2007-08-06
プチ・バカンス気分?
日曜日は素晴らしいお天気でした!
最高の快晴。
歩いていると汗ばむほどでしたが、風がさわやかだったし心地よかったです。
ブログにも書きましたように、ぺトラのお誕生日のプレゼントとして、ベルリンの隣にあるポツダム市(ポツダム宣言で有名ですね)に行きました。
最近はずっとご無沙汰だったポツダム市ですが、以前は取材でもプライベートでも何度も訪れた街です。
息子が小さかった頃、お天気の良い日にポツダム市まででかけて、サンスーシー宮殿のあるサンスーシー公園などを散歩したものです。
18世紀の中頃に、フリードリッヒ2世が着工を命じた公園で、なんと290ヘクタールの広さを誇る大庭園。
ポツダム市はさほど大きくないですが、その他いろいろと見所があるので、足を運べばいつも1日がかりでした。
でも、今回は違います。
ぺトラの友人の某アラブ紳士が、どうしても急な翻訳仕事を終らせなければならなくなって、結局ぺトラと私の二人だけで車ではなくバスを乗り継いで、ベルリンに近いポツダム市郊外にある湖畔のレストランに行くことになりました。
先ずは午後3時に、ぺトラと急行電車駅「ヴァンゼー」で待ち合わせ。
私の住む地域はポツダム市寄りのベルリン郊外ですので、我が家からヴァンゼーまではバスで20分しかかかりません。
なので、2時40分までは家にいていろいろ用事を済ませ、ゆっくりと出発しました。
ぺトラは、ベルリンの街中から30分以上かけて自転車でやって来ました。
暑かったので、汗だくになって到着したぺトラ。
「ハロー、ヨシコ。今日は二人だけになってしまって、車もなくてごめんね。」
「ううん、いいのよ別に。こういうことでもないと、遠くないのになかなかポツダム市まで行こうって気にならないしね。
それに、今日は午後からゆっくりの出発でしょ。湖を見て、そしてぺトラオススメの湖畔レストランで軽く食事したら、もう帰るんですもの。ゆったりとした、贅沢で優雅な午後を過ごしましょうね。」
・・・
ヴァンゼーから別のバスに乗り、私たちはグリニッケ橋を渡り終えてからすぐにバスを降りて、目的の湖まで歩きました。
水はさほどきれいとは言いがたかったのですが、沢山のベルリナーが泳いでいました。
湖畔には多くの豪邸や別荘が立ち並び、セレブエリアといえますけれども、もちろん私たちのような一般人も大勢やって来ていて、それぞれに楽しんでいました。
「芝生に座る? それともベンチか石の上か堤防か・・・」と私が言うと、
「今年は芝生にマダニが例年よりかなりいるって聞いたから、直接座るのはやめた方がいいみたいよ。
マダニに刺されると悪い時は脳を冒されて恐ろしいし、やっぱりベンチにしましょうよ。
あと、蚊に刺されないように、BIOの虫除けスプレーを持ってきたら、ヨシコも使ってね。」
用意のいい仕切りやさんのぺトラです・笑。
・・・
しばらく美しい湖をながめながら会話を楽しみ、その後ゆっくり歩いて湖畔のレストランへ。
そこは、アートとレストランのコラボを追求する邸宅で、外のテーブルは本当に素敵でした!
食事は二人とも少食を実践していますので、野菜中心でさほどいただきませんでしたが、ぺトラは出てきたパンにバターをたっぷり塗ってよく食べていました。(私はバターは全く食べず、パンもほんの少しだけにしました。)
それでも残ったパンを、ぺトラは紙に包んでバッグにしまいました。
「食事が終ったら、ヴァンゼーまで戻るでしょ。ヴァンゼー湖には白鳥やかもめ、かも、すずめや鳩もいるから、残りのパンをえさにしてあげましょうよね!」と嬉しそうなぺトラ。
前にも書きましたが、ぺトラは人間の子供は嫌いですが、動物は溺愛するタイプなのです。
犬、ネコ、トリやケイビー、馬、牛、ロバや豚など、もうちょっとでも目が合えばずっとそばにいてなでなでしています:笑。
・・・
湖畔のレストランは、ベルリンのセントラルにもない、緑に囲まれた静かで優雅で美しく上品な場所でした。
湖を見ながら食事をしましたが、たまには音楽会も開かれるとのこと。
湖近くの芝生には、いくつもの彫刻置かれていました。
まるで、避暑地にバカンスに行ったような錯覚に陥るほど、街中の雰囲気とは全く違う趣でした。
・・・
帰り道、ヴァンゼー湖に寄り、パンをちぎって白鳥の赤ちゃんやかも達にえさをあげました。
「何だか今日は、プチ・バカンス気分だったね。」と言ったら、
「うん、すごく楽しかった! 来てくれてありがと、ヨシコ! 気に入ってくれて嬉しいわ。
たまにはこういうバカンス気分も楽しみましょうよ! 今年はもう一度くらいはこんな感じのことをしようよね♪。
とぺトラ。
先のことはどうなるかわかりませんが、私が心から願えば、きっと叶うはずです!
なので、とにかく毎日精進し、仕事にも誠実に向かい合って、元気にいろんなことを進めようと思います!
あと一回でもいいので、またプチ・バカンス気分を味わいたいなぁと思いました!
(食事はしなくてもいいので!笑)
はじめまして。いつも楽しく読ませて頂いています。
お天気の良い日曜日、くつろがれたようで何よりです。やっと夏らしい気温になりましたものね。私はポツダム郊外の湖畔に住んでいます。ですから、この記事を「あの辺りかしら?それともあそこかな?」と思いながら読みました。
毎日が休暇?というようなのんびりとした毎日を送っていて、自分ではポツダム郊外の生活がとても気に入っているのですが、たまにコンサートなどでベルリンへ出かけると、ベルリンには文化があっていいなあと逆に感動するんですよ。
どうぞお体を大事になさって、これからもご活躍ください。
ビアンカさま
コメントをありがとうございます!
そうですか、ポツダム市郊外の湖畔にお住まいなのですね! 素敵ですね~~。
私が行ったのは、Villa Kellermann という邸宅レストランです。
8月19日には、イタリアの夕べというオペラ音楽会もあるようですよ。何だかロマンチックです~~♪♪
毎日が休暇? ロングバケーション♪♪ それも素敵ですね!
ベルリンとポツダム市は違う魅力を持っていますから、隣同士で仲良く文化交流できているという気がします。
時間ができたら、ゆっくりとポツダム市に行きたいなぁと思います!
ビアンカさん、お便りをありがとうございました! またブログに遊びにいらしてくださいね♪
お身体にはくれぐれも気をつけてお過ごしください。