2008-03-21

見たかったです・・・

本日20日(木曜日)から23日まで、

ピナ・バウシュの伝説的作品「パレルモ・パレルモ」が東京で上演されます。

私の友達のナイヨンも舞台に立ちます。

今回、私も帰国してぜひ見たかったのですけれども、そういう訳にもいかず・・・涙。

残念ですけれども、見られません。

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チケットは、あっという間に完売になったそうですが、この作品はずっと「日本公演は不可能」とされていたそうです。

舞台で信じられないような仕掛けがあるため、日本の消防法やさまざまな規定をクリアできないと聞きました。

今回、昭和女子大学にある劇場で可能になって、本当に素晴らしいです!! 実現してとてもわくわくしています! (自分は見られないのに・・汗)

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私は、ハノーバー万博の時に、取材で見ることができました。

その時は、野外ステージを設置して行われたのですが、それはそれはものすごいパワー溢れる舞台でした。

ピナ・バウシュ作品の中でも、個人的には2~3番目くらいに好きです。

最初からずっと鳥肌が立って(出だしに度肝を抜かれます!)、もう瞬きもしていられないほどの圧倒的な舞台に魅せられ、終了後には放心状態になったのを覚えています。

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ああ、本当にもう一度見たかったです~~!!

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ナイヨンも東京からメールをくれたのですが、

「ヨシコ、東京で会えないなんて! 

ぜひもう一度見て欲しかったわ!」と残念がってくれました。

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うわ~~!!

見たかったです~~!! (←しつこい・・・)

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もうひとつ見たかったのは・・・

ヴェンダース夫妻の写真が、日本のある雑誌に特集6ページ(!)で紹介される予定だったのですが、

もろもろの事情があってNGになってしまいました。

本当に残念!!!

このお話は、1月初旬にいただいて、ドナータは本当にとても喜んでくれたのですが、こういうことってただそれだけではなかなかうまくいかないものなんですね。

難しいものだなぁとしみじみ・・・。

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とても見たかったのですが・・・・・・。

NGが決定となり、その後ずっと忘れていたところ、

3月になってすぐにドナータからあたたかいメールをもらいました。

それまでとても忙しくしていたこととか、ヴェンダース監督が新作を撮っていること、それに私が夫妻のためにいろいろと動いたことについて、すごく感謝しているということなどが、優しい文体で綴られていました。

そんな心配りがすごく嬉しくて、心がほかほかしてきて、プチ幸せを感じました・笑。

単純ですね、私って・・・汗。

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ということで、見たかった2つの作品を見ることができませんでしたが、いつかまたチャンスがあると思っています。

そして、明日から3泊の小旅行では、きっと素敵なアート(汗・・・いえ、遺跡?)に出会えることでしょう!

楽しみにしている私です。

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思い出深いイースターになりそうです。

このエントリへの反応

  1. あの、この日記のコメント、というわけではないのですが
    思い出したので、書かせてください。

    というか、個人的なことなので、いろんな方が見るところに
    こうやって書くことが良いのか悪いのか、、、とも思うのですが。
    でも、しばしのスペースを私に貸してください。。

    前置きが長くなりましたが、ずっと前、表参道ヒルズでベンダースの写真展を見ました。
    そのときは、この日記の青木淑子さんのことは全然知らなかったのですが。。

    その写真展で、日本の風景写真を見ているうちに、すっごくよいことをひらめいたのです。

    実は私の祖母の家が、祖母が亡くなって取り壊されてしまいました。たぶん。
    たぶんというのは、なんだか、その話は口に出したくないので、家でもしゃべっていないのでよくわからないのですが、どうやら壊すことにしたらしく、でも、知りたくないので
    「いつ壊したの」とか、そんなことは聞いてないんです。

    でも、たぶんなくなってしまった家(すごく素敵な小さな庭があるんです)
    を悲しんでも、もう、ないものはないんです。でも、ベンダースの写真をみていたら、家はなくても、私の記憶の中に写真のようなものがあるから、それでいいんだ、と思ったんです。写真は撮っていないないけれど、私の記憶にずっとあればそれでいいのかもしれないし、何か、記憶から文章とか、何かに表せたらずっと残るな、と思ったのです。
    そんなことを考えさせてくれたあの写真展に、すごく感謝しています!

  2. sayokoさま

    素晴らしい、そして素敵なコメントをどうもありがとうございます!

    ヴェンダース夫妻の写真展に足を運んでくださったんですね。
    どうもありがとうございます!

    とてもとても大変で、実現するまで苦労の絶えない展覧会ではありましたけれども、出来上がってみたら、夫妻だけでなく、私たちスタッフも驚いたのですが、当初描いていた内容よりずっとずっと深くてオリジナリティ溢れるものになり、本当に大成功して良かったなぁと思いました。

    なので、sayokoさんにそう言っていただけて、すごく嬉しいです!!!

    ・・・

    sayokoさんの記憶の中にある、亡きおばあさまのお住まいのこと・・・。
    本当に良いお話を伺うことができて幸せを感じています。
    ありがとうございます!

    sayokoさんの繊細な気持ち、とても心に響きます。

    sayokoさんの心の中にある映像は永遠ですし、人生の宝物になるでしょう。

    きっとおばあさまは、天国でsayokoさんのそんな優しく美しいお気持ちを嬉しく思っていらっしゃいますね!!

    私の方こそ、sayokoさんのお話に心から感謝しています。

    ・・・

    ではでは!

    また素敵なお話を聞かせてくださいね♪♪♪

    このお話、夫妻に話す機会があったら、必ずお伝えいたしますね!!