2006-05-20

売買春の話

フランスにおいて売買春をめぐる議論はひじょうに分かりやすい対立軸ができている。「自分たちは被害者でも犯罪者でもない」「フェミニズムの権利は売春婦を無視してきた」と主張するセックス・ワーカーと「売買春はいかーん」と主張する公序良俗派が存在する。「自分たちは被害者ではない」という意見に「あなたがたは搾取されている被害者なのです」という意見は正論なのかそれとも偽善に満ちたお節介なのか誰の目にも明かだろう。