2007-08-01
サルス社と・・
月曜日のお話をさせていただきます。
バイエルン・ブルックミュール。牧歌的な風景が広がる、それはそれはのどかで空気の美しい村です。
そこに、サルス本社があります。
サルス社の輸出部・部長とアンゲリカと私とで、打ち合わせをいたしました。
なんと、サルス社の出勤時間は8時!!! (@.@)
とても早いのです。
でも、その代わり終了するのも早く、社員は5時に帰ります。
よっぽどのことがない限り、残業はありません。
かなり健康的な会社なのです。
私は、前日の夜が長いディナーだったために、少食はできたし体調は悪くなかったものの、ドイツ人の強烈なエネルギーに圧倒されて、かなり脳が疲れていました。
私はヨーロッパで暮らしてはいますが、かなりのジャパニーズでして(汗)、丸一日ずっとドイツ語を話していると、もう頭が朦朧としてしまうのです。
一人の時間が必要ですし、ドイツ語を離れて日本語の本を読んだり、別の世界に自分を置くことがすごく大事なのです。
アンゲリカの家に戻ってからも、彼女とずっと話をしていましたし、なかなか部屋に行くことができず、結局睡眠時間が短くなってしまいました。
でも、前のようにストレスをためないように気をつけています。
こういうことの全てをストレスと思ってしまったら、体は確実に悪くなりますね。
マイナスやネガティブには思わず、できるだけ良いふうに思うこと。
これは、病気になってストレスを回避する方法として、かなり身についたメソッドだと思います。
とても必要なことだと感じます。
私にとって、新しい出会いや新鮮な話し合いは学びであり、得ることが沢山あります。
あまりに長いと疲れてしまうけれども、経験したことのない雰囲気を楽しむようにしたいと思います。
・・・
それで、部長と打ち合わせ。約束の時間は朝の8時半!!
でも、早くても大丈夫。
というのも、アンゲリカの家はサルス社の隣にありますので・笑。
車で1分、歩いても3分の距離です。
2時間以上集中して話し、終ったらもうランチの時間になりました。
月曜日は、カナダからアンゲリカの弟、Tのファミリーがやって来ました。
週末までTたちは実家で過ごし、その後両親(つまりサルス社の社長夫妻)と一緒に南仏にバカンスに行くそうです。
アンゲリカも総勢22名(!!!!)で、南アフリカへ2週間のバカンスだそう。
なんだかみなさん・・ゴージャス~~~~!
「ヨシコはどこかに行くの?」とアンゲリカ。
・・・汗
い、行かれないですよ・・・
まだ起業して1年経っていないし、代表としてすることは山のようにありますし・・・。
勤勉な日本人だからなのかもしれませんが・・・でも、ストレスを貯めずに気持ちよく進めるためにも、息子としばらく離れて一人でベルリンにいるのも良いなぁと思ったのです。なので、バカンスに行かれないのを悔やんではいません。
にわか独身生活も、角度を変えてみればいわば「ちょっとしたバカンス」みたいなものですし!笑
それに、生菜食Bをしっかりとする良い機会でもあります! ←これがかなり良いことかもしれませんね。
甲田先生は、生Bなどをしている時は、できるだけ旅行などには行かない方がいい、とおっしゃっていました。
確かに、旅をして外食が続けば、生Bなどできるはずはありません。
・・・
さて、また話を戻しまして・・・・みんなでランチをしたのですけれども、このランチが完全ベジタリアン食でした!
アンゲリカのパパ、つまり社長夫妻のお住まいでの食事だったのですが、きゅうりのコールドスープ、季節の野菜たくさん、黒パン、ゆでたじゃがいもとソース、いろんな刻んだ野菜を全粒粉に混ぜて焼いた、小さなお好み焼きのようなミニおやきなど・・・。それを、みんなビュッフェにしてそれぞれ好きなだけいただくというスタイル。
普段の社長夫妻は、肉も魚もOKだそうですが、たまにこういう日もあるとか。もちろん全てBIOです。
実は、アンゲリカの弟Tは、完全なベジタリアンなのです。魚も口にしません。
そして、奥さんも子供たちも、みんなベジタリアン! 奥さんのお母様も一緒だったのですが、やはりベジタリアン!
徹底しています。
よく見ると、みんなあまり沢山は食べていません。
でも、さらにみんなを観察していると、誰もガリガリには痩せていないのです。
甲田カーブをみんなクリアしているってことでしょうか?
普通にふっくらしているというか?
そして、全員肌がすごくきれいで瑞々しいのです。
う~~ん・・・・すごい!
私は、妙に感動しました。
そんな私は、その時何を口にしたのかといいますと・・・
スープはパスして、生のサラダを塩でいただきました。
じゃがいもなどもパス。パンも食べず、野菜とちょこっとだけおやきを食べました。
飲み物は水だけ。
とても少食がうまくいったのですが・・・
ランチが終って場所をリビングに移し、ティタイムになりました。
すると、みんなカナダから到着したばかりだったので、時差で疲れてしまい、それぞれの部屋に戻ったので、社長夫妻とT、アンゲリカと私だけになりました。
う~~
ここは、やっぱり私もおいとました方がいいかも・・・Tはものすごく久しぶりに実家に戻って来ましたし、家族水入らずで話したいこともあるでしょう。アンゲリカの家は、社長夫妻の家の目の前にあるので、中座しても失礼ではないし誰にもご迷惑をかけないし・・・。
「あの、では私も失礼させていただきますね。」と言ったら、
アンゲリカがすかさず
「ヨシコ! 何言っているのよ、あなたはここにいないとダメでしょ。
いろいろ仕事のこともあるし、丁度良いメンバーが残ったのだから、話しましょうよ。
我が家は、ティタイムこそが良いディスカッションできるひとときなの。だから問題ないから。」と言うのです。
アンゲリカのママも、私の袖を引っ張って、
「そうよそうよ!ここにいなさいね! 邪魔だなんて思っていないんだからね!」と優しくおっしゃるのでした。
あ、ありがとうございます~~涙。
でも・・・それは素晴らしかったのですが・・・・軟弱な私は、アンゲリカのママが作ってくださったBIOのケーキを断ることができませんでした・・・・・大汗。
BIOレモンジュースがしっかりとしみた、本当に美味しいBIOケーキでした!
一切れ・・・・です・・う!
ダメ・・でしょうか・・・ね?
まぁそれでも、かなりの少食をキープいたしました。
・・・
その後、カタログ用の写真をアンゲリカと庭で撮り(写真家で陶芸家のアンゲリカのダーリン、ヴィリーに撮ってもらいました。ステロイドの副作用で、まだまだ顔が腫れていて、本来の自分の顔には戻っていませんが、まぁ仕方がないですね・・・汗)、打ち合わせをしたら、もうディナーの時間~~!
あ~~!
でも、このディナーもトーマスファミリーと一緒にしたので、完全ベジタリアン食でビュッフェでした。
なので、サラダを少しと、アンゲリカが作ったブロッコリーのキッシュ(でもチーズなし)を一切れいただき、終了。
とてもうまく少食ができたと思います!
その後、くつろいだみなさんは、ものすごく立派なアコーディオンとハーモニカ(6つくっついているタイプ。初めて見ましたが・・すごいです)を出して来て、演奏会をくり広げました!
そう、日曜日はアンゲリカのママのお誕生日だったのです!
なので、ちょっと遅れた「ハッピーバースディ」を、Tがそれはそれは上手にアコーディオンで演奏しました。
「え~~!!!
なんでこんなに上手なの? すごすぎる・・・一体どういうことなのかしらん???」と私がびっくりしていたら、
「そうよ、Tはものすごく上手なんだから。それに、パパも上手なのよ。」とアンゲリカ。
汗・・・
大会社の社長が、童心に戻ってウキウキと楽しそうにハーモニカを吹き、Tがアコーディオンを弾き・・・。
もちろんバイエルン地方というのは、ドイツの中でもかなり伝統文化を重んじていますので、曲は全てバイエルンのチロルっぽいものばかり!
でも・・・
Tはあまりに上手すぎませんか????
あっけにとられて見ていたら・・・
Tの娘も弾きはじめました。
あ!!!
この時やっと気づいたのです!
そのアコーディオンは、コンピュータ内臓の自動モノで、ひだの部分に空気を送り込むだけで、誰もが素晴らしく上手に弾くことができるのでした。
アンゲリカ達に、すっかりだまされました!
みんな大笑い。
でも、その後本物のアコーディオンが出てきて、Tもパパさんも、とっても上手に弾いていました。
アンゲリカのお父様は、80歳を超えているだなんてとても思えないほどかくしゃくとしていらして、本当にかっこいいのです!
「サルス社のハーブを毎日摂取しているからだよ!」とおっしゃいます・笑。(いえ、実際毎回食卓に出てきますし、本当のことなのです)
家族みんなが、それはそれは幸せいっぱいで、宴の部屋は楽しくあたたかい空気で満たされました。
・・・
この夜もずっと長く続きましたので、私はさすがに脳が疲れてしまい、10時40分頃においとましました。
先にひとりで戻ってパジャマに着替えて洗顔を終え、寝る用意をしていたら・・・
トントン!
アンゲリカが戻って来て、私の部屋をノックしました。
そしてどうなったかと言いますと・・・
結局1時半くらいまでずっとおしゃべりをしたのでした・・・・大汗。
何だか・・・
アンゲリカの家に行くと、とてつもなく1日がてんこもりのプログラムになってしまいます。
頭を少しでも休ませないと機能しない私ですので、最後はぼ~~っとなって体全体がパンパンになってしまいました・笑。
でも、アンゲリカのゲストにフレンドリーでパワフルなところが、彼女のチャームでもあるのですけれどもね♪
・・・
ということで、月曜日もたくさんのことをいたしました!