2005-09-26
ゲイ雑誌からのインタビュー依頼
フランスのあるゲイ雑誌から、インタビュー依頼が来たのは、先月のこと。わたしがフランス語にて情報発信しているのを見つけ、依頼したのだとか。執筆しなければならない仕事があったので返答していなかったのだが、それがほぼ終わったのでメールをもう一度読んでみた。いくつかの質問がある。日本のゲイ・パレード史や尾辻かな子さんのカミング・アウトについての意見を、求められている。近日中にすべて回答しようと思うが、まあなかなか難儀な仕事ではある。
東郷健さんに関する情報をフランス語にしなければと思いつつ、その作業は進んでいない。3年前に氏の半生を追った『常識を越えて オカマの道、七〇年』(ポット出版)の作成に携わり、私自身、本の約半分近くを担当・執筆したのだから、おそらく日本でも『東郷健』を総合的に知っている一人ではあろう。
今回のインタビューでも、東郷健さんのことを触れようと思っている。
取材を通して彼の破天荒な部分にも触れたし、少なからぬ人々が彼のもとを去っていた理由が分かりはした。しかしながら、新しい歴史教科書をつくるLGBTの会がもし『世界ゲイ史』『日本ゲイ史』の教科書を将来、作成することがあるならば、氏の足跡に頁の多くを割くことになろう。氏は世界ゲイ史に留められるべき偉大な活動家だとワタシは思う。