2008-03-28

小旅行3

旅行2日目。

ホテルは朝食なしで予約したので、8時に何も食べずに出発。

午前中にブラウンシュヴァイク近郊の村で最後の遺跡を見て、それからカッセルに向かいました。

Kちゃんが、カッセルのお城などを見たかったからです。

それにしても・・・2日目もものすごい悪天候。雨が降ったり雪が降ったり、そしてふぶいたり・・・。4度からマイナス5度くらいの気温になるとのことで、ちょっぴり辛い移動です。

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私は、仕事でもプライベートでも、もう何度もカッセルに行きました。

アーユルヴェーダのクリニックに、2週間入院したこともあります。

カッセルは、5年に一度の現代美術の祭典「ドクメンタ」で有名ですが、街中から見上げることのできる美しいお城とヘラクレスが観光名所となっています。

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カッセルの街に到着してから、パンやさんでパンをひとつずつ買い、カプチーノをテイクアウトして車の中でブランチをしました。

Kちゃんは、前夜のお酒のおつまみにしたギロスがまだ残っていて、それをパンにはさんで食べていました。

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お城はとても美しかったのですけれども、やはりすごく寒くて雪も降っていてしんどかったです。

もう何度も見た私は、早く車に戻りたいのに、Kちゃんは初めての場所なので嬉しそうに写真を撮っていました。

外でじっと立って待っていると体が冷えるので、私はできるだけ風邪を引かないように、こまめに車に戻って待機するようにしました。

甲田療法をずっとしている私は、どうしてもトイレが近いのですね。

でも、Kちゃんは発掘調査などで鍛えているから(?)か、ほとんどトイレに行きません。

私は移動の間、ずっとトイレのことばかり考えていて(汗)、何だか切なくなりました・笑+涙。

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「本当は街中に戻って、グリム兄弟の博物館に行きたかったんだけれども、時間がないなぁ・・・。

これはパスにして、次の街に行こう。」とKちゃん。

・・・

ええ!!

遺跡はもう終わり、旅の後半は観光だということでしたが、まさか1日にいくつもの街を観光するというのでしょうか????

・・

「つ、次ってどこ?」おそるおそる聞く私。

「え?

ああ、アイゼナッハね。

そこでヴァルトブルク城を見て、バッハの家とルターの家を見て、

それからエアフルトに移動して・・・」

・・・

「え!!

ちょっと待った!

アイゼナッハの後に、エアフルトに移動するの???」

「うん、そうよ。

だってホテルはエアフルトの郊外だもん。」

・・

蒼白・・・@@;

たどり着くのでしょうか、エアフルトに!!!!???

ちょっと怖くなって、旅の3日目の予定を聞いてみました。

「エアフルトからワイマールに行ってゲーテとシラーの家を見るでしょ、それから市教会でクラナッハの祭壇画を見て(これは私のリクエストです)、ワイマール美術館に寄って、ゲーテとシラーのお墓に行って・・・」

お、お墓もですか!!!

「・・・それからライプツィヒの郊外のホテルに行って車を置いて市電で街中に行って、食事してからゲヴァントハウスでコンサートでしょ。

バッハ生誕323年祭のイベントを見るでしょ・・・」

「ちょ、ちょっと待った!

そんなに毎日てんこもりなんて、それは無茶だよ。

私はどちらかというと、1日に沢山見なくても、カフェでぼ~っとしていたり、道行く人をのんびり観察したりしたいなぁ・・・。

1日に1か所で十分なんだけれども・・・。」

・・・

「何言っているのよ!

日本人てぇ~のはせっかちにできているんだからねー。

というか、私がそうなんだろうけれども、やっぱり少ない休暇でできるだけ見たいじゃないの?」

・・・そう言われると何も言えず・・・

せっかくドイツに来て、いろいろ見たいと思っているKちゃんの願いを、できれば叶えたいですし・・・

・・・

でも・・・

そんなにぎっしりのスケジュール・・・

大丈夫なんでしょうか、私・・・

というか、ナビ・・・大汗。

・・・

全ては私のナビゲーションにかかっているといっても過言ではないほどの過密さ・・・。

責任重大です・・・。

・・・

・・・

というとで、時間的にも食事をゆっくりしている暇もなく、結果的に小食がうまくいきました・汗+笑。

このエントリへの反応

  1.  悪天候! 寒さ!

     そして、過密なスケジュール!

     いやー、本当に大変ですね。

     しかし、その考古学者の方のタフなこと!

     青木さんののんびりしたいというお気持ち、よく分かります。

     大変な旅をしてこられたのですね。

     本当にお身体を大切に。

     有難うございました。

  2. 読んでるだけで寒くなってきます 笑。私も寒いとき(と暑いとき)は特に家でまったりしたい派なので、お気持ちすご〜く分かります。遺跡というと、通っていた中学の目の前にあった森のことを思い出します。青木さんはそれよりもはるかに偏狭地に行ってらしたんでしょうね。。お風邪を召されなくって良かったです。

  3. 鹿毛さま

    コメントをありがとうございます。

    そうなんです。悪天候だけでもかなりすごいことになっていたのに、それでもめげずにほぼ予定通りのプランをこなしたKちゃんは、やはり女インディ・ジョーンズ、天才肌の考古学者ですね。

    何しろ、トイレにもほとんど行きませんし・・・笑+汗。

    超人的です!

    ひたすら脱帽です・・・。

  4. くまお さま

    あたたかいコメントをありがとうございます!

    そうなんです~~。寒かったですよ・・・。

    それに、夜は走行が怖かったですし・・・汗。
    Kちゃんは、全然怖くなかったそうですが・・・すごい!!

    あれくらいじゃないと、サバイバルな考古学者にはなれないですね。

    ある意味、あっぱれです。

    私は、あまりにハードで途中で死ぬかと思いましたが・・笑。

    でも、ベルリンの近くにあんな遺跡があるだなんて、ちょっと信じられないですね。

    最後には、本当に厳しかったけれども行って良かったと思いました。

    寒い時じゃなくて、やっぱりあたたかい季節に行きたかったですけれどもね・・あは。

    ・・・

    ではでは!

    ベルリンは、Kちゃんが日本に帰国したら突然暖かくなりました!笑

    これから春ですね!

    楽しみたいです~~♪