ポット出版

昨日の金曜日。

私はメール仕事などをしてから、午後に音のセラピーを受けて（このセラピーについては、いつかご紹介したいと思います！）、それからぺトラと打ち合わせのために久しぶりに会いました。

場所はウンターデンリンデンにある「カフェ・アインシュタイン」。
老舗の素敵なカフェで、いつも混んでいます。

でも昨日は、寒かったものの時々晴れ間も出ていたので、ベルリナーやツーリストは外のテーブルがお好みで、中は比較的空いていました。

私は約束の時間よりちょっとだけ早く到着したので、中のソファのあるテーブルを見つけて座り、オーダーを終えてぺトラを待っていました。

昨日は朝に青汁を飲んだだけで、午後の３時まで何も食べていませんでした。

温野菜だけ注文して、少食を実行。ゆったりとした雰囲気で、ぺトラを待っていました。

しばらくして、ぺトラが到着！

サングラスをかけて、眉間にしわを寄せて仁王立ちしています。

汗

え？　何？　怒っているの？？？

「ハロー、ぺトラ、久しぶり！　ハンブルクはどうだった？」と最後まで言い終わる前に、

「ちょっとヨシコ！　今は晴れているでしょ？　外にしない？　それにここは、カウンターの近くだからカフェを入れる音がうるさいし、ヨシコの耳には良くないでしょ？」とぺトラ。

ぺトラに限らず、ベルリナー（というかヨーロッパ人はみんな？）は晴れの日に外に出たがります。

「え？　

う～～ん、でも、天候がはっきりしていなくて寒かったりしているでしょ。十分上着は持ってきているけれども、できればあたたかいカフェの中の方がいいな。それに、外だと車の通る音も十分うるさいし、どちらも同じよ。」

とりあえず、反論いたしました。

でも、ぺトラとこうしたことを話すと、彼女の強烈な個性に押し切られて、大体彼女の希望通りになってしまいます。

「ヨシコ、こんな晴れたいい日には断然外よ。寒くなったら中に入ればいいんだし。ほら、あそこが空いているし！　今だったら座れるわよ！」

・・・ということで、彼女の言う通り、外に座ることになりました。

陽が心地よく当たっていましたが、ちょっと日差しが強くなったりもしたので、彼女は許可も得ずに勝手にお店のパラソルを広げてご満悦。

「ち、ちょっといいの？　そんなことをして・・・。」と慌てる私。

「いいに決まっているじゃないの。お客さまが最も快適に過ごせるようにするのが、カフェの役目でしょ。」と平然としています。

・・・

甘い物など頼んでいないのに、蜂が寄ってきてうるさいのなんの。

車もかなり通っていますので、中とはさほど変わりがないというか・・・汗。

まぁでも、ぺトラが外が良くて、気持ちがいいと思っているのだったら、それはそれで良かったので、それに外も暖かかったので、とりあえず私もよしとしました・笑。

・・・そんな風に、ぺトラは強烈な個性の持ち主です。

アンゲリカも、かなりの強烈なキャラクターですね、ちょっとぺトラとは違う意味で、ですけれども・・・。

となると、類は友を呼ぶと言いますから、私も強烈なのでしょうか？？？

だとしたら、自分が怖い・・・汗。

自分では、ぺトラやアンゲリカに比べたら、かなり普通だと思っているのですけれども・・・。

・・・

蜂を追い払いながら、私たちは打ち合わせをしました。

その後、

「ごめんね、ぺトラ。先日はあなたの誕生日だったね。おめでとう！　

私はバイエルンに出張に行っていたので、お祝いもできなくて・・・。

あなたはずっとハンブルクに行って、ダライ・ラマさまのお手伝いをしていたでしょう？

もう少しは落ち着いたのかしら？」

「うん、ボランティアは終了したし、オーストリアの友達の家にも３泊したし、私のバカンスはもう終わりよ。

だからもう、ずっと基本的にはベルリンにいるわ。

誕生日はね、ヨーロッパではみんな大げさに祝うけれども、私はそういうの苦手なので、しなかったの。

でも、ヨシコとちょっと祝ってみたいわ～。」と言うので、

「あ、そう。

じゃ、ぺトラの気に入らない物をプレゼントしても仕方がないので、リクエストしてよ。予算内だったら叶えるから。」
と言ってみました。

すると、

「じゃぁね、今度の日曜日に一緒にポツダム市まで行って欲しい！
友達のアラブ人が連れて行ってくれることになっているんだけれども、すごく素敵なランドスケープだし、車なのでぜひヨシコも一緒に来てよ。車で迎えに行くから。」と言うのです。

・・・・う～～ん！　汗

ぺトラと会ってすぐに、私はこの週末とても忙しくて、校正などのチェックも厳しいので、ずっと缶詰状態だと伝えていました。でも、彼女は自分の誕生日のプレゼントとして、日曜日に一緒に過ごしたいと言うのです、しかも、知らないアラブ人の男性と３人で！！！！

「え～・・・・。で、でも、私は校正があるので、日曜日に時間が取れるかどうか、今の段階ではちょっと微妙だなぁ・・。
ごめんね、バースディなのに願いを叶えてあげられなくて・・・。」と言うと、

「じゃぁさ、これから一緒に行く展覧会のオープニングをキャンセルして、急いで家に戻って仕事を続けてよ。
そうしたら、もしかしたら土曜日までに全て終らせることができるかもしれないでしょ？

ヨシコが毎日仕事だけしているのは、見ていて辛いのよ！

ね、一緒に行きましょうよ！　ポツダムまで車で行かれるし、きっと楽しいわよ！　ね、私のお誕生日のお願いなの！」

とぺトラ。

そうですか・・・そこまでどうしてもってことなのだったら・・・
押しが強いです、ぺトラ・・・

「わ、わかったわかった・・・今日はこれから帰宅して仕事するから。

でも、だからといって、本当に日曜がオフになるかどうか、今の段階ではわからないからね。

それでもいい？」

「いい！　わ～～ヨシコ、ありがとう～～！！！！

嬉しいわ～～！　」と大喜びで、子供のようにはしゃいでいます。
そ、そんなに嬉しいのでしょうかね？？？　
何だかよくわからないですが・・・。

私のことを考えてくれているのは確かなので、ありがたいし悪いことではないのですが・・・・

やはり、彼女は強烈です～～～大汗。

・・・

「申し訳ありませんが・・・」と、その時お店のウェイターさんがやって来ました。

「あの～、ここだけパラソルが開いているのですが、閉めていいですか？店内のお客様に陽が当たらなくなってしまいますので・・・。」

やっぱり言われてしまいましたね・・・

嗚呼！

鬼汗

でも、ぺトラは涼しい顔をしていました。
タダ者ではありません・・・。

・・・

ということで、ぺトラのお誕生日の願いを叶えるために、今日はかなり頑張って集中して仕事をいたします！

明日は生Ｂできないかも・・・？