2004-08-11

南仏編 4

水曜日。今日はちょこっと遠出の日。車でおよそ1時間のサントロペへ行きました。といっても日中はすごく暑かったので、ブランチの後のんびりしてからプールで泳ぎ、海に行き、シャワーを浴びてから4時頃に出発。5時ちょっと過ぎにサントロペに到着。ここは、南仏でもこじゃれた都会のムードが溢れる街で、派手な装いのお嬢さん方が目立ちます。シックな店も沢山あり、ウィンドーショッピングをするにはもってこい。
私達はいろいろなところをぶらつき、カフェでペリエを飲み、レストランでサーディンとトマトのオーブン焼きを食べ、夜、帰宅途中で見つけたルナパークで子供達を遊ばせることにしました。大きな移動遊園地です。おおはしゃぎのヴィンツェントと我が息子。ルナパークを出たのは夜中の12時半、ベッドに入ったのは1時半くらいでした。
なんだか、のんびりしているようでてんこ盛りのスケジュール?
まぁでも、子供も大人も楽しいのですから、それが一番でしょう。こんなふうに、子供と一緒にバカンスをすることも、どんどん機会がなくなってくるのでしょう。大きくなれば、親などとは一緒に行動したくない、と言うに違いありません。

実際、アンゲリカの長女Mは、18歳になったので、BFとデートする方がずっと楽しいとのことで、今回は南仏には来ていません。なので、アンゲリカの旦那様も留守番。
でも、南仏で4人で行動できるのは楽です。食事のこともさほど面倒ではないし、車も乗用車1台でオーケーです。
アンゲリカはもともと肉を食べない人なので、私の今の療法を自然にできますし、子供達には肉を出すにしても、軽めのものをセレクトして、胃に負担をかけないように二人で注意することができます。ハーブに詳しいので、レモン水の中に入れるハーブを、その日の体調で変えて楽しんでいますし、今のところ、とてもいい感じです。
パンが黒パンじゃないので、それはちょっと気になるところですが、美味しいし他で調整しているので、考えないようにしました。今の状況を受け入れて、そして楽しむ。アンゲリカに話したら、
「そうよ淑子。ケーキだって食べていいのよ。つまりね。もちろんベルリンに戻ったらちゃんとできるだけ甲田メソッドを実践して病気が治ったらいいって心から思うけれども、人生には彩りって大切でしょ。それがあるのとないのとでは、人生の楽しみ方が違ってくると思うわ。もちろん健康が第一よ。でも、もう少しよくなったら、少しでいいからの彩りを加えて欲しいわ。そしてね、今までの淑子の生き方は、あまりにハードだったから、食事より疲労を瞬時に取り除く糖分を摂取することで仕事も家事もしていたのだと思うけれど、甘い物っていうのは、本来はエネルギーをすぐに体に吸収するためのものではなく、楽しむためのものだと思うのね。人生の、プラスアルファーよ。だから、淑子もちゃんとヘルシーで良い物を食べた後、ちょこっと楽しみで甘い物を口にするのは、悪いことじゃないと思うわ。特に、こうしてバカンスを過ごす場合はね。もちろん私達は仕事もしているけれども、まぁここでは休暇の比重が大きいでしょ。子供も連れて来ているしね。だから、リラックスして、良い物を少し口にして、そして彩りを添える形で、楽しみとしてデザートをちょっぴりいただく。そういうのでも大丈夫なのじゃない?」
と言ってくれました。
そうですね、旅でいろいろ考えても意味がありません。旅で大切なのは、リラックスや新しい発見や、その特別な時間を楽しむことです。せっかく来た南仏。やはり心を解放して楽しみたいと思います。
今のところ、順調です!!