2008-03-21
お部屋1431/これが日本の仏教だ
このところ、忙しいので、こんなことを書いている場合ではないのですが、書かずにいられぬサガでありまます。
政党には期待できないとして、宗教団体はどうでしょう。
「マツワル」に詳しく書いたのですが、チベットに縁のある仏教団体は数々あります。私もラダックに行って初めて知りましたが、ラダックに仏舎利塔を建てている団体もありますし、亡命政府に金銭的なサポートをしている団体もあります。
そこで、日本の仏教団体が今回どういう声明を出しているのかを調べてみました。
全日本仏教会はさすがに声明を出してます。
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チベット情勢についての声明
(略)
ラサ市はチベット仏教の聖地です。今回、そのラサ市をはじめ中国各地において僧侶・市民と治安部隊の衝突により多くの死傷者が出ている深刻な事態に対し、私たち日本の仏教徒は深く憂慮しています。関係者に対しては、暴力に訴えることなく、対話による問題解決の可能性を模索するよう強く求めます。
なお、私たち日本の仏教徒は今後ともチベット情勢の推移を注視してまいります。
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穏健すぎますが、仏教各宗派の集合体ですから、この程度のことしか言えないのはわからんではない。
では、各宗派がより強い声明を出しているのかと思ったら、どこも出してない。
真言宗くらい出して欲しいのですが、高野山金剛峰寺のサイトなんざ、観光地のガイドにしか見えません。
もはや葬式仏教、観光仏教でしかなく、それ以上の行動などやろうとさえ思わないのか、今後チベットに行く際にビザが降りなくなるなんて考えているのか、全日本仏教会が形だけの声明を出したから、もういいと思っているのか、事情はわからんです。
それでも全日本仏教会は声明を出しているだけマシ。新宗連は何も出してない。仏教系だけではないので、足並みを揃えるのが難しいでしょうが、仏教徒だけの問題ではないです。ビョークは仏教徒ではないでしょう。
もちろん創価学会は何もコメントを出してません。中国で教勢を延ばすためには、中国政府を批判すべきではないなんてゲスなことを考えていそうです。何が「墓園・納骨堂のご案内」だ。まっ、そりゃいいんだけどさ。
ここは学会を批判するチャンスですが、顕正会もコメントはない。
阿含宗、立正佼成会、霊友会、真如苑など仏教系新宗教諸団体はすべてコメントなし。
アーレフが「人を殺すな」と声明を出したところで説得力がないかもしれませんけど、ここもコメントなし。
私はラダックで日本山妙法寺の僧侶たちに会っていて、ここははさすがに何か出しているだろうと思ったのですが、長らく更新されてないです。たぶん彼らはもうすでにどこかで抗議行動をやっているとは思いますし、土曜日にデモで会うことでしょう。
日本の宗教団体は、教勢拡大と信者サービスと金儲けに忙しいので、チベット人の命なんてどうでもいいのです。政党や宗教団体に期待するのはもとより無駄、そんなことより個人で行動です。明日は中国大使館へ。
[...] もしワシが創価工作員だとしたら、創価学会がチベット問題について何もコメントしていないことを批判し、公明党も同様であることを批判し、毎日新聞と創価学会の関係を批判し(以下 [...]