂取しています。でも、玄米が食卓に現れると、ヘルシーというイメージでいやになることがあるようです。昨日も夕飯はドリアにしたことで、ぶーぶー言われました。「これ、玄米じゃなくて、パスタで作って欲しかったよ!」と。文句ばっかり・・・。まぁ、思春期で甘えているのかもしれませんけれども、なかなか親の気持ちをわかってもらえないのはつらいです。(とはいえ、今日の夕飯は文句を言わずに美味しいと言いながら玄米を食べていました。昼食を抜いたのでお腹が空いたのでしょう。腹持ちの良い玄米に満足だったようです。)

あまりシリアスに考えず、少しずつ私の気持ちをわかってくれると信じて、息子の好きな食事を、私なりにアレンジして作ってあげようと思っています。食べ物で幸せになることもありますものね。決して贅沢な物はいただいていませんけれども、愛情を持って作っていれば、そのうちいろんなことに気づいてくれると願っています。

このエントリへの反応

  1. ずっと、読ませていただいています。今回、この日の日記で、私の食事が大きく変わったので、御礼とお願いのため投稿させていただきます。
    私は、甲田療法を知って既に20年ほどになりますが、初めのころの生菜食は現在の生菜食Aから豆腐を抜いたもので、とてもまずく、私はこの食事で一日たりとも過ごしたことはありません。また、生菜食Bも、これだけの食事をずっと続けると思うと、うんざり。とても続けられるものではありません。でもこの日のコメントの「食べながらも、ほとんど断食してるような状態」と、「だから甲田先生は、私に2週間でもいいから、脱線せずに生菜食Bを続けなさい、とおっしゃったのでしょう。」という言葉で、できるかもしれない、やってみようと思いました。そこで12月11日土曜日から「生菜食Bを数日続けて、時々普通食をはさむ」というやり方でいこうと決意。本日はまだ3日目ですが、おいしくいただいています。ただし、私は青泥(野菜300g)を、20年来毎日飲んでおりましたので、胃袋は頑強です。野菜は青汁・人参汁ではなく、青泥・人参泥にしています(朝夕各々150gずつで全部で野菜は600gです)。また、豆腐には醤油をたっぷりかけていただきます。
    実は、私も最近耳鳴りがひどく聴力が落ちてきていて、また、視力も落ちてきていて(老化ですね)、これを何とかしなければと思っていました。また、アルコール依存症で、毎日飲まずにはいられませんでした。しかし、生菜食Bの日だけは、飲まずとも平気なのです。
    そこで、お願いです、このホームページはずっと続けてほしいのです、できたら無料で閲覧できるページとして、このままつづけてください(貴重な情報はお金をとるというページもありますので・・・)。
    (でも本として出版されたら、買うと思いますが・・・)
    甲田先生のページもいつしか閉鎖されてしまっていて、さびしく思っていました。
    また、甲田医院に予約を入れようとなんどかトライしていたのですが、とうとう、甲田医院も一般からの初診は受け付けないとのこと(ガーーン)。
    ぜひぜひ、貴重な情報、今後ともよろしく公開をお願いいたします。

  2. 今年の4月から、ちょこちょこHPを読んでいるものです
    ちなみに甲田医院には11日に新患で見ていただきます。普通のOLさんですが、4月から玄米クリームと豆腐の食事(基本はです)最近はお粥さん食べたりなんで、生菜食が羨ましいです
    私は、玄米ご飯でもお腹が張ってしまう腸マヒの持ち主なんです。
    もっと羨ましいのは、甘いものに対して未練がなくなったということです
    私は、玄米クリーム食を2週間続けた後、突然メロンパンとアンパンに走ってしまい、週に半分くらいは食べています。いけないいけないと思うから余計食べたくなるのでしょうか?
    どうしたら、いいのでしょうね?
    先生も甘党だったのだからと聞くわけには、いかないです。プログ応援しています

    奈美悦子さんと同じ病気(掌踵膿胞症骨関節炎)腰痛、子宮筋腫、冷え性、便秘その他を直すつもりです