ポット出版

昨日は、むちゃとは思いつつも、ハンブルクに日帰り出張をしてきました。来週にしたかったのですが、来週はライプツィヒに行くのでアポが重なってしまい、どうしても昨日の金曜日にクリアしなければならなかったのです。無理とは感じていたものの、ほんのちょっとデザイナーとお話するだけだし、きっと大丈夫！と自分を奮い立たせ、行って参りました。

時間にすれば、電車に乗ってしまえばベルリンからハンブルクまではおよそ１時間半。それほど遠いわけではありません。ベルリン中央駅まで我が家からは約４０分ですから、厳しいというほどではないとは思っていたのですが・・・。ハンブルクに到着したら、雨でとても寒いし体調は悪くなるしで、いやはやかなりきつい状態に陥ってしまいました。もちろん食欲も全くありません。ベルリンに到着した木曜日は、飛行機の中でもベジタリアン食をしっかりといただいてしまったし、帰宅してから息子がどうしてもピザを食べたいと言うので、宅配ピザを頼んだのですが、魚介類だったのでほんのちょっと口にしてしまいました。これがよくなかったようです・・・。私の弱った胃にダメージが相当あったようで、その後かなり体調が悪くなっていました。

タクシーで１５分のデザイナー宅へ行き、いろいろお話をしてから再びタクシーでハンブルクの中央駅に戻りました。元気だったら、ハンブルクの素敵な美術館なども行きたかったのですが、とてもそんなエネルギーはなく、とにかく早めの電車に乗ってしまおうと思いました。

チケットはすでに購入していましたが、座席予約はしていなかったので、並んで購入。これがとても大変で！　行きもかなりの混雑で、予約していて本当に良かったと思いましたが、帰りはなかなかうまく取れず、結局５時７分の電車で、しかも喫煙席をなんとかゲット・・・。喫煙席・・・う～～ん、でも、席がないよりは良いでしょう。疲れた体にはかなり厳しいとは思いつつも、早く家に帰って寝た方が良さそうなので、その予約でよしとしました。

駅で待つことおよそ２時間・・・。カフェに入っても空気が悪く、ではホームのベンチに座ると寒くてつらいしで、どうしたらいいのやら・・だんだんおかしくなってきました。

やっと電車が到着し、予約席に座ろうとしたのですが、もう満員でなかなか到達できません。どんどん気分が悪くなってきて、なにやら気持ち悪い雰囲気・・・そうです・・・吐き気をもよおしてきたのです！

絶体絶命のピンチ！！！　く・苦しい・・・最悪の気分～～。一体どうしたらいいのか・・・。その場に倒れたいような気持ちでしたが、そんなわけにもいかず・・・それよりも、もしもこの場所でもどしてしまったらどうなるのか・・・。

むしろ恐怖を感じてしまいました。

まずい！　もうかなりきている！　ダメだ～！！！！！　という時に、目の前にトイレが！！！

慌てて入りました。ラッキーにも空いていたのです。本当に神様に感謝いたしました！！汗

汚い話で申し訳ありませんが、入ったとたんに便器の中に吐いてしまいました。いやもう、危機一髪でした。
かなり疲れていたようです。当たり前ですね、トランジットがパリで６時間半もあるような便でベルリンに戻り、その翌日にハンブルク出張だなんて・・・無謀です。反省しました。

吐いてしまったら、かなり気持ちが楽になり、席についてほっとすることができました。まわりは喫煙者ばかりで、タバコくさい状態ではありましたが、何とか我慢できました。とにかく寝てしまおうと思いました。

ベルリン中央駅に到着し、タクシー乗り場に直行。もう電車では無理なので、とにかくタクシーで帰宅しようと決めていました。これ以上の無理は禁物です。ところが・・・２０年以上前に行った北京を思い出してしまいましたが、ドイツ人が全くちゃんと並んでいないのです！！なので、後から来た人の方が先に乗ってしまったりなど、ひどい状態。

でも、私は体力がなくなっているし、エネルギーが弱まっているので、何も言えず・・・ぼけ～っと待っていましたら、隣に優しいベルリナーの４０代くらいの女性が立っていて、「あなたの方が早いわよね、次に来るタクシーに乗りなさいね。」と言ってくれました。やって来たタクシーをしっかり止めてくれたその女性、「早く早く！　さっさと乗って！」と母親のように世話をしてくれました。ありがたいことです・・・。私は相当ぼんやりしたお馬鹿さんに見えたことでしょう・・・汗。

ということで、無事に帰宅できました。息子はカールの家に泊まりですし、何もする必要がなかったので、私は洗顔をしてすぐに横になりました。至福～～！！

おかげさまで、本日土曜日は随分体調も良く、すっきりとしています。朝飲んだルイボスティがとても美味しく感じられ、ほっとしました。まだこちらは朝の９時半です。もうすこしゆっくりとして、それからマーケットに買い物に行こうと思います。あるいは、息子が戻って来たら一緒に行くのもいいなぁ、と密かに考えています。たまにはお手伝いをさせないとですね！

この週末は、とにかくひたすら寝ていようと思います！　食事は、無理していただかずに、食べたくなっても玄米粥にします。