2011-10-14

再考・『三塚博総理大臣待望論』

ワタシが「幸福の科学」の書籍に接したのは、94年夏、ニューヨーク州のいまはなき(?)旭屋書店であった。幸福の科学コーナーが設置されていて、立ち読みをした。当時は「仏法真理」を「神理」と読んでいる時代で、「間違いだらけの」『真説・八正道』も売られていた。そして、月刊『リバティ』が創刊されると、毎月、購入した。エンターテイメント誌として面白く覚えた。

紀伊國屋書店本店で、幸福の科学コーナーで立ち読みしていると、信者に声をかけられる時代であった。その時は創価学会と幸福の科学が激突している時期であり、会員のオバサンは
「あんなことして来世がたいへんなことになるわ」
といってた。そして、東京ドームで毎年巨大講演会が催された。

『STOP!ヘアヌード』キャンペーンやオウム真理教・批判など、社会的意義のある活動をしてた。この頃に会員1100万人宣言をしたのだった。

大蔵相のマリオネットでしかない『三塚博』の『総理大臣待望論』を唱え、同タイトル書籍を衆参議員会館の全議員に送付したのだった。三塚のあくどさには、浜田幸一が『日本にダメにした9人の政治家』で、鋭く指弾し、批判している。

三塚博首相が実現していれば、『史上最低の首相タイ』記録を更新し、いまもその記録は破られなかっただろう。

幸福の科学は自民党・自由党・公明党の連立政権が成立すると、ずいぶん大人しくなり、仏教集団と云うよりは、「光明思想」「常勝思考」に基づく自己啓発セミナーに近い宗教と化した。そして、2009年、幸福実現党を結成してから、また、戦闘的で、本を大量出版する、名を聞けば一般人の眉間に皺が寄るような、集団に戻った。