2008-09-25

不忍池

本郷の弥生美術館に『乙女のイコン展』を観にいく。
少女雑誌の表紙や挿絵に使われた少女画がズラりと展示されている。
絵に描かれた少女の、しなりとした感じに妙に惹かれる。この感覚、そそられる、とはちょっと違う。

併設された竹久夢二美術館の方は、『子どもの世界展』。
少年もちゃんといる。
展示の最後では、夢二の生涯に併せて、子どもニュースを年譜式に紹介していて、これが面白かった。
「昭和6年・1931年 東京の省線(いまの山手線)の各駅にお菓子の自動販売機が設置される」
とか、
「昭和5年・1930年 10月、夜の銀座に少年少女の流しの演歌師が急増」
とか。
へー。少女の流しの演歌師?気になるな。しかも「10月」ってあえてくくっているのが面白い。

美術館を出て、上野公園まで行ってみる。
ボートに乗っているカップルが結構いた。
将棋盤を出して、将棋に興じるオッサンたちと、それを取り巻くオッサンたち。
外人さんの観光客。酒盛りをしているオバチャン。
たらたらと、不忍池をぐるりと回った。