ポット出版

最近、このブログで息子の話も多くなってきていますが、それは息子が以前に比べて「少食」に興味を持ち始めたからなのです。

これはとても良い傾向です！

昨晩も、息子の夕飯を作っていたら、「お母さん、これちょっと多いかも。」と言ったのでびっくりしました。食べ盛りなので、そんな言葉を発するだなんて、意外でした。

でも、その前に少しオーガニックのクッキーを食べていたので、そのせいでお腹がいっぱいだったのかもしれません。息子はクッキーを買って食べてしまったことを反省していました。

夕飯の時おしゃべりをしていたら、ダイエットの話になりました。息子は現在、深刻な肥満という訳ではありません。１７５センチで６５キロくらいでしょうか？　むしろドイツでは、比較的痩せている方かもしれません。でも、肉好きのせいか若干毛深いですし、肌の調子も良くありません。
ダイエットというと、何か厳しいことをする感じがしてしまいますけれども、そうではなくて、「適量を摂取したら結果的にダイエットにつながる」という意味です。そして、ここで言う適量とは、腹八分目ではなく、甲田先生がおっしゃっているように、腹６～７分目くらいです。これが少食の基本かもしれません。

「お母さん、俺、少食したらもっとかっこよくなるかな？」と息子・・・。良い傾向ですね、これは！　思春期特有の質問ですかね？

「なるなるなる～～！！　ちゃんと少食して、お菓子は控えてできるだけ食べないようにして、野菜を中心にしたら、もっと健康にもなるし、肌はきれいになってにきびも消えるし、もちろんかっこよくなるわよ！　背中のモチモチ感もなくなるし、太もものポヨンとした感じもなくなるし、顔もひきしまってハンサムになる！　君はちょっと鼻炎気味でしょ？　それもすぐに治るよ。そうだなぁ～、試しにちょっとお菓子をやめてみたらどうかな？」と、抵抗されるとは思いましたが、ちょっと言ってみました。

「よし！！　お母さん、俺が沢山食べたいって言っても出さないで。それと、お菓子食べたいって言っても買って来ないでね。」と息子。

ほ～～！！！　これはナイスな発言！

「しかと聞きました！！　ＯＫ！！　今までは、買って来ないと君はすご～～く文句を言っていたのよね、でもこれからは、買って来てはいけないのね？　二言はないわね？」

「・・・あ～あ、言っちゃったよな・・・。うん・・・俺、痩せてかっこよくなりたいから、やってみるよ！」
息子は、ウノや他のさいころを使ったゲームを私としながら、ポジティブなやる気を初めて見せてくれました。

・・・・

理由はどうであれ、少食に興味を持ったのは良いことだと思います。先ずはそこからです。次元は低いかもしれませんけれども、少食は続けていくことが大事なので、志を高く持っていくのは後でも大丈夫！　とにかく少食をしてみる！

実際、ここのところできるだけヘルシーな食事を作っていました。息子にひどい文句を言われても、ステーキや脂っこいメニューは削除していましたし、マヨネーズ協定以降はジュースも買いません。

でも自分の経験から、あまりに厳しくしてしまうと反動が起こる可能性が高いので、無理は禁物だと思っていました。なので、強制はせずに、少しずつ少食の方向に持っていかれればという計画なのでした。徐々に気持ちがゆったりとしてきたのでしょう。
息子も、まだまだ思春期で不安定だし、アグレッシブになることもありますが、でも以前よりは少しは穏かな雰囲気になってきているような気がします。

お菓子を買わなくてもいい・・・この言葉は、かなりの前進です！　いつまで続くかわかりませんけれども、今日からおやつ抜きにチャレンジです。

その分、母子の会話という名の「幸せなお菓子」をいっぱい用意して、楽しい時間を息子と過ごしたいと思います。